通訳席から世界が見える の商品レビュー
30歳を過ぎてから通訳の勉強をはじめ、今ではプロの通訳者として通訳学校でも教鞭をとる著者によるエッセイ。副題に"A message after 22 years"とあるように、主に若い人に向けて、夢に向かって進んでいこうとする強い信念と努力の大切さを説くような...
30歳を過ぎてから通訳の勉強をはじめ、今ではプロの通訳者として通訳学校でも教鞭をとる著者によるエッセイ。副題に"A message after 22 years"とあるように、主に若い人に向けて、夢に向かって進んでいこうとする強い信念と努力の大切さを説くような本にもなっている。内容はこれまで味わった挫折や苦労、努力をするための工夫、通訳の現場の様子やエピソード、英語の学習についてなど多岐に渡っていてまとまりに欠くようにも思えるが、1つ1つはどれも興味深く読める。特にスペースシャトル・コロンビアの話は臨場感もあって面白い。個人的には、今自分がやっている仕事と通訳という仕事にはかなり似た部分があると思った。通訳や語学に興味がなくても、仕事に悩む人や、職業の選択に迷う高校生、大学生なんかにおすすめの1冊。(2008/02/01)
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要約筆記は通訳であるといわれている。では通訳とは一体なに?22年の経験のなかから生まれた言葉は、すぐには理解できないが、とても深いものを感じた。(図書館から借用)
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この本は、子を持つ親なら皆、読むべき本です。「最愛の息子さんの死」という耐えられない地獄から必死に、もがき苦しんで這い上がってきた人です。 苦しみから逃れるため、通訳の仕事にすがりつき、後に仕事の喜びを通して、苦しみと向き合う力をつけた一人の人間が描かれています。新崎さんの言葉...
この本は、子を持つ親なら皆、読むべき本です。「最愛の息子さんの死」という耐えられない地獄から必死に、もがき苦しんで這い上がってきた人です。 苦しみから逃れるため、通訳の仕事にすがりつき、後に仕事の喜びを通して、苦しみと向き合う力をつけた一人の人間が描かれています。新崎さんの言葉の一つ一つが読者の心に刻まれます。言葉にどしんと重みがあります。 英文には日本語訳がついているので、英語の得意でない人でも読めます。英語学習や通訳ノウハウといったレベルを超えた本です。
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