リズム の商品レビュー
『カラフル』読んで、つまんなかったけど、世間じゃ評価され、売れてる作家でもあるので読んでみた。 つまんなかった。 デビュー作だということを差し引いても、どこがいいのか。 市川朔久子や梨木香歩のデビュー作より劣る。 この内容なら、もっと出来のいいマンガがいくらでもある。マンガよりい...
『カラフル』読んで、つまんなかったけど、世間じゃ評価され、売れてる作家でもあるので読んでみた。 つまんなかった。 デビュー作だということを差し引いても、どこがいいのか。 市川朔久子や梨木香歩のデビュー作より劣る。 この内容なら、もっと出来のいいマンガがいくらでもある。マンガよりいい点は、学校で読んでも先生に怒られないことくらい。 この後、直木賞もとったんだから、きっとすごく上手くなったのだろうけど、もう読む気になれない。 だいたい、ロックなのに何故三拍子?
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実は初めて森絵都さんの作品を読みました。 主人公は中学生の女の子でしたが、いくつになっても夢や将来への迷いは共感できるような気がしました。 『自分のリズムを大切に』 真ちゃんがさゆきに伝えたことですが、それは案外難しいと思います。 でもそれができれば自分らしくいられるのでしょ...
実は初めて森絵都さんの作品を読みました。 主人公は中学生の女の子でしたが、いくつになっても夢や将来への迷いは共感できるような気がしました。 『自分のリズムを大切に』 真ちゃんがさゆきに伝えたことですが、それは案外難しいと思います。 でもそれができれば自分らしくいられるのでしょうね。 楽しかった昔はもうもどってこないけど、やりたいことをやる楽しい未来を語り合いたい、私もそう思えたらいいなと感じました。
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ロック青年のいとこの真ちゃんを慕う少女さゆきが自分らしさを探し始める中学3年間の物語。 児童書・・っていうかヤングアダルト? いい作品だと思います。ひきこまれました。 真ちゃんの「まわりの雑音が気になって自分の思うように動いたり笑ったりできなくなったら、そのときはこのス...
ロック青年のいとこの真ちゃんを慕う少女さゆきが自分らしさを探し始める中学3年間の物語。 児童書・・っていうかヤングアダルト? いい作品だと思います。ひきこまれました。 真ちゃんの「まわりの雑音が気になって自分の思うように動いたり笑ったりできなくなったら、そのときはこのスティックでリズムをとってみな。さゆきにはさゆきだけのリズムがあるんだから」という言葉が好き。 出てくる先生がよいです。私は中学時代、こんなにケアしてくれる先生に出会わなかったのでちょっとうらやましい・・。 「真ちゃんの将来は真ちゃんのものよ」「自分の人生を誰にもジャマされるな」・・この純粋さが若さなんだなー。
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ひとにはそれぞれのリズムがある。自分のリズムを知り、時には乱れるそのリズムをまた取り戻す。その繰り返しが生きることだ。 森絵都のデビュー作。 『リズム』の方は、児童向けの本とはいえ、友情とか家族とか恋愛とかちょっと話が上手く出来すぎているというか、少女マンガを読んでいるようなむず...
ひとにはそれぞれのリズムがある。自分のリズムを知り、時には乱れるそのリズムをまた取り戻す。その繰り返しが生きることだ。 森絵都のデビュー作。 『リズム』の方は、児童向けの本とはいえ、友情とか家族とか恋愛とかちょっと話が上手く出来すぎているというか、少女マンガを読んでいるようなむずがゆさがあったが、同時収録されている、続編の『ゴールドフィッシュ』を続けて読むと、急に面白くなる。その理由は、この話が主人公の視点ですすむために、『リズム』は主人公の幼さや素直さゆえの純粋さとロマンチシズム、『ゴールドフィッシュ』は周囲の変化と成長の中での、葛藤とリアリズムという、対比構造を持っているからではないか、と感じられた。 『ゴールドフィッシュ』の、現実逃避のために勉強に没頭する主人公の描写で、嵐くんのおじさんの現実を突きつける聞きたくないせりふの合間に、歴史上の出来事とその年代が、さゆきの心の声として連なっている表現が特に、心に迫るものがあった。さゆきのように、他人のことでここまでこころがざわめき、葛藤するのはわたしにはほとんど理解できない。彼女自身には、まだやりたいこととか夢が一つもないからだろう。 よく考えてみたら、青い鳥文庫を読む世代にはそうした自分自身の夢や将来を実際的にはまだ問題にする必要のない状態である子がむしろ多いのかな、と自分の子供のころを思い出しながら、ふと思った。また、自分はこのまま変化したくないのに周囲がどんどん変化していくことへの寂しさや焦りは誰にでもあると思う。しかし、変化を拒み現状に留まり続けることは、必ずしも自分のリズムを保つこととは同義ではない。リズムのかたちが変化しても、リズムをリズムたらしめる周期性や調和という要素を、「わたし」自身が人生の段階ごとに調整していけるかが重要なのだろう。
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2007/7/9 青い鳥文庫ナメたらアカンね。 すごい面白い。大人も子供もみんな読んで欲しい。 大西先生が素敵で涙が出た。
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主人公の立場に有る女の子と男の子の生き方を、完結に分かりやすく書いている本です。 文章も可愛い感じだし、小説が嫌いな人にもお勧めできる一作だと思います。
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自分のリズムを崩すなっていうお話。 受験の時に読んだから共感倍増。面接のときも「どんな本を読みましたか」の質問にこれとゴールドフィッシュ答えた。
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流されるな。自分で掴め。 自分のリズムを、刻め。 強いメッセージに、大人になった今も胸を突き動かされる。
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オビの文句にひかれて買ってしまいました。『中高生のバイブルとして読みつがれてきたロングセラー・・・』こりゃ読まなくちゃ!と思う中年でした。『リズム』はありふれたどこにでもありそうな話です。しかし、主人公の中学1年生の女の子ちゆきにとっては大事件の連続です。そんなちゆきを見守り励ま...
オビの文句にひかれて買ってしまいました。『中高生のバイブルとして読みつがれてきたロングセラー・・・』こりゃ読まなくちゃ!と思う中年でした。『リズム』はありふれたどこにでもありそうな話です。しかし、主人公の中学1年生の女の子ちゆきにとっては大事件の連続です。そんなちゆきを見守り励ますいとこの真ちゃん。「自分のリズムを大切にしろよ」と言った真ちゃんの言葉はちゆきだけではなく、読み手の心にも響きます。しかし、併載されている続編の『ゴールド・フィッシュ』では真ちゃんにも苦難が訪れます。真ちゃんの苦難は中3になったちゆきに大きな影響を与えます。自分の『リズム』を見失うちゆき。しかし、最後には『リズム』を取り戻し、そしてちっちゃな『夢』を手に入れます。現在進行形『夢』を。思春期の多感な頃を思い出させてくれる1冊です。中学生にお薦めなのは勿論ですが、ちょいと疲れた大人にもイイかも?です。難を言えば、「青い鳥文庫」は普通の文庫本よりサイズが大きいので持ち運ぶときにかさばるってことでしょうか。
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