「個」を見つめるダイアローグ の商品レビュー
タイトルそのまま。十年前に行われた対談だけどそれがそのまま有効なのはどういうことだろう。ちゃんと暗くなるなら暗くなり、明るい展望をクラフトするしかない。きちんと経験し、考えている人同士の意義のある対談を聴かせてもらったかなという感じ。
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穣一がいい。日本はみんな問題だ危機だといいながら遠いところをボンヤリみているようなところがある。旧パラダイムの米軍と対比してアルカイーダをこう論じる。曰く それぞれが決定権をもつ分散型のITを駆使したネットワーク組織。ミッションだけ共有してあとは勝手にやれと。 組織論としては確か...
穣一がいい。日本はみんな問題だ危機だといいながら遠いところをボンヤリみているようなところがある。旧パラダイムの米軍と対比してアルカイーダをこう論じる。曰く それぞれが決定権をもつ分散型のITを駆使したネットワーク組織。ミッションだけ共有してあとは勝手にやれと。 組織論としては確かにそうだろうなあと思う。
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もう8年も前に発行された本なのに、今読んでもしっくり来る。 何処を読んでも面白いけど、ヒップホップが流行った理由を分析した一節は特に面白かった。
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時間は経過してしまっていますが、お二人の確かな視点からの雑談(敢えて)は、今の瞬間もとても啓発されることが多いです。時間が経過している分、その視座の確かさを証明している部分もあります。 伊藤譲一氏は、この後MITのメディアラボ所長に就任していますし、村上龍氏の時代への提言活動は...
時間は経過してしまっていますが、お二人の確かな視点からの雑談(敢えて)は、今の瞬間もとても啓発されることが多いです。時間が経過している分、その視座の確かさを証明している部分もあります。 伊藤譲一氏は、この後MITのメディアラボ所長に就任していますし、村上龍氏の時代への提言活動は小説のという形を大きく逸脱してその後も展開されている。カンブリア宮殿も大好きな番組の一つです。 世界的視野で国を、時代を憂う。憂いているだけでなく、行動で示し続けている。ただ憧れることなく、自身のグローバルな視座を鍛えたい。
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価値観は自分で決めろ。 その一言に尽きると思う。 あとは、リスクを先延ばしにするのが人間というものだが、それは合理的でないということ。 その通りであり、また、反省するところでもあった。
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メディアの古い体質、老後の資産形成問題、原発内でのロボット活用、「コンテクスト」という考え方、世間を騒がせた「ステマ」、ソーシャルな社会の到来など、今、日本が直面している事について、2006年に出版されたこの本に結構書かれています。驚き!
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2010/10/18読了. ・日本全体が「決定権」と「責任」の所在を曖昧にしたまま ・何をしていいのか分からず過ごすということは,時間と資源を無駄に消費している ・二宮金次郎の話(600もの藩を立て直した).ヒューマニズムよりも経済合理性のセンスが優れていた. →人間は合理的なも...
2010/10/18読了. ・日本全体が「決定権」と「責任」の所在を曖昧にしたまま ・何をしていいのか分からず過ごすということは,時間と資源を無駄に消費している ・二宮金次郎の話(600もの藩を立て直した).ヒューマニズムよりも経済合理性のセンスが優れていた. →人間は合理的なものなら受け入れる. ・情報化社会はトップダウン型ではなく,分散型ネットワークである.それゆえ,個人が決定権を持つ事が重要となる 【感想】 戦後復興後の高度経済成長を経験して,ある程度豊かになった日本において,豊かになった事で結果的にやるべき事を失った人が増えた(私を含め).情報化社会でますます世界と否が応にも繋がらざるをえない現代で,どう生きていくかということを改めて考えさせられた.
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有名になるということは、信頼や尊敬の念を不特定多数の人たちから得たいということ。 人間はコミュニケーションする動物だから、何か伝わっただけでもきっとうれしい。 ものづくりが中心だったころは、ひたすら頑張っていればそれでよかったけど、情報社会では人と違うことを考えたり、その情報を加...
有名になるということは、信頼や尊敬の念を不特定多数の人たちから得たいということ。 人間はコミュニケーションする動物だから、何か伝わっただけでもきっとうれしい。 ものづくりが中心だったころは、ひたすら頑張っていればそれでよかったけど、情報社会では人と違うことを考えたり、その情報を加工することが価値を生む。 決定権と責任はワンセット。映画の撮影なら演出はディレクター、資金はプロデューサーと役割がわかれ責任もはっきりしている。 日本は「よくわからないから聞いてみよう」という意識が希薄。一つ一つチェックしていくには相当労力もかかる。 進化論では数が多いと進化がが遅れる。ちょっと異変が起きても、まわりの多数に影響されてまた一緒になる。離れたところでグループを形成しているほうが進化していく。
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~>「個」としてハッピーであるために 一人でもできることは少なくない。 対話は、2005年6月にスタート。約9カ月間に及んだ。 幅広いテーマに鋭い洞察力を持つ作家・村上龍氏と日本を外部から見つめる国際人としての目を持つ伊藤穰一。この二人の「ダイアローグ(対話)」は、日本の...
~>「個」としてハッピーであるために 一人でもできることは少なくない。 対話は、2005年6月にスタート。約9カ月間に及んだ。 幅広いテーマに鋭い洞察力を持つ作家・村上龍氏と日本を外部から見つめる国際人としての目を持つ伊藤穰一。この二人の「ダイアローグ(対話)」は、日本の経済、教育、政治、メディア、エンターテインメントとあらゆるテーマにおける日本固有の現象や問題などに焦点をあて積み重ねられた。 そして、この対話が新鮮な化学反応を引き起こし、読み手に新たな見識をもたらし、私たち「個々人」が、日々の生活で何を意識し、どのような行動をおこせば、ハッピーになれるのか、そのヒントが随所に盛り込まれている作品となっている。~ 曖昧な問題をわかりやすく、楽しく伝えてくれます。読み始めたら止まらない!
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IT界の伝道師・伊藤 穰一氏との対談集。 対談集なので、サラッと読めます。 なかなか良い対談集でした。 既存の価値観に対し、何も疑問を持たないあなた。 物事の真相を見ようとしない、見れていないあなた。 その姿勢改めたほうがいいですよ。 と、村上龍は小説...
IT界の伝道師・伊藤 穰一氏との対談集。 対談集なので、サラッと読めます。 なかなか良い対談集でした。 既存の価値観に対し、何も疑問を持たないあなた。 物事の真相を見ようとしない、見れていないあなた。 その姿勢改めたほうがいいですよ。 と、村上龍は小説でも、エッセイでも、対談集でも僕らに伝えてくれる。 日々なんとなく生きてしまっている人は、この本を読んでそんな生き方やめてしまいましょう。
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