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リズム の商品レビュー

3.7

29件のお客様レビュー

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2022/05/18

基本前情報はほぼいれずに、なんとなくで本を手に取る。 この本も例によって、なんとなく手に取ったけど、説明書きにもあるように、中・高生向け…むしろ小・中学生向けのセリフベースの文体で、あっさりしすぎた展開でした。 とりあえず、続編ゴールド・フィッシュも買ってしまったので、読む。

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2021/11/03
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小学生の頃に読んだリズム。 大人になってからまた読んでみたら、大人になった自分にも染み込む素敵な本でした。 「心の中でリズムをとるんだ」 周りの雑音が気になっても、自分のリズム…自分のブレない芯や考えがあれば自分のままでいられる。子供だけでなく大人にも必要な言葉だな、と思いました 出版は1991年だけど、2021年の現代に読んでも古びれない、雑音が多い世の中に嫌々している人達にオススメな本でした。

Posted byブクログ

2021/06/14
  • ネタバレ

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 かつて小学生だった娘のために購入しましたが、本棚整理の一環で再読してみました。  あらすじは割愛しますが、本作は中学一年生が主人公です。おおむねそのあたりの読者層をターゲットにしていることと思います。その意味では良くも悪くもナイーブな書きぶりであり、ターゲット(中学生とか小学生高学年の子)には響くのかなあ思います。親戚夫婦の離婚に心を痛めたり、従兄弟が高校進学をせずミュージシャンを目指して上京することに共感したり。大人が素直に読めないような内容を瑞々しく描いていることは、素直に素晴らしいと思います。そういうの素直に読めない自分は大分汚れていると感じます笑  また本が極めて短いことも、読書の入り口へ誘うという意味では評価できると思います。うちの娘(日本語拙い)でも普通に読めました。内容の易しさや分量の少なさは、筆者の優しさでもあろうかと思います。  対して一点指摘するとすれば、当時と今との時代や感覚のズレを感じざるを得ません。本作の出版は1991年であり、バブル崩壊後とは言え、今ほどの閉塞感はなかったと思います。作品は全体を通じてやや牧歌的でセンチメンタル過ぎる気がしました。勿論、これは作者の責任でもありませんし、女の子向けの作品であろうものを、事もあろうか40代のおっさんが読んでいることが原因であると思います。  ・・・  森絵都さんの作品、こと本作については、子供たちへの応援歌であると思います。  実は先日、森さんのエッセーを教科書で発見しました。光村図書の中三の国語の教科書です。彼女は本をあまり読まない子供だったそうです。ただし友達と居ても心のどこかに違和感を感じ、思い悩んだそうです。もし昔から本を読んでいれば自分と同じ感覚をもった主人公に会えたかもしれないとちょっぴり恨めしいような書きぶりをしていました。  人には人それぞれ感覚が異なりますが、人と違うことで落ち込んだり沈んだりしてしまうのが思春期特有の心の不安定さなのかもしれません。森さんはさまざまな主人公を描くことで子供達に、きみは一人ではないよ、と優しく問いかけているのだと思います。  ローティーン以下の子供が読むには良いと思います。大人が読んだら、、、そりゃ読む本間違えてますよって、読者を責めましょう笑

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2021/06/28

10代の頃に読みたかった。子どもが思春期を迎える頃に読ませてあげたい。 自分のリズムで生きること、楽しむこと。 思春期の心の葛藤と、その時の自分が欲しかった言葉たち。優しさ、思いやりが詰まった作品。 今だから理解できることもあるのだろうけど、でも中学生の自分に教えてあげたかった...

10代の頃に読みたかった。子どもが思春期を迎える頃に読ませてあげたい。 自分のリズムで生きること、楽しむこと。 思春期の心の葛藤と、その時の自分が欲しかった言葉たち。優しさ、思いやりが詰まった作品。 今だから理解できることもあるのだろうけど、でも中学生の自分に教えてあげたかった。 漫画を読むよりずっといい。

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2021/02/22
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1人の主人公の視点から、沢山の登場人物が書かれている。 それゆえ、比較的淡々とストーリー展開がされているので、軽く何か読みたい時には、ぴったりだと感じた。 中心となって出てくる登場人物が中・高校生であるため、設定が若い。 自分のペースが乱れそうになったら、自分の『リズム』を意識するんだ”というメッセージは、今の自分に必要であると思った。

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2020/11/03

娘に読んでもらう前に読了。 文章自体はわかりやすく、短いので30分あれば読めてしまった。小学生でもさらっと読めるかもしれない。 読後感は爽やか。 難しいお年頃の女の子が主人公。 自分がこの子に感情移入せず、親目線で読んでしまうことに歳を感じる…。

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2019/12/02

5歳年上の従兄弟の「真ちゃん」が大好きな「さゆき」 泣いたり笑ったり悩んだり 自分自身の夢を探し始める中学3年間を描いた作品 思春期の女の子のどうしようもない気持ちが 素直に描かれています

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2019/10/07

人生で好きな作品ベストスリーのひとつ! じぶんのリズムを忘れるな、雑音に惑わされるな、ということばは読んでからずっと、こころの片隅に置いています。 小学生の頃、子どもながらに悩んでいた時期にこの作品と出会い、目の前がひらけた思いでした。 社会人となった今でも、いま自分は思うように...

人生で好きな作品ベストスリーのひとつ! じぶんのリズムを忘れるな、雑音に惑わされるな、ということばは読んでからずっと、こころの片隅に置いています。 小学生の頃、子どもながらに悩んでいた時期にこの作品と出会い、目の前がひらけた思いでした。 社会人となった今でも、いま自分は思うように生きられているか、リズムは狂っていないか、たまに問いかけながら 暮らしています。

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2018/08/31

若いころにこういう本読もうと思わなかったです。もっとワクワクするようなガツンガツン来る話を読みたかったのでSFや格闘物を貪るように読んでいました。 僕にとっては今読んだからこそ響く本であったかもしれません。この本でティーンズ小説デビューした森絵都さん。今では賞も取り、一般の人から...

若いころにこういう本読もうと思わなかったです。もっとワクワクするようなガツンガツン来る話を読みたかったのでSFや格闘物を貪るように読んでいました。 僕にとっては今読んだからこそ響く本であったかもしれません。この本でティーンズ小説デビューした森絵都さん。今では賞も取り、一般の人から沢山のリスペクトを受けていますが、森絵都さんの本質は、この本のようにままならない事は有るけれど、それでも少しづつ前に進んで行くような物語に有ると思います。

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2017/08/25

何度読んでも好きな本。 特にこの文庫版はリズムと続編ゴールドフィッシュも入っていてお得感もあります。 青い鳥文庫なのでルビつきで小学生でも読めました。 森絵都の物語の魅力のひとつに作中の、手紙があると思う。 この本でも、ラストの主人公・さゆきへ向けたしんちゃんの手紙がいい。

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