LOVE or LIKE の商品レビュー
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人気男性作家6人による恋愛小説アンソロジー、第2弾。初恋のもどかしさとか、ちょっとずつ距離が近づいていく時のドキドキとか。可愛いような恥ずかしいような懐かしいような、物語が詰まってます。オススメ!
abtm
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LOVE or LIKE 収録作は以下の通りです。コンセプトは”好き”と”愛してる”の間。 石田由良 『リアルラブ?』 中田永一 『なみうちぎわ』 中村航 『ハミングライフ』 本多孝好 『DEAR』 真伏修三 『わかれ道』 山本幸久 『ネコ・ノ・デコ』 竹蔵が一番ぐっときてしまったのは、本多氏の「DEAR」です。可愛い転校生、大人の関係が子供の関係ににも持ち込まれたいじめ、4人の友情、そして再開した3人の心情は”好き”と”愛”のまさに中間です。 竹蔵が高校生だった頃、ピアノの勉強でフランスに留学する子がいて、何人かで空港まで見送りに行くことになりました。竹蔵はどうしてか空港に到着するのが出発のぎりぎりになってしまい、走りに走ってやっと出国ゲート越しに手を振ったことを思い出してしまいました。これが竹蔵的な”好き”+αの記憶。その後、さんざん冷やかされたのも、懐かしい記憶として残っています。 心の揺れ、皆さん今も持っていますか? なぜかとても大切なものに思えるのですが・・・ 竹蔵
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「なみうちぎわ」「ハミングライフ」「DEAR」は好きな作家3人の作品だったからというのもあるがよかった。特に「DEAR」の雰囲気が気に入った。「ハミングライフ」は会う約束をした後に恐ろしいどんでん返しが来るのではとビクビクしてしまったが杞憂。短編集だとそういうのが無いのが少し寂し...
「なみうちぎわ」「ハミングライフ」「DEAR」は好きな作家3人の作品だったからというのもあるがよかった。特に「DEAR」の雰囲気が気に入った。「ハミングライフ」は会う約束をした後に恐ろしいどんでん返しが来るのではとビクビクしてしまったが杞憂。短編集だとそういうのが無いのが少し寂しい。
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人気作家の恋愛小説を集めた短編集。 面白くないわけではないけれど、なかには「?」と思うようなお話もあって、これは好みの問題なのかな?と思う。私は「なみうちぎわ」と「Dear」が好きかな。
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中田永一の「なみうちぎわ」大好きです。こたろう素敵~素敵~゚+.゚(´▽`人)゚+.゚高校生なのに妙に大人で。大人にならざるを得なかったんだなー。悲しい出来事、悲しい真実があっても、それを引きずらせず、素敵な恋だなぁと思ってしまうのは、中田永一さんの腕なんだろうなぁ。
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久しぶりに本を読もうと思い、手に取った本。 6人の作家さんのオムニバスで読みやすかった。初めて読んだ作家さんもいたし、新鮮な感じですんなり読み進めた。 特に気に入ったのは、『なみうちぎわ』と『ハミングライフ』。 全体的にドロドロした内容もなく、爽やかなものが多かったので、久しぶり...
久しぶりに本を読もうと思い、手に取った本。 6人の作家さんのオムニバスで読みやすかった。初めて読んだ作家さんもいたし、新鮮な感じですんなり読み進めた。 特に気に入ったのは、『なみうちぎわ』と『ハミングライフ』。 全体的にドロドロした内容もなく、爽やかなものが多かったので、久しぶりに読書を楽しめて良かった。
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この「好き」はどっちなんだろう タイトルに惹かれて衝動買いしちゃいましたが…あんまりこのタイトルに合った感じはなかったよぅな。。 6人の作家さんによる短編集☆ 恋愛…じゃないよぅな作品もありつつ、個人的には中村航さんの『ハミングライフ』がいちばん好きだなぁと思いました...
この「好き」はどっちなんだろう タイトルに惹かれて衝動買いしちゃいましたが…あんまりこのタイトルに合った感じはなかったよぅな。。 6人の作家さんによる短編集☆ 恋愛…じゃないよぅな作品もありつつ、個人的には中村航さんの『ハミングライフ』がいちばん好きだなぁと思いました♪ ほのぼのほんわか…こぅいぅ雰囲気好きです(^-^*) 顔も名前も何もわからない相手との手紙のやりとり、、ちょっと怖くて、でもドキドキして…なんかそぅいぅ感情って心地良かったりしますし♪ でも外見を知らないからこそ内面だけで恋に落ちれるんだと思いましたし、素敵なお話でした☆彡
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一番イイと思ったのは、中村航さんの『ハミングライフ』です! すごいステキな話! 主人公も、小川君も、視点がイイd(^_^o) それと、山本幸久さんの『ネコ・ノ・デコ』は、同じ作者の『失恋延長戦』を読むと面白いと思います。
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いいとこどりのように、六人の作品が一度に読める本。 最も印象深いのは、中田永一さんの作品。深い話だけど爽やかに見える。別の合唱の話にも似た雰囲気があったような…
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"「好き」と「愛してる」の違いって?" 石田衣良をはじめ6人の男性作家が描く恋愛アンソロジー。祥伝社さんからは「I LOVE YOU」に続く第2集。 本多孝好さんの「DEAR」が個人的には一押し。 20歳の同窓会に集まった同級生3人。小学校6年生の時に同じ少女を好きになった。 親の仕事の関係で、3人以外には友だちを作ることができず、短期間でまた学校を去ることになった。3人は少女に告白したが、彼女はその答えを手紙に書いて池に投げ込んだ……8年後にその答えを言うよ、と。 8年後、彼女は同窓会に来なかった。そして彼女が選んだ仕事は……。 小学生と大人のそれぞれの思いが、綺麗に描かれた作品だと思います。 石田衣良さんの「リアルラブ?」はお互い届かない相手に恋をしたバイト先の同僚の一コマ。セックスフレンドだってところが石田衣良さんらしいと言えばらしいけど。 軽いタッチの描き方でアンソロジーの1編目としては最適。 中田永一さんの「なみうちぎわ」は、水難事故で5年間植物状態だった女性の元に、かつて自身が家庭教師として教えていた生徒が高校生になってやってくるお話。 少しずつ時間と男女の距離を縮めていく雰囲気が素敵な作品。 中村航さんの「ハミングライフ」は出会った野良猫を挟んで、手紙のやり取りを楽しむ二人の話。 こういうやり取りって良いよね。 真伏修三さんの「わかれ道」、山本幸久さんの「ネコ・ノ・デコ」の2作は個人的にはイマイチかなぁ。「わかれ道」はラストが印象的だけど古典的な恋愛小説にありがちな感じ。「ネコ・ノ・デコ」は恋愛小説なの、これという感じでちょっと作品集的には尻すぼみになっちゃいました。
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