ひかりをすくう の商品レビュー
14/8/12 仕事でパンクしてしまった主人公。温かく支えてくれる恋人や姉がいて、この人たちのお陰で寛解に向かえるんだなぁ、やっぱり環境って大事だなぁと。 弱いところを見せられる人は大事にしないといけない。 でもふわーっと終わってしまったのでもう少しパンチが欲しかったナー。
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14/06/28 全体に漂う閉塞感。平凡な生活の美しさ。好みです。 静かな強弱のない小説だと気を抜いて読んでいると、ずぶりとやられます。世の中はきれいなことばかりではないと。でもそれは見方を変えればきれいにもなると。どちらが正しいのか誰にもわからないと。 P150- 薫さん...
14/06/28 全体に漂う閉塞感。平凡な生活の美しさ。好みです。 静かな強弱のない小説だと気を抜いて読んでいると、ずぶりとやられます。世の中はきれいなことばかりではないと。でもそれは見方を変えればきれいにもなると。どちらが正しいのか誰にもわからないと。 P150- 薫さんとはこんなことも話した。 「アンボーン・カーフってなんですか?」 「本当にいい子牛の革は、子牛が生まれる前に取るの。母牛の腹を裂いて、子牛を引きずり出すわけ。もちろん子牛は立てないし、息もできないわよ。生まれる時期がまだ来てないんだから。むりやり引きずり出して、すぐに殺して、革を剥ぎ取るの」
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頑張らないように頑張りなさい。 結局頑張るのかよ。 心は壊さないに限る。 しかし、この人の話は、すっと読んでいけて あっという間に終わってしまう。
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頑張っていた仕事を辞め、 同棲している哲ちゃんとともに少し田舎へ引越してきた智子。 仕事は好きだったし、頑張ってきたけれど それが自分を追い詰めて精神的に病気になってしまった。 新しい町で過ごす日々。 家庭教師をすることになった不登校の少女・小澤さん。 哲ちゃんの元妻。 ゆ...
頑張っていた仕事を辞め、 同棲している哲ちゃんとともに少し田舎へ引越してきた智子。 仕事は好きだったし、頑張ってきたけれど それが自分を追い詰めて精神的に病気になってしまった。 新しい町で過ごす日々。 家庭教師をすることになった不登校の少女・小澤さん。 哲ちゃんの元妻。 ゆるゆるして、あったかい話でした。
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あぁ いいなぁ と 思っている時ってのは その 物語のなにかが 自分の琴線に触れている時だよね もちろん 自分とは 場所も時間も年齢も なにもかも違っているのだけれど あぁ いいなぁ と 思わせてもらう一冊に出逢ったときは やはり うれしいもの そんな 一冊に出逢うために ...
あぁ いいなぁ と 思っている時ってのは その 物語のなにかが 自分の琴線に触れている時だよね もちろん 自分とは 場所も時間も年齢も なにもかも違っているのだけれど あぁ いいなぁ と 思わせてもらう一冊に出逢ったときは やはり うれしいもの そんな 一冊に出逢うために する読書もあっていい
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2013.1.16 読了。さらーっと読めるのんびりした話。仕事に根詰め過ぎてパニック症状を起こしてしまい、仕事を辞める主人公。仕事仲間であった男性と仲良くなり一緒に暮らしていたが、ともに田舎へ移住。じきに不登校児に英語の家庭教師をしていく中で子どもは学校へ復帰する。正直なんだか良...
2013.1.16 読了。さらーっと読めるのんびりした話。仕事に根詰め過ぎてパニック症状を起こしてしまい、仕事を辞める主人公。仕事仲間であった男性と仲良くなり一緒に暮らしていたが、ともに田舎へ移住。じきに不登校児に英語の家庭教師をしていく中で子どもは学校へ復帰する。正直なんだか良くわからない終わり方とは思うけれど、作者は「仕事に疲れた女性」を描くことで、世間の働く女性へ何か伝えたかったように思う。こんなふうに「休息を取ることも大事なのだよ」と言われた気がする。
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2012/12/30 WED 姉から借りる 2012/12/30 WED 読了 橋本紡特有の、傷付いた人達の、だけど優しい世界観が広がっている。 素朴だけどきれいな文章で読む文章は大変読む価値があります。 橋本先生ファンなら絶対読むべき、後悔はしません。 『きれいじゃない...
2012/12/30 WED 姉から借りる 2012/12/30 WED 読了 橋本紡特有の、傷付いた人達の、だけど優しい世界観が広がっている。 素朴だけどきれいな文章で読む文章は大変読む価値があります。 橋本先生ファンなら絶対読むべき、後悔はしません。 『きれいじゃないものがある一面からだととてもきれいだったとてもきれいな時がある』 という文章がとても好きです。
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智子はひかりを求めた。 それは両親と共に暮らしていた時からも、きっと。 けれど、ひかりは遠のくばかりで。 哲ちゃんと出逢い、「中間」の街で智子はひかりに届いたのだと思う。
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世の中には強い人ばかりじゃない。女性が社会に出てずっと働き続けるということは、自分の弱い部分を無視して、自分は強いと思い込むことで可能になるのだと、この本を読んで思った。特に、四年制大学を卒業して就職する女性は、男性と同じ「強さ」を武装して働かなければいけない。男女差別撤廃だとか...
世の中には強い人ばかりじゃない。女性が社会に出てずっと働き続けるということは、自分の弱い部分を無視して、自分は強いと思い込むことで可能になるのだと、この本を読んで思った。特に、四年制大学を卒業して就職する女性は、男性と同じ「強さ」を武装して働かなければいけない。男女差別撤廃だとか、女性の権利向上を唱った女性たちが作った社会で、今を生きる女性は、本来自分が持つ弱さを曝け出すことが出来なくなってしまった。これが、本当に私たちの選んだ世界だったのだろうか。強く生きることを強要される世界で幸せになるのは一体誰なのか。 男性にも劣らない強さを持って、人に頼ることができなくなってしまった人や、その逆で、自分の弱い部分がコンプレックスだという人に読んでほしい一冊。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
橋本さんの作品を連続して読み続け中。 ハードな仕事のストレスから心に障害を負った一人の女性が、心や優しきパートナーの支えを受けながらゆっくりと生きる自信を回復していく物語。 デザイナーとしてバリバリ仕事をしてきた智子は、休日返上で仕事をしている最中に事務所で発作を起こし倒れてしまう。そこへたまたま出勤してきた事務担当の哲ちゃんに助けられ病院へ。それ以降、二人の関係が深まっていくのだが、、、 いまひとつの感だなあ。
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