母からの伝言 の商品レビュー
作者のエスター・グリニッツは1927年にポーランドに生まれた。ドイツ軍によるホロコーストで妹以外の家族は命を失う。あの脅威の中を妹となんとか生き延びて、戦後夫とニューヨークに移住。 50歳を過ぎてエスターは、自分の子ども時代の体験を残そうと思う。絵は描けないので、絵の代わりに...
作者のエスター・グリニッツは1927年にポーランドに生まれた。ドイツ軍によるホロコーストで妹以外の家族は命を失う。あの脅威の中を妹となんとか生き延びて、戦後夫とニューヨークに移住。 50歳を過ぎてエスターは、自分の子ども時代の体験を残そうと思う。絵は描けないので、絵の代わりに刺繍による絵本を作る。 ドイツ軍が村にやってくる平和な子どもの時代の風景、ドイツ軍がやってきてあののどかな風景が反転し、家族と離れ、他のユダヤ人達が列車に向かう暗たんとした風景に。妹となんとか生き延びていく様子も。 使い古された言葉だけど、戦争は絶対にだめ。読み継がれていってほしい。
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ホロコーストについての本はたくさんあるから、他の作品とどう違うのかが大事。 これは、表現を刺繍で行ったところが凄い。 刺繍自体は大変上手いのだが、遠近法に狂いがあるというか、デッサンができてないというか、だからこそ迫力がある。丸木夫妻の原爆図より、原爆を体験した素人が描いた絵の方...
ホロコーストについての本はたくさんあるから、他の作品とどう違うのかが大事。 これは、表現を刺繍で行ったところが凄い。 刺繍自体は大変上手いのだが、遠近法に狂いがあるというか、デッサンができてないというか、だからこそ迫力がある。丸木夫妻の原爆図より、原爆を体験した素人が描いた絵の方が生々しい迫力があるのに似ている。 この緻密な作業をどれだけの思いを込めて、どれだけの時間をかけて行ったかを考えると、圧倒される思いがする。 エスターの言葉はシンプルだが、娘が説明を加えて分かりやすくしてあるのも良い。 それにしても、こんな目にあって生き延びたイスラエルの人々が、パレスチナの人々に同じ思いをさせてしまう理由が、私にはよくわからない。
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ポーランドでホロコーストを生きぬいたエスターが、娘時代の体験を刺しゅう32作品として記録しました。素朴ながらも精緻で美しい一針一針が伝えるのは、15歳で家族と離れ、妹と隠れ潜み、友や隣人に家を追われ、森に逃げた恐ろしい体験。戦前の貧しくも平和だった我が家の思い出。終戦を待ちながら...
ポーランドでホロコーストを生きぬいたエスターが、娘時代の体験を刺しゅう32作品として記録しました。素朴ながらも精緻で美しい一針一針が伝えるのは、15歳で家族と離れ、妹と隠れ潜み、友や隣人に家を追われ、森に逃げた恐ろしい体験。戦前の貧しくも平和だった我が家の思い出。終戦を待ちながらカトリック教徒として農家で働いたことなど。本文の説明はエスター自身と娘の言葉により構成されています。
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