一瞬の風になれ(第2部) の商品レビュー
高校で陸上デビューの青春ドラマ。練習の成果が出てインターハイを目指そうとする中、波乱万丈に遭遇してしまう。逆風にさらされながらも仲間と分かち合って苦難を乗り越える姿に感動しました。
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自分の記録用にストーリーのほぼ全部のあらすじ描書いてます ↓ 兄の健一がJリーグに入るとともに,家を出る。 谷口若菜から、中距離に変わろうと思うと相談され,薦める。 神谷新二も連も、2年になり、桃内など後輩が入ってくる。と、ともに先輩は引退していく。 新二は、3年生たちから部長に任命され、春高陸部の部長としてメンバーを見るようになる。 (とはいえ、新二は結構ちゃんと周りを見てる子だったからね。それもあって任命されたんであろう) インターハイ予選で、連が怪我をする。 でも走ると言い出すのをみんなで止める。 4継(リレー)は、予選敗退。それでも、連の休場は正解だったとみんなは考えていた。 恒例のバーベキューで、肉を安く売ってくれたみっちゃん(先生)の陸部時代の同僚に聞いた、みっちゃんの過去。 谷口若菜と、健二の試合を見にいく。 ほんのり恋愛要素はじまる? 健二や連のような,天才肌を見て自分も追いつきたいから死ぬほどしんどい個人メニューを作ってくれと先生に頼むが、先生はその必要はないと。 ただ、少ししんどめのメニューを作ってくれた。 夏休み中なので水泳なども取り入れ、個人的でなく希望者には部員全員できるように。でも、脱落していく。連なんて,プールに遊びに来たみたい。 新人戦が始まる。 途中で入る健一の交通事故情報に戸惑う。 よりによって、なんで健ちゃん。俺だったらよかったのに と、落ち込んで部活に出られなくなる。 ある朝,学校に行こうと家をでると、谷口若菜がいて、次の駅伝,応援に来て欲しいと言われる。 ずっと部活に出てない自分がいくのか?いや、部長としていかなきゃ?でも? 部のバスには乗らず個人で私服で応援にいく。走ってる春高選手が新二をみて、にっこ笑って走っていく。 新二は,やっと泣けた。健一が怪我をしてからずっと泣けなかった。でもいま、蛇口が開いたかのように泣けた。 そこに連がきた。 「お前がいないと、つまらない。お前とかけっこがしたい」 あんなに天才的に早く走る、憧れの走りをする連の走りを「かこっこ」って。 でも、ちっちゃい頃からずっと二人は走ってたなー。競争じゃなくても,走ってた。歩くなんてなかった。 新二は、涙が止まったらみんなのところに行く、と言った 2年になって、新二くんは確実に色々成長している。守屋達が部長に任命するのもわかる。 この子はちゃんといろんな子を観ることができるし、責任感も人望もある。 連との関係もいいなー。 男子だから、そんなにベタベタしないけど、唯一無二の親友って感じるし、信頼もしている。 互いにピンチの時はフォローしあえる。 3巻も図書館にあるようなのでさがしてきます
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最初の方は桃内君の行動に笑いながら読んでしまいましたが、後半ではぞっとしました。どんなに優秀な選手でも、怪我をしてしまえば…。健ちゃんがこの後どうなるかがとても気になります。
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「一瞬の風になれ」第二部。 時期としては一年生冬~二年生秋?ぐらいだろうか、約1年間ぐらいが描かれている。 オフシーズンの地道なトレーニング、春になり新たに入部してきた新入生、新体制で挑むインターハイ予選、先輩の引退、キャプテン就任、そして兄の怪我… ざっくりこんな時系列、出来事...
「一瞬の風になれ」第二部。 時期としては一年生冬~二年生秋?ぐらいだろうか、約1年間ぐらいが描かれている。 オフシーズンの地道なトレーニング、春になり新たに入部してきた新入生、新体制で挑むインターハイ予選、先輩の引退、キャプテン就任、そして兄の怪我… ざっくりこんな時系列、出来事で構成されている。 全3部ということで、ストーリーの展開スピードに無理がなく、主人公の成長やその時々の心情が丁寧に描かれていて、非常に読み応えがある。 こういう作品って、急に主人公がチート級に成長するみたいなことがありがちだが、この作品はそういうことがなく、主人公が一歩ずつ、失敗と成功を繰り返してもがきながらリアルに成長していくのが見れるので、個人的には好きです。 さて、次は最終の第三部。おそらく引退までを描くなのだろうが、どんな結末になるのかが楽しみ。自分もこんな真剣な気持ちで学生時代部活に取り組めていたらなぁとしみじみ思う今日このごろ。
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きっと波乱が用意されていることは覚悟していて それが連なのか…健ちゃんなのか…ハラハラして読んでいましたが、覚悟していてもキツかったです。やっと自分の走りに気づき始めたのに。せっかくここまで頑張ってきたのに。 辛さを乗り越えて第3部はどう飛躍するのか。楽しみです。
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2巻までくると 主人公と同じ気持ちになって走ったり、ドキドキしたり 辛くなったりする。 最後の章では どこにもいきたくない、誰ともあいたくない、なにもしたくない そんな気持ちを すごくうまく描かれていて 痛いくらい伝わった。 そんなこと 生きていれば誰もが経験するんじゃないかな。...
2巻までくると 主人公と同じ気持ちになって走ったり、ドキドキしたり 辛くなったりする。 最後の章では どこにもいきたくない、誰ともあいたくない、なにもしたくない そんな気持ちを すごくうまく描かれていて 痛いくらい伝わった。 そんなこと 生きていれば誰もが経験するんじゃないかな。 このあとの展開がすごく気になる。 3巻早く読みたい 2023.1.24〜1.30
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評価としては第一部を大きく上回る。 二年になり、周囲が目まぐるしく変わる。別れ、葛藤、悩み。そして恋。主人公達の成長を身近に感じるような文章の構成は秀逸。 スタートは遅れたものの最高の形で第三部に繋がったと言っていいと思う。
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根岸が部長になるかと思っていたので意外な展開。第二部、新二の前を走る男たち(連とは異なる意味で)が、存在感を放っている。
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高校2年に進級した新二達の成長が見られる第二巻。 連や他校のライバル達に刺激を受け、自らの走りを探求し着実に力をつけていく新二。新チームの部長になり責任感も増して、これから!という時に尊敬する兄・健一の大怪我。 そのショックと葛藤を仲間たちのサポートで乗り越えた彼のさらなる飛躍に期待。そしてヒロイン・谷口若菜との不器用すぎる恋模様も気になるところ。 一方で連もようやく有り余る才能に体力と気持ちが追いついてきた感がある。故障のリスクを押して4継に出場しようとする熱い一面も。そして自暴自棄になった新二への言葉がグッとくる。二人の距離感がいい。幼馴染であり、ライバルであり、理解者でもある。こういう関係性が親友なのかもしれない。 読み進めていく過程でドンドン自分の中で存在感が増してきたのが顧問の三輪先生(みっちゃん)。選手の特性に合わせた技術指導、緊張をほぐし士気を高めてくれる試合前のアドバイス。良い指導者だなと感じる場面が随所にある。 春高陸上部の自由な中にひた向きさがある雰囲気はみっちゃんの人柄が反映しているのだろう。 彼がいなければ新二の成長はなかっただろうし、連にいたってはさっさと部を辞めていただろう。 才能や努力と同じくらい指導者との出会いも大きい。
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