柘榴のスープ の商品レビュー
翻訳が悪いのか、原書が悪いのか不明だが(おそらく後者)、時々説明が過ぎて内容が不明になる。完成度低し。 出てくる食べ物は面白い。
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テヘランから逃れてアイルランドの地で偏見や酷い仕打ちに遭いながらも 強く逞しく生きていく姉妹達。 様々なスパイスを使ったペルシア料理が美味しそう。
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面白い小説。 イラン出身の若い3姉妹がアイルランドの田舎町にやってきてカフェを開く話。 アイルランドの田舎町というと、小説や映画で知る限り「因習」「排他的」などという言葉の同義語みたいなので、姉妹は存在するだけで波乱を引き起こす。長女マルジャーンの作る料理はおいしいだけでなく、...
面白い小説。 イラン出身の若い3姉妹がアイルランドの田舎町にやってきてカフェを開く話。 アイルランドの田舎町というと、小説や映画で知る限り「因習」「排他的」などという言葉の同義語みたいなので、姉妹は存在するだけで波乱を引き起こす。長女マルジャーンの作る料理はおいしいだけでなく、人を動かして夢の実現にむかわせる力があり、その料理のおかげでだんだんと受け入れてくれる人も増えていくけれど、権力を握る酒場の経営者との対立は激しくなり、また姉妹の秘められた過去が・・・とあらすじを書くと、ジョアン・ハリスの『ショコラ』にそっくりな話なのでした。 末っ子のレイラーはバラの蕾とともに生れ落ち、それ以来身体からいつもバラ水とシナモンの香りがする・・・など、ホラ話というか超現実的なエピソードが端々に普通に出てくるところは『赤い薔薇ソースの伝説』を連想しました。 良くも悪くも何かに似ている、どこかで読んだような?と思わせる話なのですが、別にオリジナリティがなければ駄目というものでもないし、細部は全く独自のもの。 サモワールの金色、テヘランの生家の庭にあった噴水のタイルのターコイズ・・・など色彩が豊か。
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