1,800円以上の注文で送料無料

時をかける少女 新装版 の商品レビュー

3.3

380件のお客様レビュー

  1. 5つ

    34

  2. 4つ

    104

  3. 3つ

    162

  4. 2つ

    41

  5. 1つ

    8

レビューを投稿

2023/12/31

テレポ、タイムリープ系物語か。 この手の、2周目の人生とかデジャヴ系の設定は、よくある手法として珍しくもなく色々と見かけるけど、1967年の新作としては斬新なSFだったことでしょう。 しかもこの、時をかける少女は、メインではなく短編集の中の1作品なのに(知らんかった!)、漫画化さ...

テレポ、タイムリープ系物語か。 この手の、2周目の人生とかデジャヴ系の設定は、よくある手法として珍しくもなく色々と見かけるけど、1967年の新作としては斬新なSFだったことでしょう。 しかもこの、時をかける少女は、メインではなく短編集の中の1作品なのに(知らんかった!)、漫画化され映像化され、 カタチを変えながらリバイバルされて、いまなお舞台とかで上演されてるのってすごい。 もはや時かけ過ぎ! 初めて映画化されたのは自分が生まれた年のこと。 もはや古典! 主題歌も、ええなぁ耳に残る普遍的なメロディで、さっすがユーミン。 もはやクラシック! ケン・ソゴルが「原則として過去の時代の人に未来のことを話しちゃいけない」ってルールを言うてた。未来を知っているからこそ起こしてしまう行動によって、未来を少し変えてしまう。変わってしまう未来はいけないこと。でも結局は「火事が起こらない過去」を作って帰っちゃったね。 香りで蘇る記憶って、あるある。 そして、当時の、1967年のカシコブレーン筒井先生の予言にビックリ! ケン・ソゴルが言う西暦2600年代は、地球総人口増加、労働力過剰、地球から他の惑星に植民地や移住、原子力の平和利用、 そして普通の教育課程で卒業しても自動機械や電子頭脳に奪われる様な仕事にしか就けないため、 4歳で小学校入学〜18歳から五年間の中学課程〜そこからさらに高校課程の五年間を経て28歳で高卒となり、やっと仕事に就けるが、 そこからさらに専門分野に進学した場合は早くて38歳でようやく社会に出る。 つまり40歳過ぎてからの結婚・出産になり出生率低下により人口減少、 →この問題解決のために、3歳から11歳までの画期的な睡眠教育により全ての教育課程を修了させる技術が進歩してるんやってさ。 嘘やん!SFやん!少し不思議...どころの騒ぎではない。おーこわ。 何がこわいって、まさにそうなりそうやからこわい。

Posted byブクログ

2023/12/07

初めて読んだ。映画の印象が強いが、原作に忠実だったのだな。 言葉使いが旧いし、女性の振る舞いに違和感がバリバリなのだが、ベーシックなプロットと分かりやすい構成なのでサラッと読めた。 実験室で気絶した日から主人公和子の周辺で不思議な現象が起きる。友人二名と先生に相談したところ、タ...

初めて読んだ。映画の印象が強いが、原作に忠実だったのだな。 言葉使いが旧いし、女性の振る舞いに違和感がバリバリなのだが、ベーシックなプロットと分かりやすい構成なのでサラッと読めた。 実験室で気絶した日から主人公和子の周辺で不思議な現象が起きる。友人二名と先生に相談したところ、タイムリープする能力が発現したのだと気づく。普通の人間として生活したい和子は、タイムリープが起きないように解決方法を調べるが…。 映画を観たのでオチは知っているが、小説も面白かった。

Posted byブクログ

2023/11/11

よくメディアミックスされているのに未だに話を知らないのでいい加減読んでみようということで。意外と短い話でびっくり。会話に古さを感じるけど仕方ないかな。学生同士のSF×ロマンス、いわゆるジュブナイル?若いときに読んだらロマンを感じたかもしれないけどこの時代、この年齢になってはもうさ...

よくメディアミックスされているのに未だに話を知らないのでいい加減読んでみようということで。意外と短い話でびっくり。会話に古さを感じるけど仕方ないかな。学生同士のSF×ロマンス、いわゆるジュブナイル?若いときに読んだらロマンを感じたかもしれないけどこの時代、この年齢になってはもうさすがに響かない笑 むしろ筒井康隆の著書は小学生の頃に家にあったメタモルフォセス群島やら奇特な設定の短編集ばかり読んでいたので、こんなに爽やかな話も書く人なのだとは知らなかった。ある意味で物足りない笑

Posted byブクログ

2023/11/09

表題作のほか、短編2編を収録しています。 「時をかける少女」は、ある日とつぜん、過去にタイム・リープする能力を身につけることになった芳山和子を主人公とする物語です。彼女は、理科実験室で割れた試験管からこぼれ出した液体のにおいをかいでしまいます。次の日の朝、クラスメイトの浅倉吾朗...

