月曜日は赤 の商品レビュー
人に本を読んでいる時「どんな話か?」といわれて、 読んでいる最中という事もあったが一言では説明できなかった。 読み終わったら今説明するとするなら「共感覚の話」というだろう。 読んでいるときに思ったのはこれは一人の中の事象であるということ。 共感覚を持っているわけではないが共感し...
人に本を読んでいる時「どんな話か?」といわれて、 読んでいる最中という事もあったが一言では説明できなかった。 読み終わったら今説明するとするなら「共感覚の話」というだろう。 読んでいるときに思ったのはこれは一人の中の事象であるということ。 共感覚を持っているわけではないが共感した。 においがしてくるわけではないが、私は普段こういうふうに世界が見えればいいなと思っていて、想像することもあるからとても面白く読めた。 けれどこの人たちは想像しなくても見えるという事だ。羨ましい。 そんな想像しなくても見える少年が引き起こしたアレコレの話だった。 ストーリーも中々だが、ひとつひとつの表現の仕方に眼を向けてほしい。 作者はそれと、共感覚を絡めていると感じた。
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★5つでもいいんじゃないかってぐらいだけどセンスのない私には理解できない部分もあったので。 頭の中めちゃくちゃのメリーゴーランドみたいな、そんな空間。サイケデリック? 好きな人分かれると思うけど私はお気に入りです。
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共感覚をテーマにしたお話を読んだのは これで2冊目。数字や曜日に色がついて見える感覚って どんな感じなんだろう。。と思いつつ不思議な物語に引き込まれました。
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ルークが病院で目を覚ますと感覚が一変していた。頭の中には言葉があふれ、言葉が色で見え匂いが音として感じられる。そして奇妙な化け物が「言葉の力で世界を変えよう」としきりに誘ってくる。 共感覚に目覚めた少年の成長物語。 五感が混ざり合い同時に感じられる共感覚。作者が作ったのかと思...
ルークが病院で目を覚ますと感覚が一変していた。頭の中には言葉があふれ、言葉が色で見え匂いが音として感じられる。そして奇妙な化け物が「言葉の力で世界を変えよう」としきりに誘ってくる。 共感覚に目覚めた少年の成長物語。 五感が混ざり合い同時に感じられる共感覚。作者が作ったのかと思ったのですが、本当にあるものなのですね。生まれながらに持っているならともかく、突然そんな風に感じられるようになってしまったら相当鬱陶しいものだと思います。 この主人公の少年も病気から生還した後で共感覚を身につけ、そのせいか不気味な化け物がまるで頭の中に住みついたようになってしまいます。それはこの年代の子が普通に持つような欲望や向かいどころのない怒りなどの具現化とみられるし、一度は誘惑に屈しそうになりながらも打ち勝ち、新たな自分へと一歩を踏み出すといった成長物語だと読みかえることが出来るでしょうね。 そのようなことを抜きにして読んでみてもこの言葉の洪水に圧倒されてしまいます。毒々しいほどの表現に最初こそ戸惑いましたが、幻想の世界が砕け散った後に小さな夢の欠片を拾い上げるようなラストと相まって、なんとも言えない雰囲気を作り上げています。
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「共感覚」言葉を聞くと色を思い浮かべたり、音を聞くと味を感じる感覚。 誰にでもある感覚らしいが成長していく過程で消えていくらしいです。芸術家などの中には持ち続けている人もいるらしいです。 病気をきっかけに、共感覚と言葉で世界を変えられる能力を手にした少年の物語。 私がとや...
「共感覚」言葉を聞くと色を思い浮かべたり、音を聞くと味を感じる感覚。 誰にでもある感覚らしいが成長していく過程で消えていくらしいです。芸術家などの中には持ち続けている人もいるらしいです。 病気をきっかけに、共感覚と言葉で世界を変えられる能力を手にした少年の物語。 私がとやかく書く必要は無いです。 読んで言葉の力を感じて下さい。
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