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他人と深く関わらずに生きるには の商品レビュー

3.3

27件のお客様レビュー

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    4

  2. 4つ

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2012/08/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

・他人と深く関わって生きていると、イザというときに機転がきかない ・全く関わらずに生きるのは不可能 ・したたかに生きるには深く関わらずに生きるのがベスト ・他人と深く関わらずに生きる、とは自分勝手に生きるということではない ・自分も自由に生きるかわりに、他人の自由な生き方も認めるということ ・他人に自分の心の中に侵入されたくない人は、自分も他人に甘えてはいけない ・相手をコントロールしないことが、他人と付き合う上で大切 ・結婚相手は自分と最も親しい友人であり、幻想を共有する同士だ ・車もこないのに赤信号で止まるやつはバカだ ・患者はお客様で、医者はサービス業だ ・納得のいく説明をしない医者は信用するな ・心をこめないで働く ・心を込めないで働けば腹も立たないし、疲れない ・他人を当てにしないで生きるとは、自分の人生は自分で決定するということ ・自由に自力だけで生きようとする人は、最後は野垂れ死にを覚悟しなければならない ・自由に生きたいけど、最後は助けてくれという人間には自由に生きる資格はない ・不自由に生きて、不自由に死ねばよい

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2012/06/03

あまりにもストレートすぎるタイトルで、手に取っていいものかどうか躊躇われる本。主張はやや極端だけど、(特に本書の前半に)書いてあることは基本的に正しい。身も蓋もない、ってだけの話で。後半の社会システムの話は的外れな感じだが…。 著者の池田清彦さんは、吉田兼好のような人なんだと思う...

あまりにもストレートすぎるタイトルで、手に取っていいものかどうか躊躇われる本。主張はやや極端だけど、(特に本書の前半に)書いてあることは基本的に正しい。身も蓋もない、ってだけの話で。後半の社会システムの話は的外れな感じだが…。 著者の池田清彦さんは、吉田兼好のような人なんだと思う。「退屈こそ人生最大の楽しみである」という見出しの節は、「徒然草」の序文を意識しているとしか思えないし。

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2012/04/06

タイトルだけ見るとドキッとするけど、内容は決して投げやりな感じでない。肝心の主張に関しては、結構自分と相容れる部分が多く、“そうそう!”といった具合に読み進めることができた。特に前半は、同調できるところが多かったように感じる。

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2012/03/04

20120304 これだけ全てに渡って自分の意見を持つのは疲れないのだろうか?こんな考え方もあるという所で止めておくほうがいいのかも。ただ個人的にはもう一冊位読んでみようと思う。

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2011/07/20

「病院にはなるべく行かない」「心を込めないで働く」「他人をあてにしない」など、読むと幾分気が軽く。。。

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2012/07/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「他人と深く関わらずに生きるには」3 著者 池田清彦 出版 新潮社 p81より引用 “最初から無理をしなければならない頼みは、 どんな親友の頼みでも聞かなければよいのである。” 構造主義生物学者である著者による、 世界との距離をうまく取りながら生きる為の人生訓。 他人と自分の関係のあり方から、 その関係を保って生きる為のシステムまで、 今の世の中に対して非常にクールな視点でかかれています。 上記の引用は、 他人に頼みごとをする事に関しての一文。 自分の身の丈を良く知り、 無理をして恩を売った気分にならない事が、 頼みごとを聞くときのコツのようです。 他人に無理な頼みをするくらいならば、 その事は最初から諦めるというのはどうでしょうか? あまりにも消極的だとは思いますけれども。 著者は過去に山道から谷に落ちた経験があるようで、 その事がこの本に書かれているような、 人生観を持つきっかけになったのでしょうか。 「自力で生きて野垂れ死のう」の章を読んでいると、 一種悟りのような物を感じます。 p174に書かれている内容は、 今現在この時点に直結している困った状態で、 とほほです。 ーーーーー

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2011/03/01

これを読んだ18歳頃の自分には中々刺激的だった。 その後の人との付き合いには大きく影響を与えて来たと思う。 本書に書かれている内容通りの人間が増えたように思う。 そういう意味では、今読んでもそれほど面白く無いかもしれない。 当時(2000年位)と今(2010年位)との間の空気の...

これを読んだ18歳頃の自分には中々刺激的だった。 その後の人との付き合いには大きく影響を与えて来たと思う。 本書に書かれている内容通りの人間が増えたように思う。 そういう意味では、今読んでもそれほど面白く無いかもしれない。 当時(2000年位)と今(2010年位)との間の空気の違いを感じるという楽しみ方は出来ると思う。 当時の私にとってはお金を払う価値がある本だった。

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2011/01/08

平易な文章から、構造主義の何たるかがひしひしと感じられる名著。ただ卑屈になっているワケではなく、ひとつの主義として人と距離をとる選択をしている著者が好きだ。

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2010/10/18

たろちゃんが貸してくれた本。物の考え方の指針になる。でも、ちょっとさみしい気にもさせられる。人は結局一人だとか、恋愛関係においても執着しないとか。

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2010/05/07

なんだか後ろ向きなタイトルですが、そういう眉間に皺を寄せて読まんければならないような深刻な本ではありません。おもしろいオジサンのおもしろい人生訓、というか与太話です。何から何まででたらめというわけではありませんが。まあ、読んでみてください。税込みで380円と安いし。 さて、日本...

なんだか後ろ向きなタイトルですが、そういう眉間に皺を寄せて読まんければならないような深刻な本ではありません。おもしろいオジサンのおもしろい人生訓、というか与太話です。何から何まででたらめというわけではありませんが。まあ、読んでみてください。税込みで380円と安いし。 さて、日本人はよく「群れたがる」と言われますね。会議だ、研修だ、コンペだ、なんたら会の会合だと。 それでなくとも、雑多な用事で忙しいのだから、少しは「ひとりの時間」を確保したほうがいいよね。と、思っている人も何かと忙しくしているように見えます。どこかに帰属していないと、社会から見捨てられたような不安を覚えるからでしょうか。 まあ、群れをなすのは動物の習性だから、別に文句を言われる筋合いの話ではないかもしれません。それでも、ひとりのときは控えめで穏やかな人も、集団の一員になれば傍若無人に振る舞いがちになるし、毎日の忙しさで濁った心を調整するためにも、多少は「群れる」ことを控えたほうがいいと思うのね。 突き詰めて考えてみれば、「ひとり」は群れていても、「独り」なのでしょう。その本質を忘れなければ、本当の意味での他者への共感も生まれてくるのではないかと思う上辻なのでした。

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