エバーグリーン の商品レビュー

豊島ミホ【著】

2009/10/04

この女の子のほうの主人公の設定が私に似ている・・・！と思った。結局そんな感じなのね。恋愛的な好きと憧れ的な好きは違うのかな。１０年越しの約束なんて非現実だと思うけど、なんかそういうのいいなと思った。読みやすかった。

2009/10/04

『そばに居る人と居ない人は全然異質の「好き」になるよね。』
この一言に全て持っていかれた。
10年後、互いの夢を叶えて再会しよう。
中学の卒業式に約束した、ミュージシャン志望の少年と少女漫画家志望の少女の話。
…と書くとそれこそ少女漫画みたいな粗筋になってしまうけれど、丁寧過ぎる程の心理描写が切なくてほろ苦くて凄く痛い。
10年の月日は人を変えさせる。時間も人も流れてゆく。そして、埋もれてゆく。
それぞれの視点が交互に書かれているのも更にいじらしさと甘酸っぱさを増長させていて良かった。

2009/11/17

中学生の卒業式の日に交わした１０年後の約束を果たすおはなし。
男女両方の視点からの描写があったのは両方の気持ちがわかりやすくてよかったけれど、場面が戻ってしまいわかりにくくなるのが不便だった。
約束を１０年も胸に思っていられるのがすごいと思った。青春でちょっぴりほっこりなるような作品だった。
１０年後の約束をしてたとえその通りになっていなくても、本当に１０年後また会えたならそれは奇跡だと思う。
…たまに恋愛ものを読むとすごく恋がしたくなる。こんな青春過ごしてみたかったなとも思えた。

2009/10/04

十年後の今日、三月十四日、ここっ。

中学の卒業式、シンとアヤコは十年後に二人の夢をかなえて再会することを誓う

夢をかなえたアヤコと諦めたシンのさみしさや不安といった心情を見事に描いていた

何を得れば幸せなのか

二人を見守り応援したくなる話

2009/10/04

中学生時代に10年後の再会を約束した男女の人生模様と心の動きを描いた切ない青春物語。小説のかきっぷりが、オトコの視点とオンナの視点から交互にかかれているため、すごい情景がありありと浮かんできてお勧めの一冊。

2009/10/04

どんなに好きでも、ずっと好きでも、いつかはほかに好きな人は出来る。
けど約束がある限り、生きていける。
ちょっと切ないようなしょっぱいようなお話。
どんな恋愛をしても忘れたくない恋愛があるって素敵やと思う。

2009/10/07

約束の全ては果たせなくても、思い描いてたことは起こらなくても、10年後に会えたというだけでそれはもう奇跡だと思う。

2009/10/04

主人公の一人は、結局早々に音楽の夢を諦めていた。
自分より凄いやつがいる現実。その凄いと思った奴でさえ、夢破れて帰ってきていた。
でも彼らは音楽に賭けたのだ。それが出来た奴と出来なかった奴。
でも届かない音楽なんて。

2010/03/28

すごくきらきらしている。切なさと優しさが入り混じった感じのラストに泣きそうになった。こういう幸せの形もありだと思った。

2009/10/04

女の子のセリフというか書いてある仕草がとてもかわいらしく、楽しく読み進められた。
ふたりの会話がいい。