LOVE or LIKE の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
『ILOVE YOU』に続く第二弾。男性作家6人の恋愛アンソロジー小説集。①石田衣良「リアルラブ?」②中田永一「なみうちぎわ」③中村航「ハミングライフ」④本多孝好「DEAR」⑤真伏修三「わかれ道」⑥山本幸久「ネコ・ノ・デコ」。「DEAR」4人の素直さ恥ずかしさに…、「ハミングライフ」ほんわかしたなぁ、公園で牛乳を与えるのら猫と木のウロを通じて置き手紙のやり取りでのら猫の名前をドドンパと名づけたりする手紙がつなぐ恋の話。「なみうちぎわ」水難事故で植物状態になった姫子が目覚めると……水難事故になった原因が…。
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頬ずりしたくなるような、綺麗な装幀の本です! 6人の男性作家によるアンソロジーなのですが ひとりひとりにテーマカラーが定められていて、 白い表紙の上を横切る、その6色のリボンに白抜きで浮かぶ『LOVE or LIKe』の文字。 表紙を覆う半透明のカバーにも同じデザインが施され...
頬ずりしたくなるような、綺麗な装幀の本です! 6人の男性作家によるアンソロジーなのですが ひとりひとりにテーマカラーが定められていて、 白い表紙の上を横切る、その6色のリボンに白抜きで浮かぶ『LOVE or LIKe』の文字。 表紙を覆う半透明のカバーにも同じデザインが施されているのだけれど、 作家の名前だけは黒い小さな英字で、それぞれのリボンの上に乗っかるように カバーの表表紙のほうにだけくっきりと印刷されている。 反対に裏表紙のほうは、カバーではなく 裏表紙本体の6色リボンの上に直接白抜きで英字が綴られていて、 カバーを通して儚げに文字が浮かび上がるのが美しくて。 その上、一篇ごとの中表紙として、表紙でその作家に割り振られた テーマカラーの紙がちゃんと折り込まれているという凝りよう。 せっかくアンソロジーを編むのなら、みんなこれくらい 作り手の愛情を感じる装幀にしてくれたらいいのに、と思うような仕上がりです♪ そしてそして、美しい装幀と、中田永一・本多孝好・山本幸久という 豪華執筆陣につられて手にしたこの本でしたが いちばんの収穫は、意外にも、中村航さんの『ハミングライフ』でした! お昼休みに公園で見かけた、猫に餌を与えるための黄色いお皿。 それをきっかけに、木のウロをポストにして、 わずか数行の走り書きのやり取りで心を通わせるふたり。 「あなたは誰ですか?木の精かなんかですか?」で始まる その奥ゆかしくもほのぼのとした会話の、なんと素敵なこと。 もう、私は木のウロとなって、ずっとあなたたちの密かな恋を見守るわ! と叫びたくなってしまいます。 時折はさまれる、中村航さん自ら描いたイラストも可愛らしくて♪ なんとなく、「全力で恋してる若い読者さんたち御用達の作家さん」と思い込んで 避けてきたことを深く後悔し、早速デビュー作を図書館で予約したのでした。 装幀の美しさを堪能し、中村航さんの『ハミングライフ』の やわらかな明るさに触れるためだけにでも、ぜひ手に取ってほしい1冊です。
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恋か友情か、微妙に揺れる関係を描いた短編集 『リアルラブ?/石田衣良』 友達同士での愛のないセックス。 お互いの恋愛のために共同戦線を張る。 うーん。いまいち!でも最近の恋愛であり得る形のひとつではある。つまんないんじゃなくて自分が嫌な恋愛の形だから感情輸入できなかった 『...
