ポール・デルヴォー の商品レビュー
マグリットとキリコに影響を受けて、自分の絵に目覚めた! マグリットのように理詰めではなく、個人的経験を反映した絵であり、キリコのように不穏でもない、静謐な世界を描いている。意識とも無意識ともつかない夢の世界なのだろう。我々の真実を突いていると思う。我々が生きているのは夢のはざまの...
マグリットとキリコに影響を受けて、自分の絵に目覚めた! マグリットのように理詰めではなく、個人的経験を反映した絵であり、キリコのように不穏でもない、静謐な世界を描いている。意識とも無意識ともつかない夢の世界なのだろう。我々の真実を突いていると思う。我々が生きているのは夢のはざまの世界なのだから。だから、こんなに惹かれるのだ。 もう少し絵の数が多かったらなあとは思う。
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いずれのタブローも音を感じさせるものはなく、そこは奇妙な静寂に支配されている。しばしば描かれる汽車にしても、その最後尾を見せるだけで、そこには躍動感や力を感じさせるものは何もない。しかし、かといってそれはキリコのように、光と影の強いコントラストが、見る者に不安や恐怖を喚起させるのとも明らかに違う。薄明の(ブルトンのいう「鉱石の光」か)、あるいは時として柔らかな陽の光に包まれた世界はフランドルのものなのだろうか。そして、描かれる女たちの視線はどこにも向かわず、ただ自己の鏡像だけを見つめているかのようだ。
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澁澤龍彦の『幻想の画廊から』でデルヴォーの「エコー」「夜明け」を観て気に入り、本画集を読んだ。その2点がなかったのが残念。そして内容も全体的に期待しすぎたせいか、物足りないものがある。デッサン力に乏しい所が気になった。世界観は好きだが…。解説も詩的すぎて。
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