ルート350 の商品レビュー
古川さんの本はあんまり読んだことがなかったのですが(確か、「ゴッドスター」と「ベルカ、吠えないのか」だけかな)この短編集はなかなかおもしろかった。 一つ一つのお話がすごく不思議な感じなんだけど、どこかでこの現実世界とつながっている。支離滅裂な文章のように思える言葉たちが意味をな...
古川さんの本はあんまり読んだことがなかったのですが(確か、「ゴッドスター」と「ベルカ、吠えないのか」だけかな)この短編集はなかなかおもしろかった。 一つ一つのお話がすごく不思議な感じなんだけど、どこかでこの現実世界とつながっている。支離滅裂な文章のように思える言葉たちが意味をなして存在している。それを実感できる本だったと本気で思った。
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一つ一つの話にノれない自分がいてだめだったな。 物語の細部をあいまいにしながら、読者の心象風景を引き出そうとしているのかは知りませんが、きちんとした設定なりがしっかりしていないと、オチもぼんやりだし読んでいて楽しくないよね。 この本、何がいいたいのかさっぱり分からなかった。
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短編集。 残念ながら僕には難しすぎました。 最初の話「お前のことは忘れていないよバッハ」 はすんごく面白い。読みやすい。こういうのばっかだったらよかったんだけど、他はストーリー、日本語ともに突っ走ってて置いてけぼりをくらった感じです。 なんとなく「レイブ」(詳しくは知ら...
短編集。 残念ながら僕には難しすぎました。 最初の話「お前のことは忘れていないよバッハ」 はすんごく面白い。読みやすい。こういうのばっかだったらよかったんだけど、他はストーリー、日本語ともに突っ走ってて置いてけぼりをくらった感じです。 なんとなく「レイブ」(詳しくは知らない)っぽい気がします。
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なんだかとっても好きな本。 人間に対する温かい視線とシビアな設定、世界観、ストーリーなどが同居しています。 文章が独特で、一冊の中でも様々な書き方がされています。癖があるので苦手な方は苦手かも。
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古川さんは虚構と現実の間を描くのがとても上手な作家だと思う。 作り話なのか、本当のことなのか、読みながらとても不思議な感じになる作品ばかり。 そして一見つながりのない人物、時代が、最後の最後で超絶ぴったりリンクする。すごい構成力だと思う。 いまある東京だけじゃなく、古川さんにしか...
古川さんは虚構と現実の間を描くのがとても上手な作家だと思う。 作り話なのか、本当のことなのか、読みながらとても不思議な感じになる作品ばかり。 そして一見つながりのない人物、時代が、最後の最後で超絶ぴったりリンクする。すごい構成力だと思う。 いまある東京だけじゃなく、古川さんにしか見えない東京、わたしにしか見えない東京がきっとあるんだろう。
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独特な文体が苦手で、 突然変化する場面についていけないし、 読んでいて疲れていやになる。 なのにぐいぐい魅かれてむりやり心に割り込んでくる。 非凡な才能と誰にも似ていないオリジナリティー、ほんとにすごい。
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あまり言いたくはないけど、ステージ上の狂気に満ちた圧迫感は確かに感じる 私の「印象」としてのハードボイルドであると
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●うーん、やっぱり素晴らしいなあ。好きだなあ。 言葉のひとつひとつが美しく、的を射ている。これこそ古川作品の特質でございます。 『お前のことは忘れていないよバッハ』なんて、タイトルだけで一つの世界になってますよ☆ すごいねー!? しかし問題がただひとつ。 物語が卵状態・・・ガクリ...
●うーん、やっぱり素晴らしいなあ。好きだなあ。 言葉のひとつひとつが美しく、的を射ている。これこそ古川作品の特質でございます。 『お前のことは忘れていないよバッハ』なんて、タイトルだけで一つの世界になってますよ☆ すごいねー!? しかし問題がただひとつ。 物語が卵状態・・・ガクリ。_| ̄|○ ●要するにですな、続きが読みたいんですよ、と。 『ギフト』の時もつくづく思った。 この話の、長編バージョンが読みたい!と。 今回だってそうさ! 『ストーリーテラー、ストーリーダンサー、ストーリーファイター』なんて、彼らが出会ってそんでどうなるんだッ!? 『サウンドトラック』に連結していったりしないのか!!?o(`ヘ´)←また言うとる。 収録作品のどれもこれも、世界の真髄、真骨頂を、光りの中に一瞬浮かび上がらせた“だけ”のようなことになっとるんですわ。いやん欲求不満。 そして、何故かどうにも脳内シンクロ気味な光景が。読みながらフラッシュするんざますが。 困ったなあ・・・。 ●その昔、夢の中で観た光景をあらためて文章として見せてくれた、ありがたいけどおかげさんで焦らされ感満点(・・・)な短編小説集です。 だから続きが気になるんだよっっ。o(`ヘ´)
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古川日出男の短編集。一話ごとのタッチがまったく違っていて、この著者ってものすごく器用。ドライすぎず感傷的すぎないところも好きだ。
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古川日出男で何がオススメといわれたら、この本!!です。短編集となっているのですが、第一作目のハムスターと少女たちの話には、明るい文章のはずなのにそこに少女たちの悲しさ・つらさがにじみでてきて、読みながら泣いてしまいました。
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