通訳席から世界が見える の商品レビュー
海外に留学したことがなくても帰国子女ではなくても、同時通訳者になれるということがわかりました。 人生で挫折も経験しながら、やはり筆者は前向きな心の持ち主で、それが成功に結びついたのだと思います。また、とても素直な方で、人間性も優れた方だと思いました。イメージ的に通訳者は気が強い人...
海外に留学したことがなくても帰国子女ではなくても、同時通訳者になれるということがわかりました。 人生で挫折も経験しながら、やはり筆者は前向きな心の持ち主で、それが成功に結びついたのだと思います。また、とても素直な方で、人間性も優れた方だと思いました。イメージ的に通訳者は気が強い人じゃないかと思ってましたが、そうではない人もいるのですね。 「本人が心に強く強く念じなければ、どんな夢も実現することはできない」という言葉がとても印象に残りました。
Posted by
大昔に購読していた朝日新聞社の週刊STに著者の連載コラムがあり、短い文章ながら行間からにじみ出る人柄に非常に好感を持っていて、いつか著書をきちんと読んでみたいと思っていました。 最近、古いSTを整理したのがきっかけで著者のことを思い出し、図書館で探して読んでみました。 想像してい...
大昔に購読していた朝日新聞社の週刊STに著者の連載コラムがあり、短い文章ながら行間からにじみ出る人柄に非常に好感を持っていて、いつか著書をきちんと読んでみたいと思っていました。 最近、古いSTを整理したのがきっかけで著者のことを思い出し、図書館で探して読んでみました。 想像していた以上に素晴らしい本でした。 同時通訳をこなせるのは、帰国子女か、英語圏に居住経験のある人だけだと思い込んでいましたが、それは大きな間違いでした。そのことに気づけただけでも読んで良かったと思いましたが、それ以上に、真摯に生きること、目の前にある仕事に全力で取り組むことが、人生にいかに多くの恩恵をもたらすかを教えてもらいました。 とにかく多くの人に読んでもらいたいです。通訳を使う人には必読と言ってもいいと思いますが、そうでなくても、英語に特に興味がない人も、非常に楽しめると思います。
Posted by
2001年に出された本であり、当時から12年経っている現在において本書から得られる客観的な情報の価値は高くはないのかもしれない。しかしながら、留学・海外生活の経験を持たずして同時通訳者になった著者の語る話は、通訳者志望ではない読者にも資するものだと思う。 特に心に残ったのは次の...
2001年に出された本であり、当時から12年経っている現在において本書から得られる客観的な情報の価値は高くはないのかもしれない。しかしながら、留学・海外生活の経験を持たずして同時通訳者になった著者の語る話は、通訳者志望ではない読者にも資するものだと思う。 特に心に残ったのは次の3点 ①メモとり 基本は「まず聞いて、わかったものを書きとめる」こと。通訳学校の生徒たちが陥りがちな悪循環は【聞こえたものをとりあえず書く(分からないとき)→注意がそがれて重要な部分を聞き逃す→ますます分からなくなる】というもの。「その場でわからない情報はあきらめること」が重要。 ②世間の無理解 通訳という仕事に関する知識の欠如・配慮の無さによる、日常的につきまとう問題について。 ・「お昼ご飯」にかき消された通訳 ・通訳席の真後ろでのおしゃべり ・視界をふさぐ参加者 ③生徒たちへ 本書は「教師だった筆者の架空のホームルーム」という形を取っている。ここでは、自身の経験に即した筆者からの助言を聞ける。 ・自殺について ・幸せとは ・やりたいこと 等々、ふとしたときにぶつかる問題を解くカギを見つけられるかもしれない。
Posted by
以前にも読んだけど、今回は共感するところがずっと多かった。実際に通訳をやってみてわかることがあるんだろう。
Posted by
朝2時起きで~と似ていて、人間性のわかる内容でした。 通訳の方はアサーティブな考え方をしっかり持っていらっしゃる方が多いように思う。 私もがんばろう!と思える本でした! 放送通訳、とっても憧れる!!
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
通訳の方に仕事を頼むときにも読むとよいと思いました。 能力を発揮してもらうためにちょっとした気遣いが大事。 「幸せをappreciateする能力」 という句が気に入りました。
Posted by
著者の新崎隆子さんは、おなじみの英語通訳者。 なぜ私がこの本を読みたくなったかというと、要約筆記者として要約筆記に携わっている私もまた、「聴覚障害者にとっての通訳者である」から。 現場の場数を踏めば踏むほど、新たな課題に出合い、迷いや悩みを抱えてしまう。 何かヒントはないかなーと...
著者の新崎隆子さんは、おなじみの英語通訳者。 なぜ私がこの本を読みたくなったかというと、要約筆記者として要約筆記に携わっている私もまた、「聴覚障害者にとっての通訳者である」から。 現場の場数を踏めば踏むほど、新たな課題に出合い、迷いや悩みを抱えてしまう。 何かヒントはないかなーという思いで、この本を手にとった。 で、新崎さんと私と徹底的に違うところ。。。 新崎さんは、本当に努力の人なのだ。 帰国子女でもなく、海外留学経験もなく、とことん努力をして、通訳のプロフェッショナルにのぼりつめた方。 私の場合は、努力はしても、「とことん」はしていないなーと感じてしまう。。。 英語教師をしていた新崎さんが心機一転、通訳を目指したのは、「子どもを失う」という喪失体験があり、それが大きなモチベーションになったということだった。。。 大きな喪失体験についてなら、私もある大きな喪失体験を持っているため、とても共感を覚えるところがあって、そんなところも合わせて参考になった。
Posted by
通訳を目指す方には、参考になる部分も多いかもしれません。他分野の者として参考になる部分が多い、普遍的な内容と言えるのは「朝2時起きで何でもできる!」のほうかなと思います。
Posted by
読みはじめたら、止まらなくなった。 努力と、勉強と、勉強で通訳者になった著者。 勉強の仕方に行き詰ったりしていたところに納得のいく解決方法があって、面白い。 けれど全く同じ内容の重複があったりして、何なんだろうと思う。 そして、「先生」としての立場のコメントやご自身の辛い...
読みはじめたら、止まらなくなった。 努力と、勉強と、勉強で通訳者になった著者。 勉強の仕方に行き詰ったりしていたところに納得のいく解決方法があって、面白い。 けれど全く同じ内容の重複があったりして、何なんだろうと思う。 そして、「先生」としての立場のコメントやご自身の辛い経験は、 別の本に書いたり、1つの章にまとまっていたりしたら全体のバランスがいいのに、と思った。 著者にとっては、この2つのことが、通訳者となっている現在から切り離すことが出来ないほど大切、 ということがわかるので好き好きだけれど。 妊娠、出産で諦める事が多いのかな、と思ったりした今日この頃だったので、 全体的には忘れていた気持ちを思い出したりできて、 嬉しい。 ものすごくモチベーションの上がる一冊。
Posted by
英語の先生をしてた著者が あるきっかけで通訳をはじめる。 努力して勉強して仕事として成立させていること そして、みんな宿題に苦労していることとかに勇気を少しもらえた。
Posted by
- 1
- 2