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ギフト の商品レビュー

4.2

28件のお客様レビュー

  1. 5つ

    11

  2. 4つ

    9

  3. 3つ

    4

  4. 2つ

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2011/09/30

「いまファンタジーにできること」を読んで内容に共感したが、「ゲド戦記」「闇の左手」の著書であることも分かり、グウィンに興味を持った。

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2011/07/01

世界観をある程度つかむまで、結構難解だった。 ピンと来ないことが多くて、挫折するかと思ったのだけど、 おぼろげに分かってくると、やっぱり引き込まれてくるものがる。 3部作で、ずっと、オレックが主役で進んでいくのかと思ったら、 彼の話は、1で終わりみたい。 彼の人生の「序章」的な感...

世界観をある程度つかむまで、結構難解だった。 ピンと来ないことが多くて、挫折するかと思ったのだけど、 おぼろげに分かってくると、やっぱり引き込まれてくるものがる。 3部作で、ずっと、オレックが主役で進んでいくのかと思ったら、 彼の話は、1で終わりみたい。 彼の人生の「序章」的な感があったので、すこし肩すかし。 しかし、次の「ヴォイス」では、大人になった彼と彼女がより魅力的になって登場。

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2011/05/13

すごくリアルな世界観。 本を読み終わっても、登場人物たちの物語はまだ続いていくことが感じられるから、え、ここで終わっちゃうの?この続きはどうなるのか知りたい、と思える。 ギフトをめぐる葛藤。期待される役割と、自分の本質について。余韻のある物語だった。

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2011/04/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「ギフト」と呼ばれる特殊能力を持つ民族を描く。 主人公は強すぎる力を持つとされる少年。 その力に対する葛藤をベースにして話が進んでいく。 面白そうな書評があったので読んでみた一冊。 全体を通してのリズムが面白い。 また、自分が考える「最悪のシナリオ」とは 違った結末へ進んでいく過程も面白かった。

Posted byブクログ

2012/01/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 作品にただよう素朴で静かな空気感が心地いい。  穏やかながら物語は雄弁で、登場人物の生活のすぐそばまで分け入って見ているような親近感と説得力がある。  ル=グウィンのファンタジーには不思議なリアリティがある。魔法や超能力的なものは一つの才能として描かれ、スポーツが得意、料理が得意、といったことと違いはない。物語の中に、実際にはないものが1つ、2つ出てくるというだけのことで、現実世界と確かなつながりを持っている。

Posted byブクログ

2010/11/13

ゲド戦記のル・グィンが再びやってくれました! 西のはての高地に住む人たちは、それぞれ何らかの力を持ち、その力をギフトと呼ぶのです。ギフトをうまく操れるようになるまで目かくしをして力を封じられた少年オレックは、自分のギフトに悩み苦悩します。 「西のはての年代記」3部作の開幕。オレッ...

ゲド戦記のル・グィンが再びやってくれました! 西のはての高地に住む人たちは、それぞれ何らかの力を持ち、その力をギフトと呼ぶのです。ギフトをうまく操れるようになるまで目かくしをして力を封じられた少年オレックは、自分のギフトに悩み苦悩します。 「西のはての年代記」3部作の開幕。オレックはその3部作のキーマンです。 少し暗い色調の絵画のような独特の物語世界はル・グィンの真骨頂だと思います。そして実にリアルに設定された世界観は、民俗学の域に達しています。 とってもオススメ!!

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2011/07/16

ル=グウィンの新作だ〜っ。しかし、実をいうと始めはあんまりおもしろくないなあっと思いました。当たり前だけどカタカナの一族とかの名前が一杯でてきてなにがなんやらって感じで、これは途中で読むのやめるかも、と。でも、ギフトとはなんなのか、この世界はどうゆう人が生きているのかというのがみ...

ル=グウィンの新作だ〜っ。しかし、実をいうと始めはあんまりおもしろくないなあっと思いました。当たり前だけどカタカナの一族とかの名前が一杯でてきてなにがなんやらって感じで、これは途中で読むのやめるかも、と。でも、ギフトとはなんなのか、この世界はどうゆう人が生きているのかというのがみえてくるにつれてだんだんだんだんおもしろくなっていった。悲しい結末だったけれど、悲しいまんまじゃなくて。新しいスタートをきった二人はどうなるのだろう?

Posted byブクログ

2009/12/16

ていねいな物語。この巻の舞台になっているのは、「西のはて」のうちでも、まだ狭い地域に過ぎないけれど、大きな広がりを感じさせる。周りから期待されることではなくて、自分のやりたいこと、できることを選び取ってゆく登場人物たちに拍手。

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2010/04/24

このシリーズがあったのか!ゲド戦記よりもわかりやすいかも知れませんね。 ギフトという特殊能力を持った北の村の一族の物語。家系によって違うギフトを持ち、主人公の少年は統御出来ない強い力を発揮したために何年も目を封印されてしまいます。 エメラルドの島といった表現があるのはケルト世界な...

このシリーズがあったのか!ゲド戦記よりもわかりやすいかも知れませんね。 ギフトという特殊能力を持った北の村の一族の物語。家系によって違うギフトを持ち、主人公の少年は統御出来ない強い力を発揮したために何年も目を封印されてしまいます。 エメラルドの島といった表現があるのはケルト世界なのでしょう。さすがの読み応え。 救いのある結末です。

Posted byブクログ

2009/10/07

児童文学の域を超えた、人間の陰をも取り込んだ心理描写。ファンタジーと言う架空の世界を舞台にした、シビアな物語。

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