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入門 おとなの横浜ドリル の商品レビュー

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2011/06/14

Q&A式で横浜についてのさまざまな情報が紹介された本。 さまざまなジャンルの見識者が章ごとに担当し、解説しているため、まんべんなく横浜についてまとめられています。 学生時代にお世話になった、歴史学者の今井信二先生も一章を担当されていました。 それなりに横浜については知っ...

Q&A式で横浜についてのさまざまな情報が紹介された本。 さまざまなジャンルの見識者が章ごとに担当し、解説しているため、まんべんなく横浜についてまとめられています。 学生時代にお世話になった、歴史学者の今井信二先生も一章を担当されていました。 それなりに横浜については知っていますが、それでも知らないことはいろいろとありました。 例えば、伊勢佐木町の不二家は戦後接収され、米軍将校のクラブとして使われていたことなど。 それで、あの不二家は、どこかムーディな建築様式になっているのかもしれません。 「私は貝になりたい」が横浜でのBC級戦犯裁判だったとか、「Bar Bar Bar」の意味は、スロットマシンの大当たりからだとか、「ザ・ゴールデン・カップス」のメンバーは全員セント・ジョセフの卒業生で英語が堪能だとか、ミニ情報がわかりました。 横浜中華街は家族連れが多く、世界一安全なチャイナタウンなんだそうです。 日本社会の法秩序のなせる結果とか。喜ばしいことです。 中でも一番興味を持ったのは、横浜ローザをライフワークにしている五大路子による、ハマのメリーさんの情報でした。 彼女は独自の調査を5年間続けて、噂と伝説に彩られたメリーさんの真の実像に迫ったとのこと。  通り名は雪子で、街角に数十年経っている間はマックス・ファクターの高価な化粧品に仕上げに石鹸の香りの香水を使っていたとのこと。 最後は貧しくなって資生堂の500円のドーランを使っていたというところが侘しさを誘います。 真っ白なドレスはクリーニング店に全て預けていたそうです。 すべてに行きつけの店を持っていたとのこと。 シンデレラ城には、本当にお姫様が住んでいるのかと、ディズニーランドに確かめに行ったこともあるそうな。 晩年は貧しく住む家もなく、雑居ビルの廊下をねぐらにしていたとのことです。 横浜の伝説として、忘れてはならない彼女についての事実がわかったことが、この本での大きな収穫でした。 すべて読めば、相当な横浜通になれること請け合いですが、あまりにマニアックすぎて、市外の人にはちょっとついていきにくいかも、と思えてしまうガイドブックです。

Posted byブクログ