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村上春樹 イエローページ(1) の商品レビュー

3.1

11件のお客様レビュー

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2019/06/06

基本的には鼠=幽霊説。 現物語は隠蔽されている、という姿勢は、やはり謎とき的な読解。 また時代の推移、モラルからマクシムへという社会学的な意見も盛り込まれている。 意外と、ドラゴン村上がしゃしゃってきて、フォークからポップスへとか言い出して、それがピンときてしまうもんだから、困っ...

基本的には鼠=幽霊説。 現物語は隠蔽されている、という姿勢は、やはり謎とき的な読解。 また時代の推移、モラルからマクシムへという社会学的な意見も盛り込まれている。 意外と、ドラゴン村上がしゃしゃってきて、フォークからポップスへとか言い出して、それがピンときてしまうもんだから、困っちゃう。 果たして文芸評論って、小説から社会を読むのか、社会から小説をつまみ食いするのか、わからなくなるときがあるが、本書は前者。 文庫1巻を読んだが、文庫2,3巻は中古で結構高い。読みたい。でも迷う。 うーん偶然の出会いを待つかなー。 10年前に買っときゃよかった。

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2019/02/24

ポップスの始まりなんですね。まさにビーチボーイズ。日本におけるポップスの始まりと位置付けると、サザンオールスターズと同質。 それまでは思想の闘いの物語であったのに対し、プライベートな物語、そして感覚の物語になるわけですね。 村上春樹のポップスが当たり前の社会で生まれた自分にとって...

ポップスの始まりなんですね。まさにビーチボーイズ。日本におけるポップスの始まりと位置付けると、サザンオールスターズと同質。 それまでは思想の闘いの物語であったのに対し、プライベートな物語、そして感覚の物語になるわけですね。 村上春樹のポップスが当たり前の社会で生まれた自分にとって、そのまえの世界が気になる。真剣に、なにかと闘えた時代なのかね。そんな暑い世界があったんだろうね。不思議

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2013/01/22

ちょっと細かいところにこだわり過ぎているような感じがする。 どうも、個人的に筆者の文体は生理的に受け付け難いところがある。 だからといって、全体的な読み解きが疎かになっているというわけではないのだが。

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2010/02/24

 大学のゼミでの村上春樹研究です。  でも、中身はまるでオタクww いやあそこまで読み込まなくても、ってかあんまりにもあっさり読んでてすみません、って言いたくなってしまいました。  1、とあるようにこれは続きます。  で、1は「風の歌を聴け」から「世界の終わりとハードボイルドワン...

 大学のゼミでの村上春樹研究です。  でも、中身はまるでオタクww いやあそこまで読み込まなくても、ってかあんまりにもあっさり読んでてすみません、って言いたくなってしまいました。  1、とあるようにこれは続きます。  で、1は「風の歌を聴け」から「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」までの初期作品を取り上げてます。  鼠はすでに死んでいた、とか、羊とはなんぞや、とか、この辺りの村上ワールドにどきどきした人は、間違いなくこれもどきどきすると思います。  初期は、抽象的な物語が多かったのだけど、このあと「ノルウェイの森」とかのリアリズムに村上春樹はなっていくんだけど、その辺りをどう料理したのか、すごく気になります。  2は、10月発売、ですか??  追記  下にはったのは、全作品集です。  春樹買うんだったら、これが一番。なぜなら、春樹の単行本、文庫ともに解説もあとがきもなにもないから。この全作品集だけ、春樹が作品にまつわるエッセイを書いてます。これが、面白い。  このエッセイだけまとめて出してほしいぐらいだ。  なので、絶対これww

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2009/12/26

あまり読む気はなかった本ですが、たまたま文庫になっているのを見て手に取ってみました。最近では大作家扱いされることも多い村上春樹の初期4作の文芸批評です。 物語の進行分析など興味を惹くところはあるのですが、全体として魅力に欠ける評論という印象です。もしかしたら村上春樹さんは評論...

