1,800円以上の注文で送料無料

家族になったスズメのチュン の商品レビュー

3.9

9件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    5

  3. 3つ

    1

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/10/28

竹田津先生はきっと優しい人なんだろうし家の間取りの事情もあるだろうけど、猫やキツネとのゾーニングもせず、ハラハラ、ドキドキ。ではない。最初は野生環境に合わせたトレーニングをしていて良い話かと思ってたのに、居候認定してからは少量でも中毒症状の出るコーヒーを飲ませようとしたり、辛い麺...

竹田津先生はきっと優しい人なんだろうし家の間取りの事情もあるだろうけど、猫やキツネとのゾーニングもせず、ハラハラ、ドキドキ。ではない。最初は野生環境に合わせたトレーニングをしていて良い話かと思ってたのに、居候認定してからは少量でも中毒症状の出るコーヒーを飲ませようとしたり、辛い麺を食べさせて笑っていたり、動物を飼育するのに擬人化して可愛がるなんて100年前の動物エッセイ読んでんのかと思いました。平成の獣医の話でびっくり。動物に優しくなるのは良いけど変な知識がつきませんように。

Posted byブクログ

2022/09/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

子供がいつもファンタジーばかり読んでいるので、たまには気分を変えてノンフィクションを選んでみました。 卵からかえったばかりのスズメのヒナが、作者である獣医さんの元に連れて来られました。 大切に育てられ、自然に帰す時が来ましたが…帰らず…。 可愛いだけではなく苦労話も書いているので、子供がむやみに「スズメ飼いたい」と言わないのが良かったです。 写真もたくさん載っていて、挿絵も可愛らしく、内容も楽しい本です。

Posted byブクログ

2021/08/08

スズメのチュンは、ヒナのとき、死にそうな状態でひろわれて、獣医の竹田津先生のところへ持ちこまれました。すっかり元気に成長して、家族の一員となったチュンは、どうやら、自分を人間だと思っているようです。 、、、野生動物は、「無主物」(誰のものでもないということ)といって、どんな人で...

スズメのチュンは、ヒナのとき、死にそうな状態でひろわれて、獣医の竹田津先生のところへ持ちこまれました。すっかり元気に成長して、家族の一員となったチュンは、どうやら、自分を人間だと思っているようです。 、、、野生動物は、「無主物」(誰のものでもないということ)といって、どんな人であろうとも、この日本では、飼ってはいけません。獣医師であっても、治療のための入院も、違法であるという役人もいるそうです。そのうえ、誰も、診療費、入院費を支払ってくれません。そこで、つれられてくる野生動物の患者さんは、困った存在であるのです。 こまったもの、といいながらも、野生動物を治療し、自然の中へ退院させるまで、こまごまと奮闘する、そして、動物の気持ちになって、考えている、竹田津先生に、頭が下がります。 スズメが家族の一員となるということは、法律違反なことであるので、先生は、なんとかチュンを自然を返そうとするのですが、チュンは、外に出ていこうとしません。チュンは、外が、こわいのだ、と、先生はチュンの気持ちを思いやります。 かくして、元気いっぱいの、猛鳥となったチュン。人を襲ったり、先生の奥さんに、求愛行動をとったりと、個性いっぱいのふるまいをします。 手のなかに丸まって、入りたがったり、ふところのなかに入りたがったり、先生の奥さんの濡れた髪が、大好きだったりと、懐いているのが、かわいいところ。 写真もたくさんあって、かわいいイラストもあり、楽しんで読めます。 、、、図書館で、文庫本が無かったので、単行本を借りてきました。皆さんのレビューを読むと、チュンは自然に戻ったようなのですが、単行本のなかでは、チュンはまだ竹田津先生と一緒に暮しているので、気になります。 ……小さな小さな声で、妻と話をしている。いつまでもいつまでも話をしている。、、、テーブルの上のポットの上で、先生の奥さんと話をしているチュンの写真が、とても可愛らしかった。

Posted byブクログ

2017/10/06

先日は、英国女性クレア・キップスの「ある小さなスズメの記録」を読みました。クレランスというスズメと老ピアニストの12年にわたる感動の実話でした。今回「家族になったスズメのチュン」(1997刊行、2006.9文庫化)を読みました。生まれてまもなく死にそうな状態で少年に拾われ獣医の著...

