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ロミオとロミオは永遠に(下) の商品レビュー

3.7

109件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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  3. 3つ

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  4. 2つ

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2015/02/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

再読。「大脱走」っぽいなあと思いながら読んでいたら、あとがきによるとまさに恩田さんは「大脱走」のイメージで書かれていた。途中脱走計画を妨げる数々の妨害や障害に、胸がヒリヒリする失敗が続いて、ちょっとしんどい。まさに「大脱走」。最後に「成仏」の意味が解き明かされ、ちょっとあっけにとられたけど、微笑ましくて、まあいっかという結末。やっぱり恩田さんの中では異色作かな。

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2014/10/31

とにかく新宿クラスがいい!ライトノベルのような感覚はあるものの自分の中で小説革命が起こった作品でした。イチオシは占星術を使ってると言われるほどの人心掌握術の持ち主であるオオムタくん!

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2014/08/16

60年代生まれの自分にとって、まさに人生を振り返るような昭和文化のオンパレード。 若い子たちにはどのように写るんだろうか。 少し山田悠介氏っぽくなりそうな部分がありイヤな予感がしたけども、そこは恩田氏だけあって無事に踏み止まっていた。ここまで風呂敷を広げると、ラストもこんなまとめ...

60年代生まれの自分にとって、まさに人生を振り返るような昭和文化のオンパレード。 若い子たちにはどのように写るんだろうか。 少し山田悠介氏っぽくなりそうな部分がありイヤな予感がしたけども、そこは恩田氏だけあって無事に踏み止まっていた。ここまで風呂敷を広げると、ラストもこんなまとめ方ぐらいしかないでしょうね。

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2014/01/14

久しぶりの恩田作品で当たりでしたー。でもラストはやっぱり恩田先生。展開がいいのに最終的には結構アッサリ。いつも通りw トータル的に見てかなり楽しみました。やっぱり学園モノが好き。

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2014/01/12

引き続き。 勢いと勢いと笑いノスタルジーと勢いで押しまくって終わった感が否めないです(笑)おがわさとしさんが絵をつけていたそうですが、頭の中では宮下あきらか山口由貴さんの絵で展開されていました…。 世界設定もユニークで、キャラクターもみんな魅力的。なのになにかちょっと物足りない…...

引き続き。 勢いと勢いと笑いノスタルジーと勢いで押しまくって終わった感が否めないです(笑)おがわさとしさんが絵をつけていたそうですが、頭の中では宮下あきらか山口由貴さんの絵で展開されていました…。 世界設定もユニークで、キャラクターもみんな魅力的。なのになにかちょっと物足りない…ラストも若干予測できたオチ方でした。うーん。

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2013/11/17

クライマックスにむけて、かなり盛り上げ方がうまいです。思わず引き込まれました。 ただ、ラストが、あぁ…そうなの?みたいな。盛り上げるだけ盛り上げて、そうくる?みたいな感じです。 舞台設定とか、キャラクター、サブカル系のオマージュなど、見所はたくさんあります。

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2012/12/14

がーっと盛り上がりを見せておいて、スパッと終わった感じ。余韻と言えば聞こえはいいかもしれないけれど、するならちゃんとしたハッピーエンドが良かった。著者本人も後書きで言っていたけど、本当のハッピーエンドでは無いですよね。でも読む価値はアリ!夢中になれる楽しさをありがとうございました...

がーっと盛り上がりを見せておいて、スパッと終わった感じ。余韻と言えば聞こえはいいかもしれないけれど、するならちゃんとしたハッピーエンドが良かった。著者本人も後書きで言っていたけど、本当のハッピーエンドでは無いですよね。でも読む価値はアリ!夢中になれる楽しさをありがとうございました。

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2012/05/01

タダノが怖かった。 シゲルとアキラは良いコンビでした。 色々なパロディがたくさんでてきて、私がもう少し上の年齢であればネタがもっと分かったのかな、と思う。 一気に読めて、とても面白かった。後半は「さすがに一筋縄ではいかないか・・・!」と手に汗握る場面も多々あった。 とにかくタ...

タダノが怖かった。 シゲルとアキラは良いコンビでした。 色々なパロディがたくさんでてきて、私がもう少し上の年齢であればネタがもっと分かったのかな、と思う。 一気に読めて、とても面白かった。後半は「さすがに一筋縄ではいかないか・・・!」と手に汗握る場面も多々あった。 とにかくタダノは不気味!w

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2012/03/21

恩田作品を読むのはこの本で二作目です。 へぇー、こう言う本も書くのかぁー!! 何だか意外でした。 SFと言えばいいのかな?? 未来の日本のお話です。 とても忙しい中で読んでしまったので、何だか少しグッタリときてしまいました…。 後、一昔前の流行りモノを知っていた方が この...

恩田作品を読むのはこの本で二作目です。 へぇー、こう言う本も書くのかぁー!! 何だか意外でした。 SFと言えばいいのかな?? 未来の日本のお話です。 とても忙しい中で読んでしまったので、何だか少しグッタリときてしまいました…。 後、一昔前の流行りモノを知っていた方が この本は楽しめるかもしれないですね!

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2019/07/31

人類の消費生活の末に旧地球に取り残された近未来の日本の、誰もが憧れるエリートのための学園。 そこは徹底的に管理され、一度入れば脱走は殆ど不可能な牢獄だった。 設定のひとつひとつを拾って並べればライトノベルのように見えるが、作者の力量で読み応えのあるしっかりしたSFになっているの...

人類の消費生活の末に旧地球に取り残された近未来の日本の、誰もが憧れるエリートのための学園。 そこは徹底的に管理され、一度入れば脱走は殆ど不可能な牢獄だった。 設定のひとつひとつを拾って並べればライトノベルのように見えるが、作者の力量で読み応えのあるしっかりしたSFになっているのが凄い。 又、軽妙な語り口とふんだんに織り込まれたパロディが面白い。 友情や、学園からの「愛」や世の中の人々の考え方の違い、ラストシーンでの主人公と友人の会話に描かれる人間の正直な気持ち等、もっと考えたい要素があちこちにある。 そのどれかを特に重点的に語るという作品ではない為それらひとつひとつはあまり掘り下げられてはいないが、 その分勢いでどんどん読み進んでいき、主人公達とはらはらどきどきを共有出来る。 恩田陸さんの本は「ねじの回転」が初めてだったので、やや固めのSFを想像していた為驚いた。 「夜のピクニック」を読んで「ねじの回転」との雰囲気の違いにもびっくりしたが、改めて、作品毎に一番ぴったりと合う文章を書ける凄い作家さんなのだと感じた。 (あちこちで感想を見ると、タイトルからBLを期待して読む人も多いようだが、 主人公と仲の良い友人の友情は描かれているもののそういった要素はない。 ライトノベルやBLを読みたい人にとっては期待外れになるだろう)

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