老荘思想 の商品レビュー
『老子』や『荘子』、『淮南子』などから文章を引用して訳し、 老荘思想のエッセンスを紹介していく本です。 ・受けてこれを喜び、忘れてこれを復すという死生観。 生に無心になるべきことを説いているが、早く死んだ方が良いという意味ではない。 早く死ぬことも私意私欲に過ぎない。死生そ...
『老子』や『荘子』、『淮南子』などから文章を引用して訳し、 老荘思想のエッセンスを紹介していく本です。 ・受けてこれを喜び、忘れてこれを復すという死生観。 生に無心になるべきことを説いているが、早く死んだ方が良いという意味ではない。 早く死ぬことも私意私欲に過ぎない。死生そのものに任せて、自分からことさらに 遅速する必要はないということだ。 ・『列子』説符第八 楚の荘王と?何(せんか)の対話より。 「臣未だ嘗て身治まりて国乱るるものを聞かず。又未だ嘗て身乱れて国治まるものを聞かず。 故に本は身に在り、敢て対(こた)うるに末を以てせず。」
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