泣き虫しょったんの奇跡 の商品レビュー
「奇跡」、今の科学ではそのプロセス、理由を説明することができない現象を起こすにはどうすればよいかのヒントが書かれている。
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サラリーマンから将棋のプロになった瀬川さんの自伝。当時少しは将棋に興味あったし話題になったので知っていただが、瀬川さんはもともとは奨励会にいてプロを目指していたけど年齢制限で退会になっていたとは知らなかった。幼少期の話しから、兄弟との関係、小学校でのライバルや良い先生との出会い、...
サラリーマンから将棋のプロになった瀬川さんの自伝。当時少しは将棋に興味あったし話題になったので知っていただが、瀬川さんはもともとは奨励会にいてプロを目指していたけど年齢制限で退会になっていたとは知らなかった。幼少期の話しから、兄弟との関係、小学校でのライバルや良い先生との出会い、中学校での淡い恋心、奨励会での日々、仲間との日々、挫折後の日々、再び将棋との出会いなど、年代も近いこともあり非常に感情移入しながら楽しめた。著者が将棋人生から学んだ哲学というか自己啓発的な要素が鏤められているとも言えますが、文章もとても読みやすくて純粋に楽しめる一冊でした。ちなみに将棋に詳しくなくても全く問題なし。
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「棋士 瀬川晶司」の後、興味を持って読んでみた。 素晴らしい恩師、ライバル、希望から一転の挫折、新天地で芽生えた将棋への思い。どれも誠実な言葉で包み隠さず、結構赤裸裸に綴ってあるが、淡々としているため非常に爽やかな印象。 高校生の時の淡い感情など、あんなに素直に振り返れるなんて...
「棋士 瀬川晶司」の後、興味を持って読んでみた。 素晴らしい恩師、ライバル、希望から一転の挫折、新天地で芽生えた将棋への思い。どれも誠実な言葉で包み隠さず、結構赤裸裸に綴ってあるが、淡々としているため非常に爽やかな印象。 高校生の時の淡い感情など、あんなに素直に振り返れるなんて、なかなかだなーと思った。 最後にちょっと苦い面もあって、将棋云々でなく、人生の過程を描いた本として面白かった。
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一度地獄をみた人間が、ふたたび復活する。 この過程はどれほど厳しいものだったかは本人しかわからないだろう。 将棋のエリートが集まった奨励会。 その中でプロになることができるのはわずか。 さらにトッププロになれるのは数人。 厳しい実力の世界だと思う。 でも年齢にかかわらずに自分の実...
一度地獄をみた人間が、ふたたび復活する。 この過程はどれほど厳しいものだったかは本人しかわからないだろう。 将棋のエリートが集まった奨励会。 その中でプロになることができるのはわずか。 さらにトッププロになれるのは数人。 厳しい実力の世界だと思う。 でも年齢にかかわらずに自分の実力で門戸をこじ開けた瀬川氏には称賛の言葉しかない。 新たなプロへの道を切り開いたことにより現在奨励会で戦っている棋士にも勇気と希望を与えたと思う。 小5の担任の先生、小学校からのライバル、将棋センターの指導者すべて人との出会いが人生に大きな影響を与えている。 頑張れ、しょったん!
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―――僕は、僕に戻ろう。僕は、僕でいいのだから。――― 「ひらけ駒!」のなかに出てきた「泣き虫しょったん好きーw」という台詞だけで読もうと決めた本。 「聖の青春」「渚と澪と舵―わが愛の航海記」など、南Q太に感化されて読んだ本にハズレなし。 本作もやはりアタリでした。 大あた...
