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21世紀仏教への旅 インド編(下) の商品レビュー

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2009/10/04

アンベードカル博士はヒンドゥー今日から仏教への改宗運動を行った。  ブッダは争う事、戦うことをしなかった。だが、それまでインド社会を支配していたバラモンの教えには静かにはっきり抵抗した。   人間はみな平等である、とブッダはいった。  盗賊にも、娼婦にも教えを説き、生涯の大半をさ...

アンベードカル博士はヒンドゥー今日から仏教への改宗運動を行った。  ブッダは争う事、戦うことをしなかった。だが、それまでインド社会を支配していたバラモンの教えには静かにはっきり抵抗した。   人間はみな平等である、とブッダはいった。  盗賊にも、娼婦にも教えを説き、生涯の大半をさまざまな階層の人々に語りかけながら旅の途中で死んだ。  全ては変わる。  それが、変わらぬ真理のありようなのかもしれない。インドの各地で出会った人たち、眺めた風景を思い浮かべながら私は思った。  ーもろもろの事象は過ぎ去るものである、と。

Posted byブクログ

2009/10/04

上巻は著者の紀行文的要素が強くてイマイチだったが、下巻ではブッダの言葉・教えが頻繁に引用されるなど、「人間ブッダ」がみずみずしく描かれていて良かった。最後は現在のインドが抱える闇の部分についても触れている。上巻だけで読むのをやめようかと思ったが、読んで正解だった。

Posted byブクログ