イサナと不知火のきみ の商品レビュー
イサナのような跳ねっ返りは好感が持てるね クレは結局どんな人なのかな 中国系? ヒコナは龍で神様みたいだ
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おそらく縄文〜弥生の世を舞台にした、海洋ファンタジー! 男勝りのイサナとクレの仲が可愛らしいし、ストーリーは正統派でドキドキする。面白い。
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※このレビューにはネタバレを含みます
龍って言うのは不思議な生き物ですよね~。 多くの場合生き物にはその種固有の「生息地」があったりするものですが、西洋のファンタジーに出てくる龍(というよりドラゴン)はその大半が山にいるような気がするけれど、我が日本国では「水」というキーワードだけは共通しているものの、「海神」だったり「山の神」だったりするんですから。 まあ、それもこれも「想像の産物」故なのかもしれませんが・・・・・。 でもそんな風に神出鬼没(?)な存在であるだけに、この物語で不知火のきみの子供であるヒコナ(実は龍神)が松の木に宿って成長したな~んていう荒唐無稽な出だしであっても、「まあ、龍ならさもありなん・・・・・」と何となく納得させられちゃうんですよね~(苦笑)。 この物語は連作なので、この「イサナと不知火のきみ」だけだと、このファンタジーに登場するすべての人たちの顔見世と言う感じで幕を下ろしてしまうんだけど、今回の物語はどうやら「綿津見一族 & 不知火の神 & 龍神連合軍」(善) vs. 「シャチに率いられた禍々しい海洋生物連合軍」(悪)の闘いの物語・・・・・という展開になるようです。 相も変わらずたつみや作品らしい「善 vs. 悪」の対立の物語なんですねぇ。 まあ、これが児童文学の書き方の鉄則なのかもしれませんが・・・・・・。 絵画的な描写という意味ではやはりだいぶ洗練されてきた感じはあって、東逸子さんの秀逸な挿絵の力もあって、一つ一つの場面がくっきりと想像できる美しい物語だと感じたけれど、はてさて、この物語はどんな風に収束していくのかしら・・・・・・。 それにご本人もあとがきで仰っているけど、「最強肉食海洋生物;海のギャング」と呼ばれるからといってシャチを悪役にしちゃっていいのかなぁ・・・・。 彼らだって肉食獣(魚?)として生まれちゃっただけで、そこに善悪な~んていう感情はないのにねぇ。 (全文はブログにて)
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表紙の綺麗さにひかれて借りた本でした。 舞台は古代日本。海の側で生きる巫女のイサナが主人公。 本当は男のように船長になり、旅をしたいという夢を持っていて 格好もまるで少年のよう。でも冒険のなかでちょこちょこと現れる 少女っぽさがかわいらしかったりして。 ストーリーは龍王である「不...
表紙の綺麗さにひかれて借りた本でした。 舞台は古代日本。海の側で生きる巫女のイサナが主人公。 本当は男のように船長になり、旅をしたいという夢を持っていて 格好もまるで少年のよう。でも冒険のなかでちょこちょこと現れる 少女っぽさがかわいらしかったりして。 ストーリーは龍王である「不知火のきみ」との出会いと、 悪者のシャチの一味との対決を描いたもの。 龍なんて完全に架空の話なんだけれど、何故かドキドキしてしまって…。 すっかりイサナになった気分でした。 巫女の世界のちょっと不思議な感じも味わえます。
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筆者の名前的に男性なのだろうか… 女性が書いたとしか思えない。 イサナは(他に意味があるかもしれないけど)なんとなく名前から受ける印象と同じく勇ましい少女。舟で遠くの海へ旅立つことを夢みて、舟をつくることを望んでいる。以前浜に気を失い倒れていた他国の少年クレと、龍の子であるヒコナ...
筆者の名前的に男性なのだろうか… 女性が書いたとしか思えない。 イサナは(他に意味があるかもしれないけど)なんとなく名前から受ける印象と同じく勇ましい少女。舟で遠くの海へ旅立つことを夢みて、舟をつくることを望んでいる。以前浜に気を失い倒れていた他国の少年クレと、龍の子であるヒコナという美少年・美形、イサナ自身も美少女、その兄や姉も美形ぞろいと目の前にいたらさぞかし眩しいと思うが、読んでるぶんには嬉しいと思う。 登場人物の喋りが現代的で、読んでて面白かった。まだ普通の少女よりも幼い内面を持つイサナの行動も、こういう子いるよなという感じがする。 イサナの成長と内面の変化が気になるので、とても続きが読みたい。似た作品としてはアランナに似てる?
