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日野原重明の生き方哲学 の商品レビュー

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2017/08/01

日野原重明先生、先日、105歳で健康長寿を全うされました。ご冥福をお祈り致します。生まれは私の父と同じ明治44年で、父より36年長生きされました。日野原先生は、鉄人衣笠とは、タイプは違いますが、同じ鉄人だと思います。この本にゲーテの言葉が紹介されています。「我々の命は、医者によっ...

日野原重明先生、先日、105歳で健康長寿を全うされました。ご冥福をお祈り致します。生まれは私の父と同じ明治44年で、父より36年長生きされました。日野原先生は、鉄人衣笠とは、タイプは違いますが、同じ鉄人だと思います。この本にゲーテの言葉が紹介されています。「我々の命は、医者によっては一日たりとも長くされません。我々は定められた寿命だけを生きるのです。医者を信頼できないのに、医者なしではやっていけないところに人間の大きな悩みがあります」と。病院で死にたくないという人の声は多い。何が病院に欠けているか、日野原先生は次のように述べてらっしゃいます。①医師、看護師の人間としての高い感性と病人や家族をいとおしむ慈悲深い心 ②その上に、合理的な治療体制

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2011/11/23

日野原先生が70歳代から80歳代にかけて書いたエッセイをまとめたもの。主に人の死についての考え方を医療人の立場からまとめている。読みやすいのでどんどん読めてしまうが、一読して先生がバリバリのクリスチャンであるとわかってしまうのが自分なりにおもしろかった。あまり公の場でクリスチャン...

日野原先生が70歳代から80歳代にかけて書いたエッセイをまとめたもの。主に人の死についての考え方を医療人の立場からまとめている。読みやすいのでどんどん読めてしまうが、一読して先生がバリバリのクリスチャンであるとわかってしまうのが自分なりにおもしろかった。あまり公の場でクリスチャンであることを表明なさらないけれど、控え目に信仰告白はしっかりとされていると思ったりもした。さすが日本基督教団田園調布教会の長老だな、なんて下衆に思ったりした。日本の医療におけるターミナルケアの諸問題についても問題提起している。

Posted byブクログ