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スイートリトルライズ の商品レビュー

3.6

309件のお客様レビュー

  1. 5つ

    38

  2. 4つ

    112

  3. 3つ

    112

  4. 2つ

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2016/04/05

人は守りたいものに嘘をつく。 私も、時にはそういうことがあることを、 理解できるくらい歳を重ねたけど。 でもやっぱり、そういう嘘をつくことも、 つかれることにも、慣れてしまいたくない。 痛みを伴わないのは、罪だ。

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2016/02/19

怖い夫婦生活。 テディベアで瀬川ことびの「テディMYラブ(厄落とし:角川ホラー文庫)」を思い出したり。 あっちは旦那さんぷち切れて、ゴルフクラブでめっためたにしてたけれど。こっちの旦那さんはそこまでの気概はなく。 それがなんだか哀しい。 コレはコレで完結している夫婦ではあるかもし...

怖い夫婦生活。 テディベアで瀬川ことびの「テディMYラブ(厄落とし:角川ホラー文庫)」を思い出したり。 あっちは旦那さんぷち切れて、ゴルフクラブでめっためたにしてたけれど。こっちの旦那さんはそこまでの気概はなく。 それがなんだか哀しい。 コレはコレで完結している夫婦ではあるかもしれないけれど。

Posted byブクログ

2016/02/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

久しぶり?でもない江國さんの本。人は守りたいもののために嘘をつく、と確かに・・・・と思わせることを瑠璃子は言っていたけど、自分を守るためでもあるなぁと思った。帰らないでと春夫にせがまれる瑠璃子がそれでも帰ることや、普段なら自分からはしない抱擁をする聡も、”愛の家”にいていいという確証のようなものを求めてるんじゃないかなぁと思った。 船に揺られているような心地よい文章も、最後まで途切れることなく、瑠璃子も聡も大きな変化がないまま話が終わるのも、江國さんらしくて好きだ。

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2016/01/07

結局、男は束縛を拒む生き物、女は束縛を好む生き物なのかなと思った。 嘘は、大切にしたい関係性でつくもの、という考え方には、大人になった今なら納得できる部分もある。 何が嘘で、何が真実なのか。 自分の気持ちは、一瞬にして、嘘が真実になり、またその逆もあるのだと、瑠璃子や聡の心の...

結局、男は束縛を拒む生き物、女は束縛を好む生き物なのかなと思った。 嘘は、大切にしたい関係性でつくもの、という考え方には、大人になった今なら納得できる部分もある。 何が嘘で、何が真実なのか。 自分の気持ちは、一瞬にして、嘘が真実になり、またその逆もあるのだと、瑠璃子や聡の心の動きの描写を読んで思った。 夫または妻への愛情と、愛人への愛情。 どちらも、その瞬間瞬間には、嘘ではなく、真実なのかもしれない。

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2015/11/24

夫婦がお互いに不倫するお話し 前に読んだはずなのに登録されてなかったようだ 基本的に僕は不倫は受け入れられないと思っているけど 何故か江國香織の書く不倫モノは不思議と受け入れられるんだよなぁ 「真昼なのに昏い部屋」でもそうだけど、奥さんは多分旦那さんの事を好きな気持ちは変わら...

夫婦がお互いに不倫するお話し 前に読んだはずなのに登録されてなかったようだ 基本的に僕は不倫は受け入れられないと思っているけど 何故か江國香織の書く不倫モノは不思議と受け入れられるんだよなぁ 「真昼なのに昏い部屋」でもそうだけど、奥さんは多分旦那さんの事を好きな気持ちは変わらないし そして恋人の事も好きなことも否定はしないんだよね 瑠璃子さんはウソをついていない 秘密や隠し事はあるけど、嘘はない これが大事なところ 作中の一部 「なぜ嘘をつけないか知ってる? 人は守りたいものに嘘をつくの。あるいは守ろうとするものに」 という言葉が結構響いた そうだよね、嘘をついてまで守りたいものなんだよなぁ でも、そんなに守りたいんだったら嘘をつかなきゃいけないような状況にするなよとも思うけど(笑) 瑠璃子さんの気持ちに嘘はない一方、聡さんの方は典型的な男の浮気で、その対比も面白い 森博嗣の四季シリーズで、太陽と扇風機の例えをしてたけど 瑠璃子さんは太陽型、聡さんは扇風機型なんだねと思って納得 お互い、不倫しててもやはり相手のことは好きなところがいいよね

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2015/11/24

「人は守りたいものに嘘をつくの。」 ゆらりゆらりと進む日常と、転がり落ちるように急加速度する嘘のコントラストが巧妙だった。 ストーリー的には好きでは無いけれど、 やはり心にハッと気付かされるものを与えてくれるのは江國香織ならではの小説。

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2015/11/21

よかった。江國ワールド。 映画のキャッチコピーは、「人は守りたいものに嘘をつくの。あるいは守ろうとするものに。」

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2015/07/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

序盤がつまんなすぎて、どうしようかと思った。 まるで噛み合っていないような2人が、夫婦としてあるべき形におさまってる、話。 噛み合ってないようにみえて、じつはお互い依存してるんだなって。 春夫のように、ストレートに会いたい会いたい言われたら、くらくらしちゃうな。 ----きょうはまだ帰らないでほしい。 瑠璃子さんいま、帰る時間気にしたでしょ。俺、あなたに関しては読心術ができるのかもしれない。

Posted byブクログ

2015/02/19

小説は虚構であって現実ではないとは分かるけど、この夫婦は現実であれば破綻してるね。こんなに都合がよくはいかないでしょう。 スキー場での出来事や、しほとの昼の逢瀬(昼休みが何時間あるのよ)など都合がいい設定が多く、響いては来なかった。

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2015/02/05

一見幸せな夫婦のよじれた物語。 ティディベア作家の瑠璃子と外資系の会社員聡。 何事もやる気のない感じの似たもの同士…。 お互いに少しの不満があってでも言わなくて どこか落ち着かない。 そいでお互い恋人ができてしまうけど 小さな嘘があったほうが 夫婦関係は上手く続いて...

一見幸せな夫婦のよじれた物語。 ティディベア作家の瑠璃子と外資系の会社員聡。 何事もやる気のない感じの似たもの同士…。 お互いに少しの不満があってでも言わなくて どこか落ち着かない。 そいでお互い恋人ができてしまうけど 小さな嘘があったほうが 夫婦関係は上手く続いていく…というちょっと怖い話。 「守りたい者には嘘をつく」というのがテーマでした。 この物語は極端だけど 帰るところがあってそこで上手くいくようにしてると 実際そんなものかもねとも思わされる。 でも2人とも何かをめんどくさがってるだけじゃないかとイライラした。 妻と夫の両側からのアプローチで、夫は浮気に罪悪感を持つのだけど、妻は罪悪感もなく飄々としているところなど、女って逞しいな~なんて思った。 江国さん自身の夫婦生活から 浮かんだ話のような気がした。 どうもどの登場人物も好きになれなかった。

Posted byブクログ