―――僕は、僕に戻ろう。僕は、僕でいいのだから。――― 「ひらけ駒!」のなかに出てきた「泣き虫しょったん好きーw」という台詞だけで読もうと決めた本。 「聖の青春」「渚と澪と舵―わが愛の航海記」など、南Q太に感化されて読んだ本にハズレなし。 本作もやはりアタリでした。 大あたりではないけれど、目頭が熱くなるエピソードが随所に盛り込まれていて、このひと棋士か?むしろ、ゴーストライター本か??と疑いたくなるくらい文才があるッッ!! 注)彼の文才は幼少期の作文で証明されています。 将棋の世界というのは、時代の流れにかかわらず、いつでも厳しくて頑なな世界。 そんな偏った文化人の集団に、一石を投じたしょったんはすごい。 「夢をあきらめるな」なんて言葉、正直はずかしくて、かゆくって嫌いだったけど、こんなに人生をもって証明されると、捨てたもんじゃないなとおもう。
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将棋を知らなくても楽しめる本 奨励会の最後の頃の苦しみ、また将棋を指したいと思うようになるまでの葛藤が伝わってくる プロでも活躍して欲しいなと思った
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
将棋をやる人って、なんでこんなに文章がうまい人が多いんだろう? 将棋の世界がいかに人にも己にも厳しいものであるか、そしてその将棋を普及させることがいかに難しいことであるかを知った作品です。 超おすすめ
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自分には将棋しかないことは、誰もがわかっていた。それでも将棋を指すことが苦しくなり、将棋から逃げ出したくなってしまう。それが奨励会というところなのだ。 日本将棋連盟の棋士養成機関、奨励会に集う者たちの中でプロ棋士の夢をつかむことが出来る者は二割ほど。 大多数の敗者は、いったい何...
自分には将棋しかないことは、誰もがわかっていた。それでも将棋を指すことが苦しくなり、将棋から逃げ出したくなってしまう。それが奨励会というところなのだ。 日本将棋連盟の棋士養成機関、奨励会に集う者たちの中でプロ棋士の夢をつかむことが出来る者は二割ほど。 大多数の敗者は、いったい何が足りなかったのだろうか? それは、才能という言葉で片付けるしかないのだろうか? 26歳の年齢制限のために一度はプロの道を断念、その後サラリーマン生活の傍らアマチュアとして活躍、プロ編入試験を経て、35歳にしてプロ棋士となった瀬川昌司さんの奇跡の将棋人生を描く自伝。 奨励会員の壮絶な夢と挫折を描いた『将棋の子』に登場していた瀬川さん。 一度は挫折した人だからこそ書ける、全力で夢を追いながら負けていった者の視点、本当の気持ち。 それでありながら、瀬川さんの視線は、勝者にも敗者にも温かい。勝負師の道を歩みながらも、どこかおっとりとした人柄が滲み出た一冊です。2007年青少年読書感想文コンクール課題図書。表紙がすごくキレイです。
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やっぱり、ノンフィクションって面白い。 将棋の奨励会って天才の集まりで、そんな天才がひたすら努力し続けても夢破れていくという壮絶な世界。 そんな世界に生き、そして再び夢を勝ち取る瀬川さんのリアルな気持ちが書かれていて、とても感動します。 渡辺君との関係とか、先生との関係とか...
やっぱり、ノンフィクションって面白い。 将棋の奨励会って天才の集まりで、そんな天才がひたすら努力し続けても夢破れていくという壮絶な世界。 そんな世界に生き、そして再び夢を勝ち取る瀬川さんのリアルな気持ちが書かれていて、とても感動します。 渡辺君との関係とか、先生との関係とか、人との関係がいかに人生に影響するか、ということも感じられる。 とてもドラマチックな人生がほのぼのとつづられた本。 子ども向けだけど、私は好きです。
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図書館で借りて読んだけど、想像以上でした! 将棋を知らない人でも全然読めますよ。 (勿論、将棋の世界を知っている方が良いとは思いますが。) 若い人達や落ち込んでいる人達に、ぜひぜひ読んで欲しい。 そして、プラスのパワーを受け取ることができれば、と思う。 しょったん、これからも...
図書館で借りて読んだけど、想像以上でした! 将棋を知らない人でも全然読めますよ。 (勿論、将棋の世界を知っている方が良いとは思いますが。) 若い人達や落ち込んでいる人達に、ぜひぜひ読んで欲しい。 そして、プラスのパワーを受け取ることができれば、と思う。 しょったん、これからも応援します。
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