シンジケート の商品レビュー
短歌って、こういうことも出来るんだ!と驚いた本。 と同時に、短歌に親しみを感じた本。 好きな歌が沢山できた。
Posted by
はてどこで出会ったのか。忘れたけど、短歌や詩も面白いのだ!と思ったのはこの本が最初。31文字に凝縮された世界を読む度にどきどきします。その世界観が好きすぎて、帯付き初版本を古本屋で買い求め、穂村氏の講演にまで行きました。ええ、サインもしてもらいましたよ。
Posted by
みずみずしくて、きらきら。これが私の生まれた年に最初に出た歌集だと言われても、信じられないくらいに新鮮で輝いている歌の数々。
Posted by
穂村さんの初めての歌集。はじめからきちんと読みたいという人に。 試合開始のコール忘れて審判は風の匂いにめをとじたまま/呼吸する色の不思議を見ていたら「火よ」と貴方は教えてくれる/くちうつしホールズ光る地下鉄の十色使いの路線図の前 (あえて代表作を除いてすきな歌を。) わかりやすく...
穂村さんの初めての歌集。はじめからきちんと読みたいという人に。 試合開始のコール忘れて審判は風の匂いにめをとじたまま/呼吸する色の不思議を見ていたら「火よ」と貴方は教えてくれる/くちうつしホールズ光る地下鉄の十色使いの路線図の前 (あえて代表作を除いてすきな歌を。) わかりやすく共感するというよりは通り過ぎた一瞬の感覚が共鳴する感じ。
Posted by
なんというか、読んでいると、蚊にさされた跡を掻きこわしながら、プールの水面、光の乱反射をみているような気分になる。
Posted by
これも私の宝物です。 好きすぎて何回も枕の下に忍ばせて眠った。特に何も起こらなかった。でもいいの、この本に出会えたことがすごく幸せ。 短歌ってどうにもみんなが手に取りやすいジャンルのものではないけど、短歌のこの文字の並び方っていざ本にまとまっていると一層美しいし、はっとするよー...
これも私の宝物です。 好きすぎて何回も枕の下に忍ばせて眠った。特に何も起こらなかった。でもいいの、この本に出会えたことがすごく幸せ。 短歌ってどうにもみんなが手に取りやすいジャンルのものではないけど、短歌のこの文字の並び方っていざ本にまとまっていると一層美しいし、はっとするよー。5.7.5.7.7.のテンポの良さって言うのはそのまま言葉の染み込み易さなんだと思う。じわじわって音がします。
Posted by
図書館での仕事を忘れてしばらく呆然とさせられた穂村氏の短歌集。 「短歌の良いのない?」 レファレンスには迷わず(私的に)お勧め。ある1人の女性と過ごす時間を詠み上げた、美しくもおろおろした歌と連想の飛躍がすごい。
Posted by
あのシンジケート。最近ではこの著作の方が先に検索で懸かるようにもなった。 穂村弘のデビュー作で、俵万智のサラダ記念日に大賞を奪われ、第32回角川短歌賞次席。その口語表現、難解な内容からニューウェーヴと評されているようだ。 だが個人的に注目すべきは拙い様に思える言葉遣いと...
あのシンジケート。最近ではこの著作の方が先に検索で懸かるようにもなった。 穂村弘のデビュー作で、俵万智のサラダ記念日に大賞を奪われ、第32回角川短歌賞次席。その口語表現、難解な内容からニューウェーヴと評されているようだ。 だが個人的に注目すべきは拙い様に思える言葉遣いと誰に理解されるかわからない内容で、万人の寂しさを表現した点にあろう。当時の衝撃度は途轍もないものだったらしいが、それは時代を超えて現代でも異常なほどの影響力を保持している。特に僕に。 これ読むと妙に切なくなる。部の6年上のOBでこの本を知っている人がいて衝撃だった、やはりこの本の影響力は凄いのでしょう、短歌をちょっとやってれば、古今和歌集とシンジケートつまり音楽でいうクラシックとビートルズのように頻出する。 好きな歌を書いとこうか。 「鮫はオルガンの音が好きなの知っていた?」五時間泣いた後におまえは シャボン玉鼻でこわして俺以外みんな馬鹿だと思う水曜 ほんとうにおれのもんかよ冷蔵庫の卵置き場に落ちる涙は
Posted by
「そしてホチキスの針の最初のひとつのように、自由に、無意味に、震えながら、光りながら、ゴミみたいに、飛ぶのよ。」(穂村弘 ご−ふる−−−あとがきにかえて 「シンジケ−ト」)
Posted by
- 1
- 2