先日は、英国女性クレア・キップスの「ある小さなスズメの記録」を読みました。クレランスというスズメと老ピアニストの12年にわたる感動の実話でした。今回「家族になったスズメのチュン」(1997刊行、2006.9文庫化)を読みました。生まれてまもなく死にそうな状態で少年に拾われ獣医の著者のところに持ち込まれたスズメのチュンの話です。野生の動物を飼うことは禁じられてますが、緊急避難的に入院という形で治療し、長くて3ヶ月ぐらいで退院(自然に帰る)だそうです。ところがチュンは家の中がいいのか、外が怖いのかいつまでもw

Posted byブクログ

2014/09/28

北海道の獣医さんの体験記。こども向けの本なのですぐ読めます。 野性動物保護の難しさと、自分を人間と思っている雀のチュンの可愛らしさが書かれています。 愛鳥がかわいくて、鳥の本を読んでみました。

Posted byブクログ

2012/03/21

スズメって結構怖い鳥なのですねえ。うちも野生の小鳥が似たような状態で家にいたことがあるので、生態に興味しんしんでした。

Posted byブクログ

2011/12/28

獣医である竹田津先生のもとに、瀕死の状態で持ち込まれた雛鳥。それがスズメのチュンでした。北海道で獣医を営む先生のところには、家畜だけでなく、いろんな野生動物が連れてこられます。もちろん、野生は野に戻すのが原則ですが、チュンはちょっとばかり変わったスズメでした。人の手で育てられたチ...

獣医である竹田津先生のもとに、瀕死の状態で持ち込まれた雛鳥。それがスズメのチュンでした。北海道で獣医を営む先生のところには、家畜だけでなく、いろんな野生動物が連れてこられます。もちろん、野生は野に戻すのが原則ですが、チュンはちょっとばかり変わったスズメでした。人の手で育てられたチュンは、自分を人間と思いこんでしまったようです。チュンを中心に繰り広げられるドタバタ騒ぎ。これは先生の治療によって命を取り戻した、スズメの成長物語です。 以前、竹田津先生の著書〝子ぎつねヘレンがのこしたもの〟も読ませていただきましたが、獣医という仕事のたいへんさと、その優しいお人柄が、いずれの本からも伝わってきました。 動物や小鳥が愛しく思えるのは、彼らが感情を素直に表現できるからなのかもしれませんネッ。

Posted byブクログ

2011/03/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

落ちてしまったスズメの巣から瀕死のヒナが拾われ、無事に元気に成長するとっても運の強いスズメのチュンのお話。 人と鳥のふれあいに温かい気持ちになりました。 写真もとってもかわいいです。 最後の退院の仕方がなんともあっけないというか・・・自然というか・・・チュンにとってはかわいそうなのか・・いいことなのか。

Posted byブクログ

2009/10/04

2006年9月読了子ぎつねヘレンの原作者の本。野生動物の世話をしながら獣医を営んでおり、その中のスズメの子にスポットを当てて書かれています。写真も豊富にありますが、「写真だけで楽しむ」という作品ではありません。手の中にスズメがすっぽり入った写真を観て、私もこんな体験をしてみたいと...

2006年9月読了子ぎつねヘレンの原作者の本。野生動物の世話をしながら獣医を営んでおり、その中のスズメの子にスポットを当てて書かれています。写真も豊富にありますが、「写真だけで楽しむ」という作品ではありません。手の中にスズメがすっぽり入った写真を観て、私もこんな体験をしてみたいと思ったり、やはり野生動物は野生に帰れるのが一番だよな、と思ったり。色々と自分の中で考えをめぐらせることが出来ました。

Posted byブクログ