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老後に備えない新哲学 の商品レビュー

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2021/11/02

最近「隠者」という言葉に惹かれる。 本著の副題は「ポジティブ〈隠者〉入門」。 現代の「隠者」について示唆に富んでいる。 著者が悪戦苦闘して得た答えは含蓄あり 身の丈を感じる内容だった。 生活上のノウハウや気付き、心得は 著者の肌触りを感じる。 自分流の「隠者」を考えるにあたって ...

最近「隠者」という言葉に惹かれる。 本著の副題は「ポジティブ〈隠者〉入門」。 現代の「隠者」について示唆に富んでいる。 著者が悪戦苦闘して得た答えは含蓄あり 身の丈を感じる内容だった。 生活上のノウハウや気付き、心得は 著者の肌触りを感じる。 自分流の「隠者」を考えるにあたって 大いに参考にしたい。 ただ個人的には自分の好みよりも「社会性」「仕事」を 「ポジティブ」に解釈しているように思った。 個人的にphaや大原扁理のような「老後」が好きかな。 「老後に備えない」が 社会にコミットし続けるという意味だったのは 自分の好みと違うなと思った。 団塊世代、バブル経験者とその後の世代の 相違だろうかと思った。 ただ最後の「過疎地で快適に生きる〈隠者〉生活 10のポイント」にあるように 「自然に手を出すな」とか 「行政に手を出すな」とか 「土地を不必要に広げるな」とかは 「隠者」的に共感した。 もうちょっと禅的な「隠者」の本を読んでみたくて 『竹林の隠者 富士正晴の生涯』大川公一著を 借りてきた。 司馬遼太郎は「なにも人は遠い世の一休や 良寛を求める必要はなく、 富士を見ていればいい」と富士正晴のことを 書いている。

Posted byブクログ