黄昏の百合の骨 の商品レビュー
ちょっと寝る前に、、と思って手に取ったらあっという間に読了してしまった。読み進めるほどに、誰が?なんで?と思考を巡らせてしまう。 最後まで読んで、シリーズものだったことに気づく。理瀬の不思議な魅力にはまりそう。彼女のことが書かれた「麦の海」も読んでみることにします。
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恩田陸の1部の作品が放つ、不穏でミステリアスな雰囲気が好きだ。強い魅力に惹き付けられて、どきどきしながらもページをめくる手が止まらない。理瀬が主人公のこの物語は、特にミステリー的な要素が強い。その後の、理瀬の物語があれば、是非読みたい。
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麦の海よりも先に読んでしまったことが悔やまれるが、充分すぎるほどにスリリングなお話。情感たっぷりの魔女の家で巻き起こる事件や登場する女性がみんな怖い。ミステリー、ホラー色満載で誰も信用出来ない怖さを演出。 麦の海を読んでヨハンや理瀬の過去にふれてみたい。
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随分と前に買って読んだのに、また同じものを買って読んでしまった。 おかげで恩田作品の割にはスイスイと頭に入ってくれたので結果的には良し。
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このシリーズの舞台設定、以前短編集読んでてなんとなくはわかってたけど、それでもまだ理瀬たち側のことが理解できてない…。それが分かってたらもう少し楽しめてたかな??
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理瀬シリーズ(?)は麦の海、三月に続き3作目。まずタイトルに惹かれる。 百合の花に囲まれた魔女の家。理瀬は祖母の亡くなったその家で、遺言の為、血の繋がらない叔母二人と暮らすことになる。時系列は麦の海の後。変わらず幻想的な雰囲気に心を掴まれる。 理瀬は闇に寄り添い、従兄弟の亘は...
理瀬シリーズ(?)は麦の海、三月に続き3作目。まずタイトルに惹かれる。 百合の花に囲まれた魔女の家。理瀬は祖母の亡くなったその家で、遺言の為、血の繋がらない叔母二人と暮らすことになる。時系列は麦の海の後。変わらず幻想的な雰囲気に心を掴まれる。 理瀬は闇に寄り添い、従兄弟の亘は結局そちら側には至らなかった。 しかし最後、梨南子疑ってすまん…と思ってたらおい、となった。最後までサスペンスを楽しめたのでよかったけれど。 ラストは続編を匂わせている?また会う少年二人ってのは雅雪と慎二かな…
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背景の世界観といい人物造形といいどうにも少女漫画っぽい。ミステリとしては構成がしっかりしていて、不穏な空気感の表出やミスリードも上手く読者を飽きさせないが、この世界観とキャラクターを受け入れられるかどうかが試金石だろう。
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『麦の海に沈む果実』読了後、すぐに読み始めたのでうまく繋がった感じのまま読み進めることができました。 (間置いちゃうと忘れちゃうので…) 『麦の海に~』ほど幻想的ではないけれど、それでもどこか現実感の薄いこの舞台も魅力的でした。 これも十数年ぶりの再読なんだけど、全く覚えてなか...
『麦の海に沈む果実』読了後、すぐに読み始めたのでうまく繋がった感じのまま読み進めることができました。 (間置いちゃうと忘れちゃうので…) 『麦の海に~』ほど幻想的ではないけれど、それでもどこか現実感の薄いこの舞台も魅力的でした。 これも十数年ぶりの再読なんだけど、全く覚えてなかった。。 今回はこんなにドキドキして面白かったのに、当時はあまり楽しめなかった気がする。 事件もたくさん起こります。 『麦の海に~』より少し大人になった理瀬の成長を見るのも楽しみのひとつでした。 敢えて読み飛ばした『三月は深き紅の淵を』も十数年ぶりに再び読もうと思います。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
面白い。 友人に勧められるまま先に麦の海に沈む果実から読んだけど、麦の海でちらりと出てきた理瀬の兄2人との関係は、今までになく少しびっくりした。知らない世界を知ってしまったような気分。ま、従兄弟なら問題ないけど。 個人的にはヨハン押しなので、ちょくちょく出てきた時はどぎまぎした。でもあくまで理瀬にとってヨハンはパートナーであり、心を委ねる相手ではないんだね。舞台は長崎かな?それでさらに親近感が湧く。 恩田さんの作品はどれも重たくて、ファンタジーというかミステリアスなイメージであまり好きではなかったけど、 このシリーズはなかなか面白い。 もっと理瀬の物語が読みたいな。 1日で読んでしまったのは久しぶり。 2018.5.26
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恩田陸は女心を読解するための教本ではないか、と読み漁るも、のちに出来上がった私の人格はメンヘラを引き寄せるという、歪な方向に向かって進んでしまっていた。
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