変化に直面した教師たち の商品レビュー
思いやりあるアドバイスに感動
教師のやりがいとはなにかを改めて自分に問いかける良い機会になりました。 未だ精神疾患で休職から中途退職も余儀なくされる現役教員が増え続けているとのことです。 内容は東京都の教職員を参考にしていますが、その可能性は都内に留まらずどのような現場でも通じることだと思います。...
教師のやりがいとはなにかを改めて自分に問いかける良い機会になりました。 未だ精神疾患で休職から中途退職も余儀なくされる現役教員が増え続けているとのことです。 内容は東京都の教職員を参考にしていますが、その可能性は都内に留まらずどのような現場でも通じることだと思います。 教員として日々の雑用に追われて教師として自分を改めて革新する機会など皆無でしたが、本書を通じて前向きな自省をすることができました。 被験者たちが追い込まれる状況は決して他人事ではない臨場感あるもので、自分に置き換えて乗り切る思考回路を学ぶことができました。 教師の生き方のヒントというと自己啓発的になりがちですが、具体的な実践向きのアドバイスもあり、また著者の文体がとても思いやりに満ち溢れているのでどの言葉も素直に聞く耳を持てるところが秀逸に感じました。 教師の虎の巻とも言える金言に満ちていると思います。
lovely
特効薬あります
東京の教師たちの本音を赤裸々に取り上げて、なぜ退職まで追い込まれたのか、その原因と過程、見習うべきポイントをさまざまな角度からヒントを見つけ教えてくれる。 本書の刊行は5年前のものであるが、現在の新聞などにとりあげられている教職員休職の記事さながらの内容である。 つま...
東京の教師たちの本音を赤裸々に取り上げて、なぜ退職まで追い込まれたのか、その原因と過程、見習うべきポイントをさまざまな角度からヒントを見つけ教えてくれる。 本書の刊行は5年前のものであるが、現在の新聞などにとりあげられている教職員休職の記事さながらの内容である。 つまり状況は改善されるどころかあの頃から悪化し続けているのである。 関係者以外の方にも是非本書を読んでいただきたい。多くの教師が職業として悲鳴の声を上げているのである。 そのような状態の教師が教壇にたつ学校へ通っている子どもたちが満足な学校生活を送れるとは考えずらい。 教師の現状と本音を取り上げて、回避方法やストレス発散方法、教師の失いかけた意義を見つめ直させてくれます。 教職の仕事に疑問を抱えてる方たちにはなんらかの特効薬になるはずです。
14シティーチキン
実例が教えてくれること
数年前に書かれた本書ですが、当時の懸念以上の現実が未だ教育会全体に蔓延しさらに間違いなく増加の一途をたどっています。 本書で取り上げている東京という地域は特にその絶対数も多いため特に顕著であると思いますが、現代の教育会におけるさまざまな変化と体制、ストレスなどの板挟みが、東京に...
数年前に書かれた本書ですが、当時の懸念以上の現実が未だ教育会全体に蔓延しさらに間違いなく増加の一途をたどっています。 本書で取り上げている東京という地域は特にその絶対数も多いため特に顕著であると思いますが、現代の教育会におけるさまざまな変化と体制、ストレスなどの板挟みが、東京に限らず全国の教師達を精神疾患からのうつ病、さらには教師を休職へ、はては中途退職に追い込んでいると言えます。 自分の周囲にも教師としてのやりがいを見失いかけた方々は多く見うけられます。誰がその教師たちをどのように取り戻すことができるのでしょうか? 現場の問題すら理解や把握ができない管理職や教委会は手を差しのばしてくれるどころか自己責任を取り上げ教師としての能力不足と非難する風潮が依然あると思います。 まだまだ弱った教師たちへの認知と理解が少ないのであれば、やはり自力で教師として自分を鼓舞し成長していくしかないと思います。 本書では、なぜそのように追い込まれていったのかの現状把握と原因を教師の実例から取り上げ、どうすれば同じ結果にならないか、これからの新しい教師像とはどんなものかを具体策を持って提案してくれます。 嘆いているだけでは現状を変えることは難しいので、まずは現状把握と教師のこれからを考えさせてくれる本書は教師にとって必須の読み物だと思います。 現状を知って始め落ち込みましたが、読後かなりの勇気を頂きました。
streamodorfurnishu
失ったやりがいと現状を変えるヒント集
自分の周囲でも毎日の仕事量の多さに疲弊し、思うような教育実践まで手が回らず、教師にやりがいどころかストレスばかりが増え精神疾患スレスレな教師が多数おります。 学級崩壊やいじめ、不登校問題など増加の一途であり、解決に向けた明るい教育方針が未だ打ち出されず、 やりがい感を見いだせ...
