日本語不思議図鑑 の商品レビュー
行きつけの書店で、ゆる言語学ラジオ(人気YouTubeチャンネル)が選んだ「言語学出版社フォーラムの本」フェアというのが始まってて、そのなかから「へえー、こんな本が出てたんだ」と手に取った2冊目。2006年刊。初出誌などは特になく、既刊の専門書から一般向けに書き下ろしたらしい。 ...
行きつけの書店で、ゆる言語学ラジオ(人気YouTubeチャンネル)が選んだ「言語学出版社フォーラムの本」フェアというのが始まってて、そのなかから「へえー、こんな本が出てたんだ」と手に取った2冊目。2006年刊。初出誌などは特になく、既刊の専門書から一般向けに書き下ろしたらしい。 つかみの「以上」か「以下」かはときどきツイッターでも議論になる(「9時5分前」「一時間弱」などの解釈なども類例か)。以下、助詞の交替や動詞の用法、「一時間おき」と「一日おき」、「ある」と「いる」、間投詞や役割語、表情の演出まで20の正解がひとつではない疑問にこたえていく。数字の使い方解釈の仕方と助詞の話題が多い。「別の考え方もあるのでは?」と思わされる項目もあるけれど、全体には言葉のとらえどころのなさとおもしろさが伝わってくるもので、楽しく読んだ。
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入門書。「ある」と「いる」や、「も」の用法は面白かった。 とりあえず中高生に読んでもらって日本語っておもしろ!って思ってもらいたいところだが、ラブホのところは読ませづらいだろうなあと思うと大人向けなのかな?
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こういうテーマはものすごく好きだし、取り上げ方もユーモアがあって面白い。けど説明が分かり辛かったり、語や例ももう少し良いものを選べるのでは?と思ってしまった。私の理解力が足りないということも考えられるけど。「一時間おき」と「一日おき」の項が個人的には良かった。
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