アルゼンチンババア の商品レビュー
読んで2日経ったけど、「どんな内容だっけ?でもいい雰囲気だったな~」という感じ。笑 みんな生死についてゆるく且つまあ真面目に考えていて、でもそれぞれの考えをシリアスに深く掘り下げたりはしない感じがいいんだと思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
母が亡くなって、私は大切な贈り物をもらったと同時に、悲しみも芽生えていた。 石材職人だった父は、それっきり店を畳んで、 近所で噂のアルゼンチンババアのビルに住み着くようになった。 たくさんの物と植物と猫と埃にまみれたアルゼンチンビル。 異空間のそこで、父は母を失った悲しみを癒しながら曼陀羅を作り、 その中心には、アルゼンチンババアことユリさんが、いた。 母のお墓を、生前好きだったイルカにかえて、 私もいつの間にかユリさんの人柄に安心していた。 彼女が腹違いの弟を産んで亡くなってからも みんなの心にはアルゼンチンババアが宿っていた。 映画化されてるんだー。 もっと具体的に詳細が書かれていたらもっといい感じになりそうだけど、とにかくさらりと読める。 似てはいないと思うけど、これを読んで思い出した 西の魔女が死んだ、の方が好き)^o^(
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昔読んで何にも引っかからなかった本だが、今読むとお父さんの行動が理解できる分、そうせざるを得なかったある生き方の一つとして読むことができた。
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2015.1.1 読了 地元の銀座通り商店街のでがんすにむかうところの雑居ビルを思い出してそれと重ねて読んでしまった。たぶん今帰省しているからだと思う。本のタイトルと中身のギャップがありすぎて少し戸惑った。ぬくもりのある物語。家族のあり方とか、仕事をする理由とか薄い本なのに的確に...
2015.1.1 読了 地元の銀座通り商店街のでがんすにむかうところの雑居ビルを思い出してそれと重ねて読んでしまった。たぶん今帰省しているからだと思う。本のタイトルと中身のギャップがありすぎて少し戸惑った。ぬくもりのある物語。家族のあり方とか、仕事をする理由とか薄い本なのに的確にかかれてあって少し勉強になった(^o^)/
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ページ数が少なくてあっという間に読み終えてしまった。 奈良美智さんの絵が作品に合っていると思った。 最後にアルゼンチンババアことユリさんが亡くなるのを見て、人との別れがこんなにも寂しいものだと感じた。父親が年を取るとともにアルゼンチンビルに溶け込んでいくのが印象に残った。
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不思議な世界に入り込んだような、それでいて読み終わって幸せな気持ちになった。 掴むことのできない、はかないものを美しく描き上げている。 奈良美智さんの絵がよく似合っている。
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巻末にあった最後の奈良氏の絵は、いつか横浜美術館で観た絵だった♥ http://bit.ly/1gi3G5l
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この人の作品はいつも同じテーマと雰囲気を持ってるなーと思う 愛する人の喪失と同じ痛みを知っている人との遭遇、それからまた喪失 あんまり共感とか理解は得られませんでした 私の持ってる孤独とか喪失感と少し趣が違う この人の話を読んでて女って強いなーとも思う
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よしもとばななの入門書にはもってこいの作品だと思う。 字が大きくてページ数も少なくて、そのうえ奈良さんの画が四分の一くらいを占めているので、あっという間に読み終わってしまう。 それなのに、他のよしもとさんの作品同様の魅力がぎっしり詰まっているのだ。 私は最初の一ページでまた心が揺...
よしもとばななの入門書にはもってこいの作品だと思う。 字が大きくてページ数も少なくて、そのうえ奈良さんの画が四分の一くらいを占めているので、あっという間に読み終わってしまう。 それなのに、他のよしもとさんの作品同様の魅力がぎっしり詰まっているのだ。 私は最初の一ページでまた心が揺さぶられてしまった。 このインパクト大のタイトルで、どんな作品なんだ!?と読む前は心配したけどね。(笑) 母を亡くした悲しみに打ちひしがれたときは、よしもとさんの作品。 夫婦関係に悩んだときは、江國さんの作品。 何だか最近そういう方程式が、自分の中で出来てしまいました。 このお二方は、常日頃自分が思っていることを的確に書いてあるので、「なんでそんなに分かってくれちゃうの?」と、困惑すらしてしまう。
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ばななさんの紡ぐ文章が好きだ。ふわふわして少し掴みどころがないのに、素直に心に入ってくる。 アルゼンチンババアは短い物語だけれど、著者のメッセージがすーっと直線的に向ってきて、奈良美智さんの絵とも相まって。 人が死ぬこと、生きることを伝えてくれる、そんな作品です。
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