ひかりをすくう の商品レビュー
頑張っていた仕事をやめて、同居人と東京郊外に引っ越す。そこで登校拒否の女子高生の家庭教師をすることに。 仕事のやりすぎで心の病となった女性の、なんてことのない日常が書かれた作品でした。
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これは、どうよ…期待はずれ。「流れ星が消えないうちに」がすごく好みだったから、この作者に期待しすぎているのかもしれない。キャラクターが中途半端な感じのまま、終わってしまっていてもう少し書き込んで欲しい。作者紹介の文章があざとくて嫌だ。
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ある意味ほのぼのではあるんだけど、底に流れているものはそればかりではない。何だか、力づけられる小説。
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装丁とタイトルがすごくいい。 「もし何かを見つけたのなら、本来の意図や意味など気にせず、その見つけたものを大切にすればいいのだ」心に響きました。 ちからを抜いてみよう。 ひかりをすくうことは、難しいことじゃないんだね。
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やすみたいときはやすめばいいしなきたいときはないていいんだよ、こんなじぶんでも生きてていいんだよっておしえてくれたさくひん。「無限の可能性をもっているのはこどもだけではないのだ」にすくわれる。
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タイトルと表紙に惹かれて読んでみましたが、すごくよかったです。いい意味で、この人には話を面白おかしくしようという発想がないんだと思う。主人公の女性がひとりで川を渡るシーンの描写に感動した。
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今、自分が本当に必要としているものは一体何か? 仕事か?恋人の存在か?それとも? 僕は、この本を読んで、人という存在の強さと脆さを、感じました。 自分が本当にしたかったはずのことをしているはずなのに、それによって、自分自身を追い詰めていってしまう。 けれども、それをやめることは、...
今、自分が本当に必要としているものは一体何か? 仕事か?恋人の存在か?それとも? 僕は、この本を読んで、人という存在の強さと脆さを、感じました。 自分が本当にしたかったはずのことをしているはずなのに、それによって、自分自身を追い詰めていってしまう。 けれども、それをやめることは、自分を否定していることのようにも感じる。 走り続けた自転車が軋むように、人もまた正しいことのみを続けることは出来ない。 時には立ち止まり、腰を下ろし、後ろを振り返ったり、油を注したりする必要がある。 そんな当たり前で、言われなくても分かってると言いたくなるようなことを、改めて最実感させてくれました。 ふと疲れた時に、ゆっくりと時間をかけて読んで欲しいと思いました。
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