あまり読む気はなかった本ですが、たまたま文庫になっているのを見て手に取ってみました。最近では大作家扱いされることも多い村上春樹の初期4作の文芸批評です。 物語の進行分析など興味を惹くところはあるのですが、全体として魅力に欠ける評論という印象です。もしかしたら村上春樹さんは評論にするのが難しい作家なのかもしれません。例えば柄谷行人の中上健次の批評のように、この本を(また)読ませたいとさせる迫力を受ける批評を村上さんの作品に対しては想像できません。そもそも批評家というものがその存在価値を失いつつあるのですかね。柄谷行人や遡ると江藤淳や小林秀雄みたいな人が今から出てくるとは思えないですしね。高橋源一郎の文芸批評はとても好きですが、また少し色合いが違う気がしますし。 そのまま作品を読み返した方がよかったかな。 とりあえず星3つ。

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2009/10/07

8/30 物語の期間と、冒頭で宣言された期間に齟齬が生じるのは、もっと別の大きな仕掛けがあるからじゃないだろうか。

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2009/10/04

何ぃ!? 『風の歌を聴け』の鼠は、最初からすでに死んでいた!?幽霊!?嘘〜ん、妄想入り過ぎじゃない?これだから村上春樹中毒は〜。 なんて、嘯きながら本書を読んでいた自分は自分に驚愕しました。 だんだん、本書が唱えている論が信じるに値するに思えてきたからである。 読めば読むほど...

何ぃ!? 『風の歌を聴け』の鼠は、最初からすでに死んでいた!?幽霊!?嘘〜ん、妄想入り過ぎじゃない?これだから村上春樹中毒は〜。 なんて、嘯きながら本書を読んでいた自分は自分に驚愕しました。 だんだん、本書が唱えている論が信じるに値するに思えてきたからである。 読めば読むほど、正しいと思えてくる。 確かに突飛な意見も多いけれども、こんなに深い読み方が出来るということに、感動したというか、きっと自分はもっと村上春樹の著書を楽しんで読めるようになるだろうなと思いました。 本書の論がすべて正しいとは思わないし、強要すべきでもないし、小説の読み方は自由だけれども、深く読み込んだ意見というのは、たとえ自分の意見とは、違っても、読書に新しい視点を持ちこんでくれて、楽しいなぁ〜と純粋に思いました。

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2009/10/04

今までに村上春樹の本は大体読んでいる。まずこんな一生懸命分析している人いることに驚いた。村上作品を読んでいるとなんか不思議な雰囲気に飲み込まれている感じがするのだが、理由が少しわかった気がした。でもこの人の作品って難しく考えながら読むと頭がこんがらがってしまうので、そのまま感じる...

今までに村上春樹の本は大体読んでいる。まずこんな一生懸命分析している人いることに驚いた。村上作品を読んでいるとなんか不思議な雰囲気に飲み込まれている感じがするのだが、理由が少しわかった気がした。でもこの人の作品って難しく考えながら読むと頭がこんがらがってしまうので、そのまま感じるまま読むほうがいいじゃないの。

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2009/10/04

村上春樹にどっぷりつかりたいときは、これを一日中読んでいればいい。 注釈のつけ方などは、攻殻機動隊の原作漫画に通じるところがある。

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2009/10/04

読もうかどうか迷ったんですけど( ゜∋゜) 自分の中のハルキ・ムラカミ像が崩れてしまったら嫌だなぁと思ったんですけどね。 でも・・・気になって読んじゃいました! さすが、専門家の意見ですね〜。 「風の歌を聴け」「1973年のピンボール」の時間軸には...

読もうかどうか迷ったんですけど( ゜∋゜) 自分の中のハルキ・ムラカミ像が崩れてしまったら嫌だなぁと思ったんですけどね。 でも・・・気になって読んじゃいました! さすが、専門家の意見ですね〜。 「風の歌を聴け」「1973年のピンボール」の時間軸にはビックリしました。 様々な人が研究をしていますが一体、作者はどこまで計算しているんでしょうかね? そして、この本を読むとまた初期作品読みたくなっちゃうんですよね〜。 イエローページ?の近いうち読んでみたいと思います。

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