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あかね色の風/ラブ・レター の商品レビュー

3.6

42件のお客様レビュー

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2022/07/01

『あかね色の風』と『ラブ・レター』の二作品が収録された青春小説。小学校高学年の女の子たちが主人公。恋や友情、複雑な想いに揺れ動く少女たちが描かれている。少女たちを通して、自分の小学校時代を思い出し、懐かしくなった。

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2021/05/15

あさのあつこさんの初期の2作品が収められた文庫です。 「あかね色の風」は小学6年生の少女二人の短い出会いから別れまでのお話です。主人公の遠子のクラスに千絵という転校生がやってきます。そもそも田舎で1学年1クラスしかありません。古い靴屋を営むおばあさんの家に身を寄せ、化石が好きで、...

あさのあつこさんの初期の2作品が収められた文庫です。 「あかね色の風」は小学6年生の少女二人の短い出会いから別れまでのお話です。主人公の遠子のクラスに千絵という転校生がやってきます。そもそも田舎で1学年1クラスしかありません。古い靴屋を営むおばあさんの家に身を寄せ、化石が好きで、複雑な家庭環境も屈託に話す千絵に、遠子は不思議な魅力を感じます。 「ラブ・レター」は、主人公で小学5年生の愛美が、気になる隣の席の男子に、自分の純粋で真っ直ぐな想いを綴り、手紙を出そうとするお話です。 どちらの作品も少女たちの懐かしくも真っ直ぐな友情や恋心が、何か独特の想いとして心に響きます。

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2019/11/23

 小学生の少女の心の揺れをテーマとした2作品を収録。どちらも明るい作品で、テンポよく読み進めることができる。読んでいるとなんとなく「こうだったよな」と懐かしい気分になる。  どちらも高学年の少女を主人公にしているが、なぜか「ラブレター」は幼く見えてしまう。「あかね色の風」の主人公...

 小学生の少女の心の揺れをテーマとした2作品を収録。どちらも明るい作品で、テンポよく読み進めることができる。読んでいるとなんとなく「こうだったよな」と懐かしい気分になる。  どちらも高学年の少女を主人公にしているが、なぜか「ラブレター」は幼く見えてしまう。「あかね色の風」の主人公のほうがしっかりした感じがするからかもしれない。

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2019/10/20

2019/10/20 児童文学作家として有名なあさのあつこさんの作品をはじめて読んでみました。バッテリーがすごく有名だったので、青春系の男の子の描写を書くのが上手いのかなーという印象でしたが、この本の主人公は両方とも女の子です。 あかね色の風の方は、主人公の遠子の近くに千絵が引っ...

2019/10/20 児童文学作家として有名なあさのあつこさんの作品をはじめて読んでみました。バッテリーがすごく有名だったので、青春系の男の子の描写を書くのが上手いのかなーという印象でしたが、この本の主人公は両方とも女の子です。 あかね色の風の方は、主人公の遠子の近くに千絵が引っ越してきて、二人の仲が徐々に縮まっていく…ような縮まっていかないような…みたいな話です。千絵がお父さんの影響で化石が好きなので新種の化石が出た場所に二人で行こうと山越えしていくのですが…。どこか冷めたような感じの遠子も別にそんなつもりはないと言う絶妙な表現が面白いです。 ラブレターの方は、文字通り、小学五年生の愛美が同じクラスの好きな男の子にラブレターを書く話。ラブレターを書くために校則違反しちゃうところとか、愛美の姉もなんだか少しアウトロー的な雰囲気がありますが、親は真面目だったりと色々と主人公が際立つ周りの人々になっております。 とても読みやすい話でした。

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2016/11/21

バッテリーも読みましたが、なぜこんなにも少年少女たちの心情を描ききれるのか。。。と、思ってしまいます。 心の描写一つ一つが、あの頃であり、なぜかみんな心に持っているあの頃の情景がフワッと浮かび上がるようなそんな一コマたちがちりばめられており、知らず識らずに自分の少女時代がダブっ...

バッテリーも読みましたが、なぜこんなにも少年少女たちの心情を描ききれるのか。。。と、思ってしまいます。 心の描写一つ一つが、あの頃であり、なぜかみんな心に持っているあの頃の情景がフワッと浮かび上がるようなそんな一コマたちがちりばめられており、知らず識らずに自分の少女時代がダブってくる。 あさのあつこのそんな筆力と、描く力に不思議な気がします。 いつの間にか忘れてしまっていたような、子供心が蘇る。そんな一冊です。 恋とも言えない恋の行方。別れとも言えないような友達との別れ。 どうしてこうもうまく描ききれるものか。と、思う私でした。

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2016/08/24

高一の時の夏休みにこの本で感想文を書きました。 今の私しか書けない手紙をたくさん綴っていきたい、というような作文を書いたことを覚えています。校内の選考で佳作に選ばれて嬉しかったですを

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2016/08/24

「ラブ・レター」に出てくる みんなが人間らしくて、 まっすぐな人が多くて あったかい気持ちになった。 愛美のお姉ちゃんも潔くてすき。

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2016/04/17

今回は少女が主人公の物語二篇。あかね色の風では思春期の中学生を主人公に友達と自分との関わり合い方など心情を中心に描かれている。ラブレターでは小学生の少女が主人公で気になり始めた男の子にラブレターを頑張って書いてみるといようなストーリー。どちらも、私たちが一度は体験したことのあるよ...

今回は少女が主人公の物語二篇。あかね色の風では思春期の中学生を主人公に友達と自分との関わり合い方など心情を中心に描かれている。ラブレターでは小学生の少女が主人公で気になり始めた男の子にラブレターを頑張って書いてみるといようなストーリー。どちらも、私たちが一度は体験したことのあるような切なく甘酸っぱい物語。

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2014/06/03

小学6年生なんて、自分からしたら12年も前になる。特有の感性、悩み、風習や価値観。リアルタイムの共感ではなく、「こういうのあったなぁ」って懐かしむ自分がいた。大人になっちゃったなぁ。

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2014/01/23

ラブレターが良かった。 小学生の純粋な気持ちや行動にすごく惹かれました。 小学生の頃を思い出しましたーあの頃に戻りたい…(^o^)/

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