自分の周囲でも毎日の仕事量の多さに疲弊し、思うような教育実践まで手が回らず、教師にやりがいどころかストレスばかりが増え精神疾患スレスレな教師が多数おります。 学級崩壊やいじめ、不登校問題など増加の一途であり、解決に向けた明るい教育方針が未だ打ち出されず、 やりがい感を見いだせない現場教師の現状は非常に厳しい。 本書は5年前の執筆であるが、その警鐘をよそに現状休職、退職を与儀なくされる教師は増え続けて、 さらに校内暴力などの問題も年々増加しているというニュースも耳にした。 良いニュースが一つもない現状、本書は教師たちに明るいメッセージとエールを数多く贈ってくれる。もちろんそのアドバイスは気休めの精神論や根性・がんばれといった浪花節ではなく、日常の中でできる具体的な方法ばかりである。 なぜ教師としてのやりがいを失っていくのか?その後失ったやりがいはどのように取り戻し、そして教師として今後どのように生きていくか?読後、自分なりの答えを導く大きなヒンと多くの勇気とやる気をもらえます。 このような内容を数年前から提示している本書は先見の明を持った名書であると思います。 疲弊されている全ての教師達にお奨めできます。
peaceclasspeaceschool
今まさに必見の書
本書の発行は4年前だが今なお教師が抱える問題をダイレクトに取り上げている。 文科省調査で昨年のうつ病などの精神疾患で休職した公立学校教員が過去最多であったという。 著者が懸念する問題が未だ解決していないどころか加速しつづけているのだ。 長時間労働や多様化する保護者の要望への...
本書の発行は4年前だが今なお教師が抱える問題をダイレクトに取り上げている。 文科省調査で昨年のうつ病などの精神疾患で休職した公立学校教員が過去最多であったという。 著者が懸念する問題が未だ解決していないどころか加速しつづけているのだ。 長時間労働や多様化する保護者の要望への対応、複雑化する生徒指導、職場の人間関係など、 自力で改善できず対処法を知ることも聞くこともなく自滅していってしまう教師が後をたたないらしい。 この残念な数字と結果より教師一個人の弱さだけを問題とせず学校側も本気でなんらか改善策を考えるべきである。 本書は根深いSOSをいち早く察知した作者が問題の核を広く全国のデータから解析して、 未然に防ぐ改善策やヒントを経験と実例から丁寧に解説している。 この問題を乗り切っていくための物理的な方法とアイデンティティ(個人の内面)の再構築という抜本的な考え方は ただ教師を鼓舞するだけの表面的な類ではなく目からうろこの内容であると言える。 現場の教師が直面している問題と作者が示す対処法は教育関係者必見の書である。 なぜなら私も本書のアイデンティティ再構築の考え方で絶望から救われた一人だからである。
二つ目を右
広い視野をもつこと
おそらく日本で一番人口の多い東京という環境の中での教師たち 人間関係おおそらく一番希薄な土地の中で起こった中途退職という犠牲を払った教師たち。 時代の犠牲者ではないかとも思えました。 乗り越えられないギリギリの中で踏ん張っている先輩たちを 焦れる思いで読みました。...
おそらく日本で一番人口の多い東京という環境の中での教師たち 人間関係おおそらく一番希薄な土地の中で起こった中途退職という犠牲を払った教師たち。 時代の犠牲者ではないかとも思えました。 乗り越えられないギリギリの中で踏ん張っている先輩たちを 焦れる思いで読みました。 直面した問題はさまざまですし、簡単ではないと思いますが、 時代の変化、時代の流れを感じ、 教職業だけでなく、 さまざまなことに興味を持ち 多角的に自分を見られるように 広い視野をもつことが大切であると教えられました。 その為にも普段から上手にゆとりを持つことが大切なんだと感じました。
realstudents
サポートの大切さ
若いときに通用していたやり方をそのままゴリ押しをして 結果現在の教育現場での変化についていけず取り残される教員は 自分も含めとくに年配層に未だ多いと思います。 今までの自分も 前面にでる役割だけでなく、 人のサポートする役割にも精力注ぎ その大切さや意義を学びたい...
若いときに通用していたやり方をそのままゴリ押しをして 結果現在の教育現場での変化についていけず取り残される教員は 自分も含めとくに年配層に未だ多いと思います。 今までの自分も 前面にでる役割だけでなく、 人のサポートする役割にも精力注ぎ その大切さや意義を学びたいと思いました。 ルーティンワークを感じている自分にとって モチベーションがあがりやる気が出てきました。
職員室住まい
退職して現実を前に
教育現場に起こった変化と それに対応しきれなかった教師たちの現実はとても読んでいてつらいものでした。 傍から見ればわかりそうでも、 実際その現場に自分が置かれれば、 その予防や知識がないと簡単に押しつぶれてしまう状況であると思う。 ゾッとする思いで最後まで読みました...
教育現場に起こった変化と それに対応しきれなかった教師たちの現実はとても読んでいてつらいものでした。 傍から見ればわかりそうでも、 実際その現場に自分が置かれれば、 その予防や知識がないと簡単に押しつぶれてしまう状況であると思う。 ゾッとする思いで最後まで読みました。 そんな苦悩な方々から生の声をいただき、 そこから見出される対応策はどれも現実に応用できるものばかりでした。 経験だけでなく、頭をやわらかくして望むべきであると思います。 仕事にルーティンを感じたらそれが一つのシグナルなのかも知れないですね。
全国一律ルーティン
すべての人間が遭遇する発達の問題
いかなる職業であれそこには必ずぶつかる壁とストレスに遭遇するものだと思います。 そのとき、その困難に押しつぶされることなく、前向きに取り組めるような体力と精神力・心を支えてくれるような環境をもっていることの大切さが書かれています。 中途退職する教師たちとそれを乗り越えられ...
いかなる職業であれそこには必ずぶつかる壁とストレスに遭遇するものだと思います。 そのとき、その困難に押しつぶされることなく、前向きに取り組めるような体力と精神力・心を支えてくれるような環境をもっていることの大切さが書かれています。 中途退職する教師たちとそれを乗り越えられた教師たちの違いを事例を通して 学ぶべきポイントとしてわかりやく描かれています。 自分の抱えている悩みも 事例に照らして発達課題として克服するヒントをいただいた気がします。
マイベスト教師
ライフラインに沿って
中途退職を余儀なくさせられた東京都教職員の方々から提供されたライフライン(過去の人生を横軸に記した折れ線グラフ)を参照にして、教員として・人として生き抜くヒント・アドバイスにとても勇気づけられました。 ルーティンになりがちな毎日を、 常に新たなモチベーションをもって教育...
中途退職を余儀なくさせられた東京都教職員の方々から提供されたライフライン(過去の人生を横軸に記した折れ線グラフ)を参照にして、教員として・人として生き抜くヒント・アドバイスにとても勇気づけられました。 ルーティンになりがちな毎日を、 常に新たなモチベーションをもって教育現場に向かえることは 何よりも自分のためになることだと思い出させてもらいました。
少林教師
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