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「月神」シリーズが久々に読みたくなったのに、無かったので代わりに借りてきました。 舞台が古代だし、似てるかなと思って。 ちょっと軽めで物足りない気もしましたが、児童書としてなら全然許容範囲。 ファンタジーの王道をいく感じです。
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日本の海洋ファンタジー。大和朝廷の時代、九州のとある一族の話。(海女族?) こういう物語、読みたいけどないから、書いてみたという著者さん。分かるわ〜〜 今回は男勝りの女の子が主人公。 龍のヒコナと、外つ国から流れ着いた少年クレ(機種流離?)とのトライアングルも面白い。 不知火の妃...
日本の海洋ファンタジー。大和朝廷の時代、九州のとある一族の話。(海女族?) こういう物語、読みたいけどないから、書いてみたという著者さん。分かるわ〜〜 今回は男勝りの女の子が主人公。 龍のヒコナと、外つ国から流れ着いた少年クレ(機種流離?)とのトライアングルも面白い。 不知火の妃の悪どさ、死者への呪い。ファンタジーのお膳立てはそろってます。 第一章 イサナ 第二章 綿津見の里 第三章 龍神松 第四章 ワニザメ 第五章 クレの秘密 第六章 不知火のきさき 第七章 陰謀 第八章 ジン爺の知恵 第九章 脱出 第十章 火のきみとサニワ 第十一章 船を造る
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半分くらい読んでからいやな予感がした。読みすすめるにつれてその思いは増し、読み終わってからそれは確信に変わった。 「うわぁ、やっぱり続いた……」 いや、勿論、続いたっていいのだけれど、いかんせん続きが気になって仕方が無い。おまけに、児童書と言うものは、なぜか続刊が出るのが遅いのだ...
半分くらい読んでからいやな予感がした。読みすすめるにつれてその思いは増し、読み終わってからそれは確信に変わった。 「うわぁ、やっぱり続いた……」 いや、勿論、続いたっていいのだけれど、いかんせん続きが気になって仕方が無い。おまけに、児童書と言うものは、なぜか続刊が出るのが遅いのだから始末が悪いのである。 これからどうなっていくのか実に楽しみ。早く続きが読みたいけれど、来年か再来年になるのかなぁ……。長い。次巻が出たときに、ちゃんとこの本の内容を覚えているかも心配。何故なら、月神シリーズは結構楽しんで読んだにもかかわらず、内容を全く思い出せないのだ。だから、裔を継ぐ者を読めずにいる。これを読むには、また始めから読まねばなるまい。少し面倒なので放置中です。 さて、このお話の主人公のイサナは、女の子なんだけど、男の子のあり方に憧れ、けれどもどうしても追いつけないところはあるということをわかっていて、なおかつその分努力しようとしているというかなり私好みのなかなか立派な姿勢を持っている子です。磨けば光るという美人設定もこれまたよし。けれど話が進んでいくにつれてクレ君を意識しだしてきて、それはまあいいんですが、それで女の子っぽくなっちゃったらいやだなぁと思う今日この頃であります。 龍のオギレ君も我侭尊大でむかっとくるんですけれど、憎めないんだなぁコレ。オギレの「本当の姿は実は超美形」設定もとても美味しいと思います笑。イサナとオギレがくっつけばいいのに。無理だろうな。この線で行くと。くそう。 クレの従者設定も初めはオイシイかなーと思ったけど、予想していたのと性格がずれてきてちょっと微妙に。やはり言葉の壁は大きいのか。そこは不思議パワーで何とかならんのか。ちょっとまどろっこしいなぁ。 なにはともはれ、悪の親玉「妃」を倒しにレッツァゴーゴー!!なんです。 ……これを読んだ何年後かの自分は、果たして内容を思い出せるのか。思い出せなかったらごめん私。
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和風海洋冒険ファンタジー。 描写がわかりやすくて、読書中は頭の中に映像が流れっぱなしでした。登場人物も魅力的で、特に男顔負けの勇敢さを持つイサナが大好きです。 早く続きが読みたい。
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