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少女マンガジェンダー表象論 の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2012/08/03

少女マンガにおける「男装の少女」をテーマとした作品からジェンダー論を展開する一冊。 面白かった。 子どもの頃から男装の少女ものは好きだったので、非常に興味深く読めた。 でも自分が男装の少女もので何が好きって、普段は男勝りにバリバリやってる主人公が、好きな人の前ではメロメロに可愛こ...

少女マンガにおける「男装の少女」をテーマとした作品からジェンダー論を展開する一冊。 面白かった。 子どもの頃から男装の少女ものは好きだったので、非常に興味深く読めた。 でも自分が男装の少女もので何が好きって、普段は男勝りにバリバリやってる主人公が、好きな人の前ではメロメロに可愛こちゃんになる、という展開なので、著者の見解からすると旧時代的な感性なのだと思う。 (コバルト文庫の漫画家マリナシリーズの薫とかが超好きだった!) 主軸は「リボンの騎士」と「ベルサイユのばら」だけど、傍流としてわたしの大好きな「不思議の国の千一夜」が取り上げられていたのが嬉しかった。 (評価は微妙だったけど・・・) 不思議の国の千一夜は、ジェンダー云々より、娯楽大作だと思う。 久々に読みたくなってしまった。

Posted byブクログ

2011/01/20

男装の人物が出てくる少女マンガのジェンダー論。なるほどなと頷かされたのは、男装の人物でも、顔の造形に男性としてのコードを持っていないと男性としての内面を表せられないと。それは漫画ならではですね。久しぶりにベルバラ読みたくなっちゃったな。

Posted byブクログ

2009/10/04

オスカルにヴァレンチーノ(ヴェネチア元首)といった、自分にとって懐かしい人たちのところだけ熱心に読みました。

Posted byブクログ

2009/10/04

いっきに読めたのは、単に扱われている漫画が「知ってるもの」が多かったから…かもしれない(^^;)。とりあえずメインは『リボンの騎士』と『ベルばら』。こどものときリボンの騎士は、単行本化されていてその気になれば読めたのだが、あまり好きではなかった。今回その理由がとてもよくわかった。...

いっきに読めたのは、単に扱われている漫画が「知ってるもの」が多かったから…かもしれない(^^;)。とりあえずメインは『リボンの騎士』と『ベルばら』。こどものときリボンの騎士は、単行本化されていてその気になれば読めたのだが、あまり好きではなかった。今回その理由がとてもよくわかった。ベルばらは、自分がそれで育ったので、こいつが少女マンガの「市場」でどれだけ革命的だったかには気づいていなかった。連載当時のアオリ(欄外に編集者がつけるキャッチコピー)や読者欄も分析されている。自分がもうすでに生きていた時期に、今で言うジェンダー概念がこんなにもかけ離れていたんだね、と思う。作者も読者も、そのほかの社会全般も、たくさん闘ってきたんだね、と強く思った。ちなみにこの本は博士論文だそうだ。学生はこのくらいのものを書いて一人前なのか。

Posted byブクログ