レジンキャストミルク(3) の商品レビュー
身近な友人の身の上に起こった出来事に、心を揺さぶられ不安定な状態に陥るヒロイン。 「機械だから」とおのれの人間らしさを否定してきた彼女に、次第に感情が芽吹いていくが、それは同時に、機械としての完璧が失われていくということ。 今回のストーリーの核は舞鶴蜜。物理攻撃専門の虚軸...
身近な友人の身の上に起こった出来事に、心を揺さぶられ不安定な状態に陥るヒロイン。 「機械だから」とおのれの人間らしさを否定してきた彼女に、次第に感情が芽吹いていくが、それは同時に、機械としての完璧が失われていくということ。 今回のストーリーの核は舞鶴蜜。物理攻撃専門の虚軸の持ち主だけに、全体的に血なまぐさくて痛々しいのが難点……。 3,4巻は二冊で一つのエピソードという構成ですが、つまり蜜を語るために二冊分用意されているといっても過言ではないです。 おそらく、全一コンビ除いて主要人物の中で一番設定が作りこまれているのが蜜でしょう。記憶を改ざんしたり傷を治したりといった、応用の利く便利機能を持たず、直情径行に走っては失敗して傷つきを繰り返す彼女は、主人公より主人公らしいぐらいです。いっそもう一人の主役じゃないかと。 今回、例のネチネチがけしかけてくる敵は、人形を愛する異常性癖者。狙われたのは不安定期まっただなかの硝子。 彼女を守るべき主人公はトチ狂ってあっさり敗北。こいつほんまに大丈夫なんか。
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前半の硝子の天然具合やらおたおたする晶のほのぼのがよかっただけに後半へのダークとの落差が予想できて凹んだ。 下巻は一冊丸ごとプリン王国希望。
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