恋か友情か、微妙に揺れる関係を描いた短編集 『リアルラブ?/石田衣良』 友達同士での愛のないセックス。 お互いの恋愛のために共同戦線を張る。 うーん。いまいち!でも最近の恋愛であり得る形のひとつではある。つまんないんじゃなくて自分が嫌な恋愛の形だから感情輸入できなかった 『なみうちぎわ/中田永一』 長く植物状態になっていた主人公が目を覚ましたとき、 そこにいたのは成長した教え子だった。 これは面白かった!ストーリーがしっかり完結している 好きだなと思ったら『百瀬、こっちをむいて』を書いた人だった!納得 『ハミングライフ/中村航』 小さな公園にいた猫の餌やりを通じて、文通が始まる。 いやあ、これは『なみうちぎわ』とは違うジャンルだけどかなり面白かった! くすりと笑えて、この本の中の恋愛だったら一番これが理想的かも 『DEAR/本多考好』 初恋の相手との約束を待ち続けた三人の男の子の話。 小学校が主役の話が苦手なので苦手だった(笑) でも初恋を思い出したたいてい叶わない この恋は人生の中でいつまでも輝いていたりする。 『わかれ道/真伏修三』 美しい転校生。誰もが憧れた彼女が選んだのはイケメンの友人ではなく、自分だった。 うーんわかりやすすぎ!少年漫画みたい! そして美人といえば病弱笑 あまり好きじゃなかったかも。。 『ネコ・ノ・デコ/山本幸久』 カフェ経営をしている主人公のもとに訪ねてきた芸術家は、 高校の同級生だった。 これは確かにありふれた設定ではない! しかしつまらない!なんでだろう。。。不思議です 微妙なレビューになってしまったが 読み応え十分の短編集でしたオススメ
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全体的にあまりヒットしなかったが、その中で「なみうちぎわ」と「ハミングライフ」あたりは良かったかなと。 恋愛小説が合わないのかもしれないが、、、w
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石田衣良「リアルラブ?」★★☆☆☆ 中田永一「なみうちぎわ」★★★★☆ 中村航「ハミングライフ」★★★★★ 本多孝好「DEAR」★★★★★ 真伏修三「わかれ道」★★☆☆☆ 山本幸久「ネコ・ノ・デコ」★★★☆☆
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石田衣良さんや本田孝行さんは‥ アンソロジーで、お馴染みさんのお馴染みさん(^-^) 俺は↓ 中村航さんに‥本書で出会ったんですが‥ 【ハミングライフ】‥まぁ素敵です(*^_^*) 衝撃でもありました! 中村さんの作品中で一番好きです!(他は‥リレキショと夏休みしか読んで無い...
石田衣良さんや本田孝行さんは‥ アンソロジーで、お馴染みさんのお馴染みさん(^-^) 俺は↓ 中村航さんに‥本書で出会ったんですが‥ 【ハミングライフ】‥まぁ素敵です(*^_^*) 衝撃でもありました! 中村さんの作品中で一番好きです!(他は‥リレキショと夏休みしか読んで無いけど‥) ■□■□■□■□ アンソロジーは‥↓↓↓ ゆっくり/気軽に/自分のペースで読めるから‥ なおかつ‥ ワンプレートらんちみたく‥ たくさんの美味秀作に出会えるから‥大好きです(*'-^)-☆
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祥伝社から出版のアンソロジー。 オムニバス形式で石田衣良、本多孝好、中田永一、山本幸久、中村航、真伏修三の6人が、それぞれの「LIKE」と「LOVE」を表現しています。 本格的な夏の前に読みたい1冊。
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収録作品の中では「ハミングライフ」が一番好きだったな。うろ通信がステキ。 LIKEとLOVEの境界線てどこなんだろうね。いつの間にLOVEになっちゃってるんだろうね。
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「ハミングライフ」はこれぞ、中村航という文章の軽快さが感じられる。 随所で、英語が出てくるのも彼らしい。 今回のお話はイラストも混じっていて、読んでいてくすくすと笑ってしまった。 良い意味でとても馬鹿らしくて、けれど愛しい。 そんな、物語。 「誰かの営みの跡を見つけると、少しだけ...
「ハミングライフ」はこれぞ、中村航という文章の軽快さが感じられる。 随所で、英語が出てくるのも彼らしい。 今回のお話はイラストも混じっていて、読んでいてくすくすと笑ってしまった。 良い意味でとても馬鹿らしくて、けれど愛しい。 そんな、物語。 「誰かの営みの跡を見つけると、少しだけ嬉しい気分になる。 たとえば石ならべで遊んだ跡を路地のすみに発見したり、ビルの屋上に 灰皿が置いてあるのを見つけたり、小さな川に一枚いたが渡してあって それが有る人専用の橋なんだと気付いたり、どこかの家の玄関脇に 小さく塩が盛ってあるのを発見したり。 自分だけが気付く、小さな小さな誰かの営み。」 気付いた自分もきっと、何か小さな営みがあるのだろう。 それが誰かに気付いてもらえる。 私たちはそんな関係性の中で人と繋がっている。
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6人のうち2人が好きな作家さん。本多さんと中村さん、この2人はやはりいい。次に良かった中田栄一さんという作家さんを知ることが出来たし、収穫アリ。
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