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西洋哲学史 近代から現代へ の商品レビュー

3.5

27件のお客様レビュー

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2013/04/26

予備知識がない自分が悪いのだが、人物の名前がいきなり出てきてもそれが誰なのかわからないことが多々あった。キルケゴールは名前しか出てこなかったのでびっくり

Posted byブクログ

2011/12/17

デカルトに始まる近現代西洋哲学を一書にまとめた高水準の哲学史の著作。デカルト、カント、ヘーゲルといった哲学の大御所を取り上げるのはもちろんだが、ヘルダーや新カント学派など高校の倫理などではさほど取り上げられない哲学者・思想家も取り上げられており、実に読み応えのある通史本に仕上がっ...

デカルトに始まる近現代西洋哲学を一書にまとめた高水準の哲学史の著作。デカルト、カント、ヘーゲルといった哲学の大御所を取り上げるのはもちろんだが、ヘルダーや新カント学派など高校の倫理などではさほど取り上げられない哲学者・思想家も取り上げられており、実に読み応えのある通史本に仕上がっている。

Posted byブクログ

2011/04/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

[ 内容 ] はたして「神は死んだ」のか。 言葉はどこまで「経験」を語りうるか―デカルト以降の西洋哲学は、思考の可能性と限界とをみつめながら、自然科学の発展や世界史的状況と交錯しつつ展開してゆく。 前著『西洋哲学史古代から中世へ』につづき、哲学者が残した原テクストから思考の流れをときほぐしてゆく、新鮮な哲学史入門。 [ 目次 ] 自己の根底へ―無限な神の観念は、有限な「私」を超えている デカルト 近代形而上学―存在するすべてのものは、神のうちに存在する スアレス、マールブランシュ、スピノザ 経験論の形成―経験にこそ、いっさいの知の基礎がある ロック モナド論の夢―すべての述語は、主語のうちにすでにふくまれている ライプニッツ 知識への反逆―存在するとは知覚されていることである バークリー 経験論の臨界―人間とはたんなる知覚の束であるにすぎない ヒューム 言語論の展開―原初、ことばは詩であり音楽であった コンディヤック、ルソー、ヘルダー 理性の深淵へ―ひとはその思考を拒むことも耐えることもできない カント 自我のゆくえ―私はただ私に対して存在し、しかも私に対して必然的に存在する マイモン、フィヒテ、シェリング 同一性と差異―生命とは結合と非結合との結合である ヘーゲル 批判知の起源―かれらは、それを知らないが、それをおこなっている ヘーゲル左派、マルクス、ニーチェ 理念的な次元―事物は存在し、できごとは生起して、命題は妥当する ロッツェ、新カント学派、フレーゲ 生命論の成立―生は夢と行動のあいだにある ベルクソン 現象の地平へ―世界を還元することで獲得されるものは、世界それ自体である フッサール 語りえぬもの―その書は、他のいっさいの書物を焼きつくすことだろう ハイデガー、ウィトゲンシュタイン、レヴィナス [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

Posted byブクログ

2010/09/29

やっと読み終わった… 予備知識がないので、もう途中流し読み(笑) もうちょっと勉強したら読み返したいなあ

Posted byブクログ

2009/10/04

哲学の歴史を、それぞれの思想家の思考の再構成という形でたどる2部シリーズ。後編にあたる本書の範囲は西暦1500年から現在までの500年間であり、人物にするとデカルトからウィトゲンシュタインまで。上巻に比べるとその収録範囲は短く、しかしその分濃い内容になっています。 正直なところ上...

哲学の歴史を、それぞれの思想家の思考の再構成という形でたどる2部シリーズ。後編にあたる本書の範囲は西暦1500年から現在までの500年間であり、人物にするとデカルトからウィトゲンシュタインまで。上巻に比べるとその収録範囲は短く、しかしその分濃い内容になっています。 正直なところ上巻よりも本書のほうが読みやすく、わかりやすいと感じました。辿る期間が短いため、一人一人の思想についてじっくり考えることができたせいでしょうか。上巻の感想で私は、著者の「哲学者の思考過程の再構成」の試みが理解に寄与したかどうか疑問に感じる、とかなり辛辣な批評をしましたが、その意味では、この著者の意図はむしろ本書においてより成功しているように思えました。哲学者どうしのつながりも分かりやすく、入門書とするならむしろ下巻から先に読んだほうが分かりやすかったかもしれません。 哲学思考の歴史的な軌跡を、「真理」という頂上の在り処が知れない高い塔のらせん階段を上る人に例える、というイメージは、上巻を読んで以来ずっと私の頭の中にあったものです。しかし、本書を読み終えた時点では、その冒険家はまだ頂上には到達しておらず、しかもそれに近づいているのかすらわからない位置にいるように感じられました。哲学は経験論や観念論、現象学といった視点を経て、言葉によって捉えられないもの(カントのいう深淵はこれのことだったのでしょうか)、世界の限界の外側にある「それ」へと目標を定めつつあります。ウィトゲンシュタインが、それを言葉(=論理)でとらえることは不可能だと語るところで本書の旅は終わりますが、その不可能性をどのように人間が乗り越えていくのか、いやその前に、その先に果たして本当に「真理」という頂上があるのだろうか。そんなことを考えさせられました。 これは完全な蛇足ですが、フッサールの章を読んでから最終章のハイデガーの思想を読んだとき、私をとらえたのはなぜか恐怖という感情でした。ハイデガーの「私の」という強烈な感覚を伴う現存在に圧倒されてしまったような気がします。フッサールは弟子のこの思想をどのように見たのだろうかと、その時ふと思いました。ともあれ私は、、もう一度現象学の原典に戻りたいな、と漠然と思いながら本書を閉じたのでした。 (2008年5月入手・2009年3月読了)

Posted byブクログ

2009/10/04

前編と同じく、ザッと哲学史を知りたい人にはおすすめ。 哲学者間の思想の関連などもわかりますので、いいと思います。

Posted byブクログ

2009/10/04

西洋哲学史の概論書。ただ、入門書にしては少し難しいように感じました。デカルトから始まりハイデガーまで話がきます。ただ前作もそうですが、あくまで「哲学」であって、それ以外の思想史は扱っていないです。そのため有名な人が出てこないこともちらほら……。原文からの引用が多く見られるのは良か...

西洋哲学史の概論書。ただ、入門書にしては少し難しいように感じました。デカルトから始まりハイデガーまで話がきます。ただ前作もそうですが、あくまで「哲学」であって、それ以外の思想史は扱っていないです。そのため有名な人が出てこないこともちらほら……。原文からの引用が多く見られるのは良かったです。

Posted byブクログ