表題作のほか、短編2編を収録しています。 「時をかける少女」は、ある日とつぜん、過去にタイム・リープする能力を身につけることになった芳山和子を主人公とする物語です。彼女は、理科実験室で割れた試験管からこぼれ出した液体のにおいをかいでしまいます。次の日の朝、クラスメイトの浅倉吾朗とともに登校中の彼女に、暴走トラックが突っ込んできて、危機一髪のところで彼女は時間を超えて前日にもどってしまいます。その後彼女は、不思議な能力をさずかった時間にもどり、そこにすがたを現わしたクラスメイトの深町一夫から、思いもかけない真実を伝えられることになります。 「悪夢の真相」では、般若のお面に異常なほどの恐怖をおぼえる昌子が、過去のトラウマとなった事件の真相を知ることになります。「果てしなき多元宇宙」は、暢子という少女が並行世界に移動してしまう物語です。 「時をかける少女」は、1965年に雑誌に発表されたジュブナイル小説で、この分野の古典的な名作といえるのかもしれません。現代のライト・ノベルにくらべるとずっとシンプルなストーリーで、ノスタルジアをあじわうことができるように思います。

Posted byブクログ

2023/11/05

とても淡い、恋と呼べるかも分からない、そんなSFものの小説でした。 とても読みやすく、さっぱりした印象を受ける小説でした。三話、話が入っており、どの話もつながりのない話でした。 以下タイトルです。 時をかける少女 悪夢の真相 果てしなき多元宇宙

Posted byブクログ

2023/10/20

一度読んだことはあるが、やっぱり時をかける少女のラスト展開は切ない。 SFは今の自分にはあまりワクワクするものではないな…大人になったなと…

Posted byブクログ

2023/09/10

昔読んだことがある小説、というわけでもなく、映画版を見たわけでもないけれど、読んでいて不思議と懐かしい感覚が蘇ってくる作品でした。 児童向けに書かれた作品ということもあって、キャラやストーリーラインは分かりやすく、発表された時代もあって、登場人物の口調や文章も今読むと古さを感じ...

昔読んだことがある小説、というわけでもなく、映画版を見たわけでもないけれど、読んでいて不思議と懐かしい感覚が蘇ってくる作品でした。 児童向けに書かれた作品ということもあって、キャラやストーリーラインは分かりやすく、発表された時代もあって、登場人物の口調や文章も今読むと古さを感じます。しかしそれらがいずれも、昔児童文学を読んでいた時のノスタルジックな雰囲気を思い出させます。 収録作品は3編。 表題作「時をかける少女」は、ラストの切なさと甘酸っぱさが、やはり最大の読みどころなのだなあ、と思います。突如、タイムループを繰り返すようになった少女。その謎から引き込み、少女の戸惑いと不可思議な状況、友人に迫る危機、そして切ない結末と、タイムループ物であったり、時間SFのおいしいところが濃縮された話だと思います。 自分と時間SFの出会いであり、そして時間SFの面白さを知ったきっかけは、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』だったけど、タイミングが違えばこの「時をかける少女」が、その位置に収まっていたのだろうと思います。 あとは『果てしなき多元宇宙』も懐かしい感じでした。ネタとしてはパラレルワールドものなんだけど、ドタバタコメディ要素のあるSFで、違う世界の自分、例えば勉強ができる自分だったり、芸能人だったりする自分を、空想する子どもにとって共感しやすい話なのかなと思います。 あとはラストの感じが、ギャグマンガっぽさがありそれも懐かしい。よくよく考えるとストーリー的には別に何も解決してないけど、なぜか「これでいいのだ」感がある (笑) 細かいところを気にしない勢いやぶった切り感、雑な主人公の扱い、いずれもノスタルジック。 総じて懐かしい雰囲気のある作品集でした。こういう本をずっと読んでいても、読書するだけで一目置かれた時代に戻りたいなあ、とも思ってしまいました。

Posted byブクログ

2023/09/08

一つストーリーかと思ったけど短編集的なやつだった。前半のストーリーは伏線で後半回収されるのかと読み進めていったのでその辺りが残念だった。よくあるSFで入り易く、読み進める事ができた

Posted byブクログ

2023/08/05

心理描写がさすが!中高生向けに書かれた小説だけあって、ストーリーが簡潔で分かりやすい。 何度もドラマやアニメで映像化されるだけあるなぁと思った。 時代背景も土曜授業の設定があったりして懐かしさを感じさせる。

Posted byブクログ

2023/06/21

時をかける少女って短編なんや。読みやすくていいね。 当時はマルチバースとか全然取り扱ってなかったと思うから…時代の先駆けやな…まさに…時をかける…

Posted byブクログ