日本沈没 第ニ部 の商品レビュー
大ベストセラーとなった、カッパノベルスの「日本沈没」上・下巻は、あまりにも有名ですが、第二部が出ていることを知っている人は少ないのではないでしょうか。 実は、最初の「日本沈没」が完成した時から、作者の小松左京氏は、第二部を書く構想を表明しています。 というよりも、「日本沈没」と...
大ベストセラーとなった、カッパノベルスの「日本沈没」上・下巻は、あまりにも有名ですが、第二部が出ていることを知っている人は少ないのではないでしょうか。 実は、最初の「日本沈没」が完成した時から、作者の小松左京氏は、第二部を書く構想を表明しています。 というよりも、「日本沈没」という物語の着想点は、第二部にあったと言ってもいいのです。 小松氏は言っています、「日本列島という母親に抱かれ育った日本人が、そのよりどころを失い、世界という場で存在するしかなくなったとき、日本民族はどうなるのか、それを書くのが目的だった。」と。 日本民族を世界へ漂流させるためには、どうしても日本列島を消滅させるしかなかった、というのが、実は「日本沈没」の構想だったんですね。 (スケールの大きさには驚いちゃいますが) 私も長年、この第二部を待っていたんですが、小松氏の多忙と、阪神震災後の鬱病によって、実現されずにいたものが、やっと完成しました。 しかしながら、もう古希を越える歳となった小松氏が一人で執筆するのは困難で、谷甲州氏がその執筆に当たりました。 (実際には、執筆プロジェクトが組まれており、何人かの関係者の協力によって出来あがっています。) 作品のできはともかく、この「日本沈没 第二部」には、とても感慨深いものがあります。 流浪の日本民族が再び国家を形成する道のりの展望は、当初から小松氏の頭の中にあったものなのでしょう。
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映画から入ったので、原作を飛ばして読みました。それでもついていけない内容はほとんどなかったです。 設定がリアルでおもしろかったです。 これからの国際関係のあり方も考えさせられました。
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SFファンの僕ですから、当然「日本沈没」は30年以上前に読んでいます。テレビドラマ、映画化され、日本が沈没した後の日本人はどうなるのか・・かなり悲観的予想をたてたものです。 最近、リメイク「日本沈没」を観ましたが、原作とかけ離れてる印象を受けました。それでいながら・・さすがに30...
SFファンの僕ですから、当然「日本沈没」は30年以上前に読んでいます。テレビドラマ、映画化され、日本が沈没した後の日本人はどうなるのか・・かなり悲観的予想をたてたものです。 最近、リメイク「日本沈没」を観ましたが、原作とかけ離れてる印象を受けました。それでいながら・・さすがに30年以上前の原作の内容は忘れています(笑) 「日本沈没第二部」は、沈没から25年後の設定で始まります。国土を失った日本人がどう生きているか。この「沈没後25年」というのは現代でもあります。通信、パソコンの普及もストレートに当てはまるし、世界情勢も、さすが小松さんという感じです。しかし細かすぎて、広げすぎて、かなり難解。ここまできたら、とても娯楽小説とかSF小説のジャンルに入らないのでは(^^; それにしても、小松左京さん健在なりってのが嬉しいです〜
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日本沈没後、地球シミュレーターが地球の行く末を予測した。日本人が流浪の民になって25年、日本のあった場所に巨大な浮き船「メガフロート」を建造しようとするが… 日本政府が沈没後にも残っているのは微妙かもしれない。
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復活の日もそうですが、壮大なストーリーにも係わらず盛り上がりに欠ける進行はありますが。日本沈没の映画を見た後に読んだ感想として、母国、国土を失った日本人の辿るであろう苦難の道をリアリティ高く表現されていて、心が痛いです。最後の落ちは行き過ぎの感もありますが、今後の日本人の在りよう...
復活の日もそうですが、壮大なストーリーにも係わらず盛り上がりに欠ける進行はありますが。日本沈没の映画を見た後に読んだ感想として、母国、国土を失った日本人の辿るであろう苦難の道をリアリティ高く表現されていて、心が痛いです。最後の落ちは行き過ぎの感もありますが、今後の日本人の在りようを思うと一読の価値ありと感じます。
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実は、まだ読んでいる途中なのですが・・・映画とは違う新しい日本沈没。前作の続編ということで、日本沈没だけど、日本はすでに沈没しています。
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第一部を読んでいないと言ったらSFファンの知人にあきれられてしまったが、第二部だけでも十分楽しめる。詳細なリサーチに基づくと思われる緻密な記述もいい。雪のシーンは、SF作家であるとともに山岳小説作家でもある谷甲州の面目躍如。じゃあなんで売っぱらってしまったかというと、ラストで思い...
第一部を読んでいないと言ったらSFファンの知人にあきれられてしまったが、第二部だけでも十分楽しめる。詳細なリサーチに基づくと思われる緻密な記述もいい。雪のシーンは、SF作家であるとともに山岳小説作家でもある谷甲州の面目躍如。じゃあなんで売っぱらってしまったかというと、ラストで思い切り引いてしまったからである。せっかく大風呂敷を広げたのだから、もう一冊ぐらい使って丁寧にたたんでほしかった。そして何よりラストで日本人が誰からともなくアノ歌を……アノ歌でなく、「う〜さ〜ぎ〜追〜いし〜」あたりにしてほしかったなあ。全体として星五つ、ラストで萎えて星マイナス一。
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日本列島を失い、流浪の民となった日本民族のその後を描く、待望の続編!! 国土を失った日本人に民族としてのアイデンティティを維持することは可能なのか。 第一部から33年、その後の世界情勢、技術の進歩を踏まえ、谷甲州は見事に日本人の未来を描ききった!!
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壮大な物語の一部分にしてはちょっと、きれいにまとまりすぎ。もっと、とっ散らかっていて、3部を予想させるようなものでもよかったと思う。1部の時から思っていたけど、今の政治(家)から全く演繹できない、政治に対する期待の大きさはなんなんだろう?しかし、開発途上国での仕事を書いた小説とし...
壮大な物語の一部分にしてはちょっと、きれいにまとまりすぎ。もっと、とっ散らかっていて、3部を予想させるようなものでもよかったと思う。1部の時から思っていたけど、今の政治(家)から全く演繹できない、政治に対する期待の大きさはなんなんだろう?しかし、開発途上国での仕事を書いた小説としてはさすがだ。協力隊OBとしてはあまりにさすがすぎて笑ってしまう。あ、もちろん、いい意味でね。
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