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ぼくがカンガルーに出会ったころ の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2022/11/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本の内容が思い出せないのに浅倉久志の解説が記憶に残っている不思議 『タウ・ゼロ』を読み進める楽しさが蘇る 読むことのないであろうSFがあると思うと悲しいがPケイルに巡り会えたことを良しとする

Posted byブクログ

2015/06/17

ディックも少しだけ、カート・ヴォガネットは全く読んでいないので、中盤以降は読み進められなかった。でも、思いのこもった良書だなぁ、という雰囲気は伝わった。 若い頃にペーパーバックを読みまくっていた話はとても興味深く読めたのと、自分が好きなジョージ・アレック・エフィンジャーのところは...

ディックも少しだけ、カート・ヴォガネットは全く読んでいないので、中盤以降は読み進められなかった。でも、思いのこもった良書だなぁ、という雰囲気は伝わった。 若い頃にペーパーバックを読みまくっていた話はとても興味深く読めたのと、自分が好きなジョージ・アレック・エフィンジャーのところは再読。

Posted byブクログ

2012/06/01

 SFというよりエッセイ。浅倉久志さんのエッセイだから、楽しみ。あとがき集とか若い頃の話とか。  やはり話題の中心は、ディックとヴォネガット。私の大好きな作家だ。特に後者は死ぬまでに全巻一気に再読しようと決意している作家だ。  久しぶりに、ヴォネガット読みたくなったなー。

Posted byブクログ

2011/01/20

 今という時代は、ヴォネガットがいない世界なんだと改めて思う。 「人間たちのやらかしているバカな行いに、腹が立って、悲しくてならないけれども、それでいて、そんな人間たちが大好きな」おじさんはグロテスクな世界を悲しく、美しく、滑稽に語った。  単純に悪を糾弾するのではなく、例えば彼...

 今という時代は、ヴォネガットがいない世界なんだと改めて思う。 「人間たちのやらかしているバカな行いに、腹が立って、悲しくてならないけれども、それでいて、そんな人間たちが大好きな」おじさんはグロテスクな世界を悲しく、美しく、滑稽に語った。  単純に悪を糾弾するのではなく、例えば彼は愚かさ、貪欲さ、意地悪、インポテンツ、エゴイスト、好色、嘘つきを、愛すべき人に変えてしまう。これは立川談志がいう「業の肯定」と同じだと思う。 浅倉久志という人は、高校生の子どもに、代理人として伝えてくれた人だった。  そうだったんだ!と納得したのは映画『ブレードランナー』で、地球に侵入したレプリカントは6人なのに、5人しか「回収」されていなかった謎について。予算の関係で削除されたが、録音された台詞の変更が技術的に巧く行かなかったからだそうだ。凡そ30年抱えていた謎が解けました。

Posted byブクログ