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変化に直面した教師たち の商品レビュー

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理想と現実、そしてその後

かつては今までの教育現場を支えてきた中堅・ベテラン教師たちが 現在の激変する教育現場に対応しきれず、仕事へのやる気、さらには生きることのやりがい・意味を喪失したうえで、現場を中途で退いてしまうという現実の声を記載しています。 どの被験者の体験を読んでも 喪失までの過程と...

かつては今までの教育現場を支えてきた中堅・ベテラン教師たちが 現在の激変する教育現場に対応しきれず、仕事へのやる気、さらには生きることのやりがい・意味を喪失したうえで、現場を中途で退いてしまうという現実の声を記載しています。 どの被験者の体験を読んでも 喪失までの過程と心の変化は手に取るように共感できました。 はたしてその場で何ができるのであろうか? 人はそれほど強いのだろうか? 現場放棄してしまっても、誰も責められないような方々も散見されました。 それでもライフラインを使って、過去の自分の生きた史実を図に表し、 何ができるか、どのようにとらえて生きていけばよいか、やりがいのリセットをするか? など、自分を見失ったときの思考回路の支えにとても役にたつと思いました。 読み物としても 一読お勧めです。

stingstingsting

2009/10/04

分類=教育・教育改革(東京都)・教師・メンタルへルス。06年5月。問題視される東京都の教育改革のレポートとしても読むことが可能。

Posted byブクログ