オシムジャパンよ! の商品レビュー
元サッカー日本代表監督フィリップ・トルシエ氏へのインタビューを構成した本だと思われる。内容的にはトルシエ氏によるジーコ・ジャパンとオシム・ジャパンの分析という形になっている。 書いてあることに特に目新しさはないが、やはり代表監督として数々の成果を挙げてきた人だけのことはある。非...
元サッカー日本代表監督フィリップ・トルシエ氏へのインタビューを構成した本だと思われる。内容的にはトルシエ氏によるジーコ・ジャパンとオシム・ジャパンの分析という形になっている。 書いてあることに特に目新しさはないが、やはり代表監督として数々の成果を挙げてきた人だけのことはある。非常に的確な分析だと感じた。 ジーコ前日本代表監督については、一応オブラートには包んであるが、基本的に自分(トルシエ)の作ったチームと財産を食い潰しただけだという主張。まあ、ジーコも2002年のW杯でのトルシエ氏の采配にケチを付けていたからねぇ。 (ジーコに対するコンプレックスみたいなものもあるのかも知れないが。) オシム監督については、自分と同じような考え方だが、年齢を重ねている分だけやり方が老獪だと評している。オシムと自分の扱われ方を比較して、納得できない部分があるように感じた。まあ、確かに、日本代表監督として残した実績に比べて、日本でのトルシエの評価はあまり高くないからねぇ。最近はジーコ前監督批判の中で、再評価されている感じはあるが、本人としてはもっと評価されるべきという思いがあるんじゃないかな。 ただ、オシム・ジャパンの分析は、オシム信仰に走る日本のサッカー・ジャーナリズムと一線を画す部分もあり、欧州の潮流の分析と合わせて、さすがと思わされる。 あと、やはりトルシエの中では、小野>中田>中村だったのだというところが、行間から読み取れる。(笑)
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私は別にサッカーには特段興味はないので さらっと読んだ程度です。 どうして日本は 大事な試合に勝つことができなかったのか… やはり作戦は大事なんだな、というのを この本で理解しました。 そして…浮き彫りになるのは とめるところはとことん強くなれる 不条理さでしょうね。 仕方ないですけれども、物足りないのは確かです。 もうこの本は昔と化してしまった本ですが どのように監督が考えているのか 少しわかった気がします。
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元日本代表監督だったトルシエ氏による、オシムジャパンへの提言。 1章はジーコジャパンがなぜ失速していたかを分析し、2章からはオシムジャパンについての分析をしている。良くも悪くも、トルシエは自分の戦術に対しては、変化を起こさず守らせるというのがよさであり、そして限界なのかなと思っ...
元日本代表監督だったトルシエ氏による、オシムジャパンへの提言。 1章はジーコジャパンがなぜ失速していたかを分析し、2章からはオシムジャパンについての分析をしている。良くも悪くも、トルシエは自分の戦術に対しては、変化を起こさず守らせるというのがよさであり、そして限界なのかなと思った。逆にオシムは、手順を追って育てていると感じられる。 ある意味では、トルシエ=体育会系の頭の固い先生 オシム=理数系ができるロジックで考える先生 という感じだろうか。正解はないことを感じた。
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1998年から4年間、日本代表の監督だったトルシェが、 その後のジーコ ジャパン、オシム ジャパンへの変遷に関する外部からの記録。 サッカーに対する考え方がいろいろわかる。 日本のサッカー選手、サッカーチームについて、どのように感じていたかが伝わってくる。 ワールドカップに出場しつづけるようにというエールが、うれしい。
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[ 内容 ] 2006年、ジーコジャパンの惨敗を総括しないまま、オシム監督就任の歓迎ムードに流れてしまった日本サッカー界。 結局、問題点はどこにあったのか? オシムジャパンはそれをどう乗り越えていくのか? 乗り越えられるのか? マスコミが触れられない核心を、いまだ日本サッカーを愛する、トルシエが大いに語る。 [ 目次 ] 第1章 ジーコジャパンよ!(私は楽観的にはなれなかった 予想ではグループリーグ突破 オーストラリア戦の敗因 ほか) 第2章 オシムジャパンよ!(川淵会長の賭けが生んだオシムジャパン 私の思い出の中のオシム プレーヤーとしてのオシム ほか) 第3章 日本サッカーよ!(サッカーにもグローバル化が起こっている チームに違いを生み出すものは? ディテールが勝敗を分ける ほか) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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トルシェはもともと好きな監督じゃないんだけど、考え方がわかった点はよかった。 ただ、ジーコをこき下ろしすぎ。 文章ではこれ以上いえない、という点が多々見受けられたが、それを言うのがトルシェのいい意味で空気を読まずいいと思ったことをやるところではなかったかな。 優等生の文章が多く、...
トルシェはもともと好きな監督じゃないんだけど、考え方がわかった点はよかった。 ただ、ジーコをこき下ろしすぎ。 文章ではこれ以上いえない、という点が多々見受けられたが、それを言うのがトルシェのいい意味で空気を読まずいいと思ったことをやるところではなかったかな。 優等生の文章が多く、そこが残念。
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2007/6/28Amazonにて購入. 7/1一気読み。取り立てて興味深い視点もなく、そのあたりのサッカー好きと同じような論点。まだ、日本協会に遠慮があるのか、結構お世辞も混じっている感じ。最後の方のオシムに対する擁護論には、私は賛同する。
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読むだけ時間の無駄だったかも。 当たり前のことが書かれているだけで、 何も新しい発見がなかったかな。 ジーコが将来的な展望を持たずに、 今まで育ってきた貯金だけで戦ったことや、 オシム監督誕生の背景(W杯終了前に拘らず、 川渕氏が後任を口を"滑らせた&...
読むだけ時間の無駄だったかも。 当たり前のことが書かれているだけで、 何も新しい発見がなかったかな。 ジーコが将来的な展望を持たずに、 今まで育ってきた貯金だけで戦ったことや、 オシム監督誕生の背景(W杯終了前に拘らず、 川渕氏が後任を口を"滑らせた"が、 責任追及の矛先を変える意図的・政治的な手法 だった)など、分かりきったことばかり。 ただし、最後の最後で、 アジアカップグループリーグ対戦国について、 多少の記述があり、ここで非常に驚いた。 最近、元レッズのエメルソンが カタールに帰化したとのこと。 彼、日本でも帰化しようとしなかったっけ? 結局、どこでもいいのね?
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日本代表を見ていて 世界のクラブサッカーをみていて 感じていたことが 文章になっていました 大きな驚きはなかったけれど こんこんっと音がするような感じで 頭の中の整理になったと思います。
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書いた人は言うまでもなく日韓ワールドカップの日本代表監督フィリップ・トルシエです。この本ではジーコジャパン、オシムジャパン、そしてこれから日本代表と現在のサッカーについて述べています。読んでみるとジーコには否定的でオシムにはわりと好意的な気がします。 でも、今の監督は岡田ですが、...
書いた人は言うまでもなく日韓ワールドカップの日本代表監督フィリップ・トルシエです。この本ではジーコジャパン、オシムジャパン、そしてこれから日本代表と現在のサッカーについて述べています。読んでみるとジーコには否定的でオシムにはわりと好意的な気がします。 でも、今の監督は岡田ですが、彼はこのことを知ってなんと思うのか・・・
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