西洋哲学史 近代から現代へ の商品レビュー
【由来】 ・ 【期待したもの】 ・ ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。 【要約】 ・ 【ノート】 ・ 【目次】
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上下巻を合わせて久しぶりに体系だった哲学史を読んだ。ただし著者も書いているとおり、限りある紙数から著者の重要だと思われるポイントだけに絞って書いているので、全哲学的思想を網羅しているわけではなく、一部分の切り出しなので完全な理解は到底無理。また、哲学者同志の人間関係に関する記述が...
上下巻を合わせて久しぶりに体系だった哲学史を読んだ。ただし著者も書いているとおり、限りある紙数から著者の重要だと思われるポイントだけに絞って書いているので、全哲学的思想を網羅しているわけではなく、一部分の切り出しなので完全な理解は到底無理。また、哲学者同志の人間関係に関する記述が頻出したり、後世哲学者による評価が出てきたりと、重要なのかどうかわからないようなトリビア的な記述が出てきて少々無駄なような気がする。ただし、なんとなく古代からの哲学の流れを知るためには良い本だと思う。ヘーゲルが何を言っているのかがは全くわからないということがよく分かっただけでも収穫。著者の「ヘーゲルはおそらく間違っていた」というような個人的意見には思わず苦笑した。
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デカルトからハイデガー、ウィトゲンシュタイン、レヴィナスまで、近現代の西洋哲学史を新書一冊で概観している本です。 教科書的な解説ではなく、著者自身の解釈や問題意識を反映させた、かなり意欲的な内容を含んではいるのですが、さすがに新書の分量で15章、26の哲学者や学派を扱うというの...
デカルトからハイデガー、ウィトゲンシュタイン、レヴィナスまで、近現代の西洋哲学史を新書一冊で概観している本です。 教科書的な解説ではなく、著者自身の解釈や問題意識を反映させた、かなり意欲的な内容を含んではいるのですが、さすがに新書の分量で15章、26の哲学者や学派を扱うというのは、少し無理があったのではないかという気がしてしまいます。個人的には、カントの批判哲学と人間学との関係について本書の叙述から示唆が得られたのは収穫でしたが、著者がどのような問題を見いだそうとしているのか理解できないところもありました。 とはいえ興味をかき立てられるようなところも多かったので、同じ著者によるもう少し本格的な西洋哲学通史が出版されれば読んでみたいと感じました。
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院試の対策をするにあたって、全体の流れをつかむのに使用した。古代・中世を扱った前巻より雑な印象。さすがに新書で近世から現代をカバーするには無理があるのか。ニーチェなどは一般の人にも人気がありそうなものだが、ほとんど記述がない。かと思えば全く知らないような哲学者にそこそこの紙面が割...
院試の対策をするにあたって、全体の流れをつかむのに使用した。古代・中世を扱った前巻より雑な印象。さすがに新書で近世から現代をカバーするには無理があるのか。ニーチェなどは一般の人にも人気がありそうなものだが、ほとんど記述がない。かと思えば全く知らないような哲学者にそこそこの紙面が割かれていたりもする。帯に短したすきに長しといった本。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2006年刊行。著者は東京大学文学部助教授。◆近現代の哲学者列伝。◆本書の価値を論じる力はないが、少なくとも完読できたことからみて、他の類似の書に比べて、易しく書かれたものなのは間違いないだろう。
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デカルトからレヴィナス、実存主義までが書かれる 端的な説明でややこしい思想もすんなりと理解できる 思想の概略を知るには良い本
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本書は西洋哲学史を体系的に説明するものではなく、西洋哲学史の基本的な知識を持つ人を対象にしてより一歩踏み込んだところについて書いたものである。そういう意味では、少しわかりづらい面は正直あるが、より一歩踏み込んだ考察は、それはそれで勉強になるし面白いので、読んで損はないと思う。 本...
本書は西洋哲学史を体系的に説明するものではなく、西洋哲学史の基本的な知識を持つ人を対象にしてより一歩踏み込んだところについて書いたものである。そういう意味では、少しわかりづらい面は正直あるが、より一歩踏み込んだ考察は、それはそれで勉強になるし面白いので、読んで損はないと思う。 本書と前編を通じで、物事を哲学的に考えるということと、哲学的に考えることの重要性が何となくではあるか多少は理解できたつもりである。社会変容の多い現代社会においては、一つ一つの物事を多角的に捉え評価することは重要であると思うので、このような哲学的思考はより意味を為してくると思う。
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近現代の西洋哲学者を羅列。簡潔に、なおかつ分類しながら概説しているので、わかりやすい。巻末の年表と各年代の出来事が、理解の助けになる。
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引用は知っているものからではない。必要性がわからない。章の始めの導入部分は何を目的に語るのか分からない。思想のポイントや要約ではではないようだが。 各章の名前(思想派)後世からみて、哲学者の思想をそう読んだために名前がついたと考える。内容にも後の思想家の考えが出てくる。現代からさ...
引用は知っているものからではない。必要性がわからない。章の始めの導入部分は何を目的に語るのか分からない。思想のポイントや要約ではではないようだが。 各章の名前(思想派)後世からみて、哲学者の思想をそう読んだために名前がついたと考える。内容にも後の思想家の考えが出てくる。現代からさかのぼっていくともっと分かりやすくなったのではないかと思えた。
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