「性愛」格差論 の商品レビュー
17年も前なのか。 負け犬、という30代未婚女性に対する蔑称。17年後の今ではそれが多数になってしまって、数の多さで負けている感じすらしない。 まだバブルの後遺症から抜けていない勝ち負けの精神性の時代の話。現在の方が圧倒的に生きやすい。
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対談形式になっているが、これは斎藤さんしゃべりすぎなのでは…。もっと酒井さんの話も聞きたかったです。
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いろんなジャンルの人たちが客観的に整理されていてとてもよかったです。 同性同士でつるむ、腐女子のいろいろ、オタクの萌え(脳内恋愛)事情、男女の格差、童貞と処女のカミングアウト可不可…など共感するところがいっぱいでした。 サブカル、ヤンキー、オタク…希望は性愛にしかないそうです。笑...
いろんなジャンルの人たちが客観的に整理されていてとてもよかったです。 同性同士でつるむ、腐女子のいろいろ、オタクの萌え(脳内恋愛)事情、男女の格差、童貞と処女のカミングアウト可不可…など共感するところがいっぱいでした。 サブカル、ヤンキー、オタク…希望は性愛にしかないそうです。笑。 ちなみに本の中では普通女子とオタク男子という構図でしたが逆でもうまくいくんですかね。そこだけ気になりました。かなしいことですね。そしてそうやって負け犬を自虐するあたりもまた日本人ですね。
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「腐女子」について全く理解の外にいる酒井順子の質問に斎藤環が答えているのだが、ほぼ間違っていない「腐女子」の分析はこの人が唯一かも。 恋愛至上主義者とはここまで相容れないのか、と感慨深い。
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斎藤環さんと酒井順子さんの対談。 テーマは、負け犬、おたく、ヤンキー、腐女子。 軽い感じで話は進んでいくけど、かなりむずかしいことを言うている気がした。 タイトルに惹かれて読んだけど、こういう日本の文化の分析みたいな本に慣れ親しんでいない自分としては、読みにくかったです。
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なかなか興味深い良書。オタク代表の斎藤環と負け犬代表の酒井順子による対談形式で、「モテ」「萌」とは何かについて語られていく。恋愛至上主義文化、オタク文化、サブカル文化に対する深い考察が面白い。主なテーマは、「負け犬」「おたく」「ヤンキー」「腐女子」。様々な文化に棲み分けが進む日本...
なかなか興味深い良書。オタク代表の斎藤環と負け犬代表の酒井順子による対談形式で、「モテ」「萌」とは何かについて語られていく。恋愛至上主義文化、オタク文化、サブカル文化に対する深い考察が面白い。主なテーマは、「負け犬」「おたく」「ヤンキー」「腐女子」。様々な文化に棲み分けが進む日本において、性愛に「勝ち組vs負け組」の枠を取っ払うのではないかと希望を託した本である。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
[ 内容 ] 金があっても必ずしもモテない(!?)時代。 格差は「金持ち/貧乏」「モテ/非モテ」「既婚/未婚」等と入り組む。 趣味の「棲み分け」が進むなか、男女が番(つが)わない理由を徹底究明。 [ 目次 ] 1章 「負け犬」―非婚は不幸なのか(負け犬とひきこもり 強い女はなぜモテない ほか) 2章 「おたく」―萌える男たちの心理とは?(「萌え」とは何か 『電車男』は母性愛 ほか) 3章 「ヤンキー」―語られざる一大文化(ヤンキーは一大文化 女医と看護師 ほか) 4章 「腐女子」―異性と番(つが)うよりも同性で(乙女カフェ 女子高生という「価値」 ほか) 終章 「負け」を生き抜く―九〇年代以降の流れの中で(「ちやほや病」 趣味と格差 ほか) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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タイトルは浅薄ながら中身はなかなか濃い。 斎藤・酒井両名の掛け合いも絶妙で、二時間あれば読める。 恋愛至上主義者(本田透)とのレッテルを貼られた酒井さんの弁明も読めます。
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>斉藤:一般的におたくは注目されたりもてはやされたりするのを嫌うし、誤解されれば反発してツッコミを入れてきます。(中略)僕もヴェネチア・ビエンナーレの日本館でおたくの個室をミニチュア化した作品を出品してきましたが、「余計なことはするな」「世界に知らせるな」「頼むからそっとしておい...
>斉藤:一般的におたくは注目されたりもてはやされたりするのを嫌うし、誤解されれば反発してツッコミを入れてきます。(中略)僕もヴェネチア・ビエンナーレの日本館でおたくの個室をミニチュア化した作品を出品してきましたが、「余計なことはするな」「世界に知らせるな」「頼むからそっとしておいてくれ」みたいな反応がネット上ではけっこうありました。
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うーん、結構難しかった。 酒井順子さんと斎藤環という、対極な2人の対談はとても興味深いのだけど。 斎藤さんってすごく口が立つんですね。
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