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高校生のための論理思考トレーニング の商品レビュー

3.9

24件のお客様レビュー

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2022/10/16

横山雅彦著『高校生のための論理思考トレーニング(ちくま新書)』(筑摩書房) 2006.6発行 2016.11.6読了  論理という言葉自体がLogicの造語であって、そもそも日本語に論理はなく、よって、論理を身につけるためには英語の考え方を学ぶことから始めるべきであり、その方法...

横山雅彦著『高校生のための論理思考トレーニング(ちくま新書)』(筑摩書房) 2006.6発行 2016.11.6読了  論理という言葉自体がLogicの造語であって、そもそも日本語に論理はなく、よって、論理を身につけるためには英語の考え方を学ぶことから始めるべきであり、その方法論を後半で具体的に展開している。  しかし、読みどころはむしろ前半にあり、なぜ日本語に論理がなく、英語に論理があるのか、その説明部分が面白かった。ただ、筆者は決して日本語を軽んじているわけではなく、日本語本来の美しさや察しや腹芸の文化を残しつつ、グローバル社会に通用する論理力も獲得しようという二兎を追う貪欲さに好感を持った。 URL:https://id.ndl.go.jp/bib/000008252666

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2021/07/22

●日本語と英語、それぞれの言語の背景にある心の習慣というものの違いが、日本人の論理下手につながっているのだということがよくわかった。実践的なロジカルトレーニングの手法も記されており、ためになった。

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2021/03/14

高校生のためとしてはいるものの、なかなか高度な内容もあり、高校2〜3年生くらいからなら読めるかもしれない。 基本は英文なのだが、日本語にも応用できうる論理的文章の組み立て方。小論文の書き方や評論等の読み取りの練習にはちょうど良いとは思う。しかしながら、ハウツーに偏っている気も否め...

高校生のためとしてはいるものの、なかなか高度な内容もあり、高校2〜3年生くらいからなら読めるかもしれない。 基本は英文なのだが、日本語にも応用できうる論理的文章の組み立て方。小論文の書き方や評論等の読み取りの練習にはちょうど良いとは思う。しかしながら、ハウツーに偏っている気も否めない。日本語と英語の違い(意識レベルでの)を考えるのにも面白い本。

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2018/10/09

発掘したので。以下、2012/11/27読了当時の感想:"ロジックとはクレーム、データ、ワラントで論証責任を果たしつつ主張すること" 最後の方は実践パートが多くてほんとにトレーニングになった。

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2018/04/03

現代文の成り立ちと問題点を英語との比較により説明している。また現代文の問題点により、現在の日本語では論理的に考えるのが難しいく、その問題点をどのように乗り越えるのかを英語を通して説明している良書。

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2017/06/10

日本語が論理的でないみたいな与太話がえんえんと続くのは無駄だと思うし、騎馬民族がどうこうとか、「多数派の意見は正しい」ことが「民主主義」と勘違いしているとか、最後の方のワラントの練習問題は2割くらい間違ってるとか、とかくイライラすることが多い本。 が、この人の英語の授業はうまい...

日本語が論理的でないみたいな与太話がえんえんと続くのは無駄だと思うし、騎馬民族がどうこうとか、「多数派の意見は正しい」ことが「民主主義」と勘違いしているとか、最後の方のワラントの練習問題は2割くらい間違ってるとか、とかくイライラすることが多い本。 が、この人の英語の授業はうまいんだろうなと感じた。英文について言及しているときは、さすがと感心させられる。

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2014/08/17

『高校生のための〜』というタイトルだけども、『優しい』と言う意味ではない。 論理についてかなり核心を突いているのではないかと感じた。 つまり「論理的」とは「英語的」であるという考え方。 日本人のコミュニケーションは前論理的であり、論理を重視するのであれば、英語の考え方をすればよ...

『高校生のための〜』というタイトルだけども、『優しい』と言う意味ではない。 論理についてかなり核心を突いているのではないかと感じた。 つまり「論理的」とは「英語的」であるという考え方。 日本人のコミュニケーションは前論理的であり、論理を重視するのであれば、英語の考え方をすればよい(英語を日本語に翻訳するのではなく)。 実際の論理学やディベートについての具体的な解説が本の後半(第4-6章)で事例や設問によって述べられている。 前半の概論については、宗教や言語、そして論理についてその思考法と基礎(用語)を学ぶことができる。 高校生の時にこれを読んだとしても全く理解できなかったと思うけども・・・。 著者は「日本語はロジカルには運用できない」としているが、これは、あくまでも論理について考える場合であって、日本語は日本の文化として大切にすべきだという想いを持っておられると思う。この本の中にも、しばしば日本の神の思いや仏教観も取上げられており、論理を生んだ他宗教との比較もされている。 単純な論理学入門書ではなく、論理とは何かを考える良い切欠を与えてくれた(※著者は論理とは、「要するに英語の心の習慣」としている)。 確かに医学論文でも、何故英語で書かれているのか。それをよく読むのかの回答になった。 日本語を英語翻訳した論文が通らないのかがよく分かる気がする。つまり、翻訳が悪いのではなくて、日本語のそもそのも構造として日本語論文が論理的にはなりにくいからなのだろう。 論文を書く際にそもそも英語(=論理的)記述ができていれば良いと感じた。 ---------------- 【内容(「BOOK」データベースより)】 日本人は議論下手、論理的に話すのが苦手だ。なぜなら、日本人のコミュニケーションは、お互いの心のうちを察し合うハラ芸で、日本語には本来「論理」が存在しなかったからだ。いっぽう論理思考とは、西洋人の「心の習慣」であり、「英語の思考様式」にほかならない。本書では、言語の背景にある文化や風土、それに根ざした心性を見直し、言語を通じた文化比較から、英語がどのように論理を組み立てているかを理解、それを日本語に応用する。小論文からビジネスにも活かせる画期的な論理思考入門の書。 ———————— 【著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)】 1964年兵庫県生まれ。京都外国語大学外国語学部英米語学科卒業。東京外国語大学大学院地域文化研究科修士課程修了(アメリカ地域研究)。研究テーマは「開かれた世界秩序における国の個性」。全国屈指のカリスマ英語講師。豊かな英語ディベートの経験と該博なアメリカ事情に関する知識を背景に、独自の英文読解法「ロジカルリーディング」を体系化した。難解な英文をロジックで読み解く講義は、大学受験生のみならず、英検・TOEFL受験者からも圧倒的な支持を受けている。12歳で空手を始め、1999年、「最後の琉球空手家」として知られる糸東流空手道二代宗家・摩文仁賢榮師の直門となる。2003年11月、師範免状を授与される。現在七段 ———————— 【目次】 第1章 日本人はなぜ議論が下手か 第2章 ロジックの英語、ハラ芸の日本語 第3章 現代国語はどうして生まれたのか 第4章 ロジカルトレーニング 基礎理論篇 第5章 ロジカルトレーニング アウトプット篇 第6章 ロジカルトレーニング インプット篇 ----------------

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2014/08/02

・「論理思考」というキーワードがブームだけども、そもそも日本の現代文は論理思考に対応した言語構造になっていない。 ・英語はそもそも論理思考のために構築された言語であって、英語で喋るということは論理的に喋るということ。 ・「言いたいこと察してよ」のハラ芸が根本にある日本語の歴史...

・「論理思考」というキーワードがブームだけども、そもそも日本の現代文は論理思考に対応した言語構造になっていない。 ・英語はそもそも論理思考のために構築された言語であって、英語で喋るということは論理的に喋るということ。 ・「言いたいこと察してよ」のハラ芸が根本にある日本語の歴史の上に、明治期になって英語が急に到来し、論理ワードが付け足された。mixになっている日本語現代文は、英語の論理性に対応することが難しい。 ・日本語のハラ芸という良い部分を残しながら、英語の論理にも出来る限り対応できる教養と訓練を積むことが大事。 【感想】 そもそも論理的って何だっていう説明から、日本語と英語の抽象的な概念の捉え方の根本的な違いまで含まれていて、話し方伝え方の構造の違いを意識することの大切さを感じた。 ディベートで使える基本的な知識や練習問題があって役に立ちそう。

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2014/04/29

日本人が国際社会で活躍するうえで気付いておくべき、使用言語からくる文化の違いについて納得できた。 ただし、ディベートの局面だけでなく実生活でのトレーニングを積まないとなかなか身に付くものでもないのではないかと思った。

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2013/12/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

論理とは英語の心の習慣 ・演繹型と帰納型 ・グローバル社会における日本語とは、ハラ芸とロジックという新しいホンネとタテマエの使い分けである ・clame論証責任/data事実/warrntデータを上げる根拠:論拠

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