翳りゆく時間 の商品レビュー
何故、三島由紀夫が名を連ねているのか?浅田次郎さんに覗いたい。「りんご追分」が秀逸。明け方公園で吹くトランペットの曲としては最高。うつら寝の方々でも文句はつけまい三島由紀夫の「煙草」は興ざめ
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吉田修一目当てだったが、やはりこの人の作品は妙に気取ってなくて、でも味わい深くてとてもいい。あとは浅田次郎もよかった。 江國香織、北方謙三、山田詠美はどうも気取った感じが好きになれない。共感できないからかよく意味がわからないし。三島由紀夫にいたっては、何が言いたいのかもよくわから...
吉田修一目当てだったが、やはりこの人の作品は妙に気取ってなくて、でも味わい深くてとてもいい。あとは浅田次郎もよかった。 江國香織、北方謙三、山田詠美はどうも気取った感じが好きになれない。共感できないからかよく意味がわからないし。三島由紀夫にいたっては、何が言いたいのかもよくわからなかった。
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読書をあまりしない人へ。 秋の夜長 読書入口として。 りんご追分(江國香織) 煙草(北方謙三) みんなのグラス(吉田修一) スモーカー・エレジー(阿刀田高) マダムの咽仏(浅田次郎) 天国の右の手(山田詠美) 煙草(三島由紀夫) 以上が収録された短編小説集。 浅田次郎さんが選...
読書をあまりしない人へ。 秋の夜長 読書入口として。 りんご追分(江國香織) 煙草(北方謙三) みんなのグラス(吉田修一) スモーカー・エレジー(阿刀田高) マダムの咽仏(浅田次郎) 天国の右の手(山田詠美) 煙草(三島由紀夫) 以上が収録された短編小説集。 浅田次郎さんが選出しただけあり、どの話も素晴らしい。 読書にあまりなじみがない方がここから掘り下げるとことができると思う。 ベストアルバム的なもの。
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初めて読んだのは小学生の時だったかな。 母親はトイレに小説を置く癖があって、そこにあった。 すべて読んだけど、私が覚えてるのは1つだけ。 マダムの喉仏 だけ。 自分の決めた生きていく道を、 ただただきちんと全うしたい。 あまりに哀しいのに、 とてつもなく愛おしくなる。
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アンソロジーは久しぶり。 他の本で読んでるにもかかわらず、初めて読んだように新鮮。 どんどん記憶力も落ちてるみたい。 山田詠美はやはり好きだ。
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スモーカーエレジーが特によかった。 旦那さんの人柄、というか男性的な可愛らしさにきゅんとしてしまった。
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アンソロジーである。選者は浅田次郎。浅田次郎はあとがきの中でこう語っている。 「目と耳と舌と鼻と肌とで、小説でしか実感できない作品を抜き出してみると、こんなラインアップに なった」 その五官を駆使して小説を味わせてくれるラインナップは以下のとおり。 江國香織「りんご追分」...
アンソロジーである。選者は浅田次郎。浅田次郎はあとがきの中でこう語っている。 「目と耳と舌と鼻と肌とで、小説でしか実感できない作品を抜き出してみると、こんなラインアップに なった」 その五官を駆使して小説を味わせてくれるラインナップは以下のとおり。 江國香織「りんご追分」、北方謙三「煙草」、吉田修一「みんなのグラス」、阿刀田高「スモーカー・ エレジー」、浅田次郎「マダムの喉仏」、山田詠美「天国の右の手」、三島由紀夫「煙草」の7人の作家 による7編だ。どれもこれも素晴らしい作品である。五官に訴え、五感を刺激し、アドレナリンが分泌 するような小説だ。けして「純文学」ではないと思う。どちらかといえば「大衆小説」「娯楽小説」。 しかし、だからこそ五官で味わえる面白さなのだと思う。あまりにも高貴すぎて、自分の想像の及ばぬ 世界の物語では、体が理解しない。描かれる情景も思い描けないし、出てくる料理の味すらわからない。 誰もが日常の生活の中で味わうであろう「大衆」経験を文章芸術によって昇華させるからこそ、多くの 読者は体に刻み込まれた記憶が呼応するのだと思う。それが、人によってロマンチックだったり、 センチメンタルだったり、時にはメランコリーだったりするのだが、五感が反応するからこその、 感情であるのだろうと思う。それを思い起こさせるのが、小説という娯楽なのだ。 小説の面白さとはこういうことなんだと、改めて思い起こさせてくれるアンソロジー作品の1冊。 【翳りゆく時間】は、我々の細胞に刻み込まれた色々な記憶を、呼び起こしてくれる時間である。
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かくして大人になるということが私にはひとつの完成あるいは卒業だとは思えなかった。少年期は永劫につづくべきものである、また現につづいているのではないだろうか。それだのに我々はどうしてそれを軽蔑したりすることができよう。(三島由紀夫)
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アンソロジー 秘めていた想いが高まって溢れ、やがてほの暗いメランコリーに昇華してゆくまでを、 小説の名手七人が鮮やかに描く。甘苦い味わい、大人のための傑作アンソロジー。 (by Amazon) 書き手はというと、 江國香織/北方謙三/吉田修一/阿刀田高/ 浅田次郎/山田詠美/...
アンソロジー 秘めていた想いが高まって溢れ、やがてほの暗いメランコリーに昇華してゆくまでを、 小説の名手七人が鮮やかに描く。甘苦い味わい、大人のための傑作アンソロジー。 (by Amazon) 書き手はというと、 江國香織/北方謙三/吉田修一/阿刀田高/ 浅田次郎/山田詠美/三島由紀夫 なんともまぁバラエティに富んだかんじ。 意外にもはじめましてはひとりでそれが意外にも浅田次郎だったり。 賛否はあるっぽいけれど、あたしは割と好きかもだなぁ。 この中でいちばんよかった篇が彼でした。 短編から読んでみようかな。 そしてやっぱりあまり得意ではない三島さん。 相性かしら・・・。笑
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浅田次郎の他、江國香織、北方健三、宮部みゆき、三島由紀夫など7名の短編集。 作家毎の個性のあふれる作品で一気に読めますし、ちょっとした空いた時間に読むのにお奨め。
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