ピアソラ 自身を語る の商品レビュー
そんなに多くはないのだがミュージシャンが自分のことや自分の音楽を語ることがある。そこから彼の軌跡の一端を理解することはできる。また、その音が生まれた理由(たとえば時代背景)を理解することもできる。 ピアソラのタンゴを、(それ以外の音楽も同様だが)音源として聞くのではなく、それが生...
そんなに多くはないのだがミュージシャンが自分のことや自分の音楽を語ることがある。そこから彼の軌跡の一端を理解することはできる。また、その音が生まれた理由(たとえば時代背景)を理解することもできる。 ピアソラのタンゴを、(それ以外の音楽も同様だが)音源として聞くのではなく、それが生まれる現場に立ち会うような気にさせる資料といえる。状況が許すなら、ピアソラのCDをかけっぱなしにし、ワインを飲みつつ、読むことをお勧めする。
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「ピアソラ自身を語る」読んだ。この本を読むまでピアソラその人自身については全く知らなかった。それこそ手探りの状態から始まり、やがてキーパーソンとの運命的な出会いを経て、自分の音楽性を獲得していく経緯は非常に興味深い。ストラヴィンスキーと接触する場面はドラマチック。
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