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クライマーズ・ハイ の商品レビュー

4.2

884件のお客様レビュー

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2009/10/04

20年1月 後輩より 御巣鷹山にジャンボジェット機が墜落。群馬の地方紙『北関東』で全権デスクを任された悠木の7日間。

Posted byブクログ

2009/10/04

2008/1 主人公は新聞記者。御巣鷹山の日航機事故と群馬・衝立山を舞台に話が進んでいく。事故を知っていると、その光景が頭に浮かんでくるだけにどんどん先を読みたくなる。文庫本で463ページぎっしりある。 親子関係についても描かれており、考える材料を与えてくれた。

Posted byブクログ

2009/10/04

1985年,御巣鷹山に日航機が墜落。 地元群馬の地方紙記者は全権デスクに任命される。 それは彼が衝立岩登攀を予定していた日。 共に登る予定だった同僚は病院に搬送されていた。 当時の状況を中心に,17年後に衝立岩を登攀する話も描かれる。 組織の相剋,親子の葛藤など, 男...

1985年,御巣鷹山に日航機が墜落。 地元群馬の地方紙記者は全権デスクに任命される。 それは彼が衝立岩登攀を予定していた日。 共に登る予定だった同僚は病院に搬送されていた。 当時の状況を中心に,17年後に衝立岩を登攀する話も描かれる。 組織の相剋,親子の葛藤など, 男としてのテーマがこれでもかと描かれている。 「同じ場面を与えられることは二度とない。その一瞬一瞬に,人の生きざまは決まるのだ。」 そして,中心となるのは報道という大きなテーマ。 著者は作家活動の前に群馬の新聞社で記者をしており, その経験を生かし,テーマを盛り込んで作品化されている。 それだけでこの1冊が重い作品だということは間違いない。 「命の重さ。メディアが人を選別し,等級化し,命の重い軽いを決めつけ,その価値観を世の中に押しつけてきた。」 読みやすい文章ではないが,新聞業界のリアルな描写は秀逸。 組織で仕事をする人は,共鳴する点が多いのではないだろうか。

Posted byブクログ

2009/10/04

北関東新聞の古参記者、悠木和雅は、同僚の元クライマー、安西に誘われ、谷川岳に屹立する衝立岩に挑む予定だったが、出発日の夜、御巣鷹山で墜落事故が発生し、約束を果たせなくなる。一人で出発したはずの安西もまた、山とは無関係の歓楽街で倒れ、意識が戻らない。「下りるために登るんさ」という謎...

北関東新聞の古参記者、悠木和雅は、同僚の元クライマー、安西に誘われ、谷川岳に屹立する衝立岩に挑む予定だったが、出発日の夜、御巣鷹山で墜落事故が発生し、約束を果たせなくなる。一人で出発したはずの安西もまた、山とは無関係の歓楽街で倒れ、意識が戻らない。「下りるために登るんさ」という謎の言葉を残したまま―。未曾有の巨大事故。社内の確執。親子関係の苦悩…。事故の全権デスクを命じられた悠木は、二つの「魔の山」の狭間でじりじりと追い詰められていく 【その他読んだ本】

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2009/10/04

一気に読みました。 新聞記者って、かっこいいなぁ!ってこの本読んですごく思った。 捨て台詞がかっこいい! スピード感は無いんだけど、面白かったです。

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2009/10/04

御巣鷹の尾根への思い、山登りへの思いを合わせて手に取った本です。久しぶりに小説を読んだ!という気持ちになりました。目の前に迫る「山」、そして会社組織の中の緊迫した関係。家族の葛藤。人間同士のきりきりした思のなかで、ほっとさせる優しさが垣間見られて、作者の人間愛を感じました。そして...

御巣鷹の尾根への思い、山登りへの思いを合わせて手に取った本です。久しぶりに小説を読んだ!という気持ちになりました。目の前に迫る「山」、そして会社組織の中の緊迫した関係。家族の葛藤。人間同士のきりきりした思のなかで、ほっとさせる優しさが垣間見られて、作者の人間愛を感じました。そしてジャーナリズムとは何なのか、マスコミと遺族の距離を問いかけられたような気がします。

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2009/10/04

日航機墜落事故という大惨事の裏側で、いろんな苦しみや葛籐と戦う、新聞記者が主人公。 主人公の男くささと、記者室のなんともいえない閉塞感がリアルです。

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2009/10/04

沈まぬ太陽を読んだ後に、日航機墜落に関する本ということを知って興味があったので読んでみたのだが、そういう期待感があったためか、ちょっと的外れな思いがした。

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2009/10/04

『沈まぬ太陽』を思い出し、心苦しくなりつつ一気に読みきった本。 ストーリー的にとてもひきつける本だが、日航機墜落事故 のような悲惨な事故を二度と繰り返さないために記憶に残す といった点でも読んで欲しい一冊。

Posted byブクログ

2011/07/16

やるな〜,横山秀夫。いま泣きたい気分。未だ、「看守眼」と「半落ち」とこれしか読んだことはないが、すっかりファンになってしまう。タイムリーだったのかもしれない。いろんな意味で。日航機墜落事故、覚えている。連日テレビから流れる事故現場、ヘリコプターに引き上げられ助けられた少女。御巣鷹...

やるな〜,横山秀夫。いま泣きたい気分。未だ、「看守眼」と「半落ち」とこれしか読んだことはないが、すっかりファンになってしまう。タイムリーだったのかもしれない。いろんな意味で。日航機墜落事故、覚えている。連日テレビから流れる事故現場、ヘリコプターに引き上げられ助けられた少女。御巣鷹山。いま、同じように列車脱線事故のニュースが流れている。大事故に遭遇した新聞記者のジレンマ。仕事にかける情熱と会社員としてのジレンマ。そして、挫折。ひとはあまりに大きなチャンスや転機を目の前にしたとき臆病になってしまう。人間が丸くなったからとか、大人になったからとか、理性が働いたとか、誰かのためとか、いろんな理由をつけてもやはり臆病になってしまう。それがいい結果を生むこともたくさんあるのだが、悔やんでも悔やみきれない後悔となって攻め続ける。「不惑」なはずの男が一番惑わされている。いろんなことを書きたいのだが、うまく言葉にならない。「大きい命と小さい命」この濃密な一週間の臨場感。父親ということ。真剣に仕事する男の友情。何か泣きたい気分になる。05・5・27

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