2days 4girls の商品レビュー
2007年8月24日読了。非常に刺激的なタイトルだが時間と空間が曖昧な中で、壊れてしまった女性をオーバーホールするという「プラントハンター」の主人公が独白する形式の小説。曖昧なのにリアル、観念的なのに具体的、乾燥しているような濡れそぼっているような、不可思議な感触だ。村上龍はコミ...
2007年8月24日読了。非常に刺激的なタイトルだが時間と空間が曖昧な中で、壊れてしまった女性をオーバーホールするという「プラントハンター」の主人公が独白する形式の小説。曖昧なのにリアル、観念的なのに具体的、乾燥しているような濡れそぼっているような、不可思議な感触だ。村上龍はコミュニケーションを「人が人へ関与すること」だと定義しているが、その「関与する」こととは何なのか、ここでは答えを出していない。SMプレイなどはその関与のエッセンスを抽出してくれるが、そこには金銭を媒介とした社会性が立ち上ってしまい。真の意味で相手に関与することはできない、瞬間でしか快楽を得られない虚しいもののようだ。いずれにせよ私はやらないな。
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村上龍は以前読んだときに合わなくて、もう読まないって思っていたのに、最初の1段落に惹かれて買ってしまった。読んできた時の心理状態もあるのだろうけど、一気に読めなくて、数章 読むごとに止まって……を繰り返しながら読んだ。1つ1つがすごく心の深くまで届いてきてしまった。ここに出てくる...
村上龍は以前読んだときに合わなくて、もう読まないって思っていたのに、最初の1段落に惹かれて買ってしまった。読んできた時の心理状態もあるのだろうけど、一気に読めなくて、数章 読むごとに止まって……を繰り返しながら読んだ。1つ1つがすごく心の深くまで届いてきてしまった。ここに出てくる女性の心理が少し自分もそうかも、と思うところもあり……今読めて良かったとも思えるし、もうちょっと違うときに読めたらよかったのかも、とも思う。
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嫌いでは無いです。 でも、やっぱり男性の考えていることは解りません。 信頼が欲しい、自分に自信を持って欲しい、相手に関わりたい、他人を所有することはできない。そう考えるなら、なぜ愛するんだろう。または「好きだ」なんて口にするんだろう。 混